萩尾望都の新著『一度きりの大泉の話』が4月22日に刊行される。
同書には、萩尾望都の1970年10月から約2年間にわたる「大泉時代」の回想のほか、大泉を出て田舎へ引っ越した理由、当時の交友関係、『トーマの心臓』の連載、『ポーの一族』第1巻、『小鳥の巣』、創作への想い、尽きることのない漫画への愛、現在の心境などについて綴った約12万字の書き下ろしエッセイを掲載。加えて、マネージャーの城章子による「萩尾望都が萩尾望都であるために」、1970年代に描き溜めた未発表スケッチ、漫画『ハワードさんの新聞広告』などを収録している。表紙には『ポーの一族』連載時の1976年発行の雑誌に一度掲載され、単行本に収載されていない絵を使用している。
帯文には「大泉に住んでいた時代のことはほとんど誰にもお話せず、忘れてというか、封印していました。しかし今回は、その当時の大泉のことを初めてお話しようと思います」と記されている。
- 書籍情報
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『一度きりの大泉の話』
2021年4月22日(木)発売予定著者:萩尾望都 価格:1,800円(税抜) 発行:河出書房新社
Special Feature
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