日露合作映画『ハチとパルマの物語』の日本版オリジナルポスタービジュアルが到着した。
5月28日から公開される同作は、モスクワのヴヌーコヴォ国際で2年間飼い主を待ち続けた忠犬パルマの実話をもとにした作品。旧ソ連時代の1970年代を舞台に、検査の手違いから空港に置き去りにされ、滑走路の傍で飼い主を待ち続ける犬パルマが、やがて1人の少年と出会う姿を描く。出演者に渡辺裕之、藤田朋子、アナスタシア、壇蜜、高松潤、山本修夢、早咲、阿部純子、堂珍嘉邦、アリーナ・ザギトワ、アレクサンドル・ドモガロフ、レオニド・バーソフ、ヴィクトル・ドブロヌラヴォフが名を連ねる。アレクサンドル・ドモガロフJr.が監督を務め、村上かのんと共に脚本を手掛けた。
ロシアでは3月18日から1676館で公開され、3月19日に5万5867人で単日動員数のトップ、週末4日間の累計動員数は39万9509人を記録。日露合作映画としては歴代トップとなる。今後はヨーロッパ全土でも上映予定。
日本版ポスタービジュアルには、オリジナルオーディションで200人の中から選ばれたレオニド・バーソフと、ジャーマンシェパードのリリア演じるパルマの姿が写し出されているほか、「今も愛され続ける、もうひとつのハチの物語」というコピーが添えられている。
ビジュアルについて、アレクサンドル・ドモガロフJr.監督は「日本の忠犬ハチと、ロシアの忠犬パルマ、両国で映画が公開できることは大変うれしく、犬たちが日露の友好をつなぐ映画になっています。このポスターも人と犬が友情でつながる姿が表現されていて、大変気に入っています」とコメント。
リリアに関しては「役を演じたリリアはまさに『女優』。大勢のスタッフや飛行機のエンジン音も怖がらず、どんなに遠くからでもカメラに向かって懸命に走り、待つべきときには静かに座り、どんな天気の日もわたしたちの要望に応え、完璧な演技してくれました」と評している。
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『ハチとパルマの物語』
2021年5月28日(金)から公開監督:アレクサンドル・ドモガロフJr. 脚本:アレクサンドル・ドモガロフJr.、村上かのん 出演: 渡辺裕之 藤田朋子 アナスタシア 壇蜜 高松潤 山本修夢 早咲 阿部純子 堂珍嘉邦 アリーナ・ザギトワ アレクサンドル・ドモガロフ レオニド・バーソフ ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ 配給:東京テアトル、平成プロジェクト
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