KDDIによる企画「三太郎・高杉くんの卒業お祝いムービー」のサプライズ取材動画が公開された。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で学校生活最後の1年間思い出作りがなかなかできなかった日本中の卒業生に、少しでも良い思い出を残してもらうために行なわれた同企画。約1000件の応募から選出された合計10校に「卒業お祝いムービー」が届けられ、そのうち4校にはエピソードを踏まえた三太郎の特別メッセージを盛り込んだ「超プレミアムムービー」が贈られた。
当選した学校、団体は、関西学院大学 献血実行委員会、沖縄県立球陽中学校3年A組、都城市立高崎中学校、相愛高等学校3年1組、学校法人鶏鳴学園 青翔開智中学校、中央区立中央小学校、江東区立深川第一中学校、新潟市立南中野山小学校、矢板市の小学校、中学校、高校、八幡浜市立真穴中学校。
学校法人鶏鳴学園 青翔開智中学校では、中学2年生が主催する卒業式で「卒業お祝いムービー」を披露するサプライズ企画を実施。公開された映像には松田翔太扮する桃太郎、桐谷健太扮する浦島太郎、濱田岳扮する金太郎、有村架純扮するかぐや姫が登場している。
サプライズ企画を担当した生徒は「すごく盛り上がって、『すごいね!』って声をたくさんもらえて嬉しかったです。みんな、何が起きているのか分からない、という感じで、すごく驚いていました。金ちゃんが『青翔開智中学校の卒業生のみなさん』と言うところで、『青翔開智ってしゃべった~』って喜んでいました。一生懸命準備してきたサプライズが成功して本当によかったです」と喜びを語った。
卒業生は「コロナ禍の学校生活では、混雑をさけるために始発に乗って学校に通ったり、学校行事が中止になったり、この1年は今までの“当たり前”を見直す場面が多くありました。卒業式も、出席者数を制限するなど規模を縮小しての実施となったことに寂しさを感じていました。私は、卒業と同時に京都に行くことになり、別れがつらかったのですが、まさかこのようなサプライズを企画してくれているとは思っていませんでした。三太郎さんたちのサプライズ動画のおかげで、最後に大きな思い出ができたし、高校でも頑張ろう!と、涙が吹っ飛ぶような元気をもらえました。本当に嬉しかったです」とコメント。
KDDIの担当者は「昨年に引き続き、今年もコロナ禍で卒業式がなくなったり、縮小したりしている状況です。そこでauが卒業生に向けて少しでも思い出に残るようなささやかなプレゼントはできないかと考え、この企画を立ち上げました」「この企画を通し、みなさんがコロナ禍でも明るく前向きに、できることを全力で頑張っていたことを知ることができました。また、仲間やご家族、先生、地域の方々といった多くの方との深い絆を知りました。これからもみなさんには三太郎たちや高杉くんたちのように仲間を大切に、周りの方と楽しく自分らしく過ごしてほしいです!」と述べている。