映画『ドリームランド』の「監督メッセージ&冒頭映像」が到着した。
4月9日から東京・新宿武蔵野館ほかで公開される同作は、1930年代半の荒涼としたテキサスを舞台に、大人の世界や刺激的な冒険に憧れながらも、退屈な日常に囚われている17歳の少年ユージンと、彼の心を奪った指名手配犯アリソンが「夢見る場所」を信じた共犯者として次第に気持ちを通わせていく姿を描いた作品。マーゴット・ロビーが自身の製作会社でプロデュースを手掛け、アリソン役を演じる。ユージン役にフィン・コールがキャスティング。
マーゴット・ロビーから抜擢されたマイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督はインタビューで「伊丹十三監督の『たんぽぽ』は親と観たので、エロティックなシーンは目をそらしてしたので、観ていない」「日本映画では『羅生門』『ハウス』『藪の中の黒猫』が好き。監督は、黒澤明、新藤兼人、小津安二郎、大林宣彦。『ドリームランド』は“家族”を扱っているので、小津作品から少しインスピレーションを受けた部分もあったかな」とコメント。
メッセージ映像には、マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督が「愛すること、生き延びること、逃れること、そして、夢見ることの物語です」と解説する様子や、「日本では4月9日に劇場で公開されるとのこと、興味を持って観て下さる方がいたら本当に嬉しく思います。私は1年近く映画館へ行くことができていないので、こうして今、日本の映画館で私たちの作品と見てもらえることが、本当にうれしいです。ありがとうございます」と語る場面などが映し出されている。
冒頭映像では、ユージンの妹フィービーが「私にできる唯一のこと」と異父兄について語るシーンや、2人の母オリビアとユージンの父ジョンが荒れた草原地帯に移住してくる場面、家族を残し出て行ったジョンから届いたポストカードをユージンが眺めるシーン、砂塵が舞う様子などが確認できる。マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督は、ジョンが出て行った1年後に母オリビアが再婚したジョージとの記念写真を撮影するカメラマン役で出演。
- 番組情報
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『ドリームランド』
2021年4月9日(金)から新宿武蔵野館ほか全国で公監督:マイルズ・ジョリス=ペイラフィット 出演: フィン・コール マーゴット・ロビー トラヴィス・フィメル ギャレット・ヘドランド 上映時間:101分 配給:ハピネット
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Crossing??
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