明石家さんまプロデュースの劇場アニメーション映画『漁港の肉子ちゃん』の追加ボイスキャストが発表された。
6月11日から公開される同作は、漁港の船に住む肉子ちゃんとキクコの2人きりの母娘の軌跡と成長を描いた西加奈子の同名小説をアニメ化するもの。監督を渡辺歩、キャラクターデザイン、総作画監督を小西賢一が務め、脚本を大島里美、アニメーション制作をSTUDIO4℃が手掛ける。「周囲をハッピーにする才能」に溢れる肉子ちゃん役を大竹しのぶ、肉子ちゃんの娘・キクコ役をCocomi、物語を支える二宮役を花江夏樹が演じる。
新たに出演が明らかになったのは、吉岡里帆、マツコ・デラックス、中村育二、石井いづみ、 山西惇、八十田勇一、下野紘。吉岡里帆は、肉子ちゃんの親友で親子関係の秘密をみう役、マツコ・デラックスは劇中番組に登場する霊媒師ダリシア役、中村育二は肉子ちゃんが働く焼き肉屋の大将サッサン役、声優オーディションの一般公募で選ばれた14歳の石井いづみはキクコの友人マリア役を演じる。
声優オーディションは2週間の募集期間中に1673通の応募が寄せられ、プロ、アマチュア含めて7歳から64歳までが参加した。最終審査は明石家さんまと渡辺歩監督立ち会いのもと実施。「声優になりたい」という夢を抱いてオーディションに応募したという石井は、同作で声優デビューを飾る。また、マリア役は逃したものの、オーディション参加者の本村玲奈、植野瑚子、原口紗綾が出演することが決定している。
吉岡里帆のコメント
肉子ちゃんが大きな声で笑うだけでそこは温かな空間になり、真っ直ぐな言葉にふと人生を想う。
愛情たっぷりの肝っ玉母ちゃんと成長期真っ只中の繊細な娘とのやり取りに、台本を読みながら思わず笑みが溢れました。さんまさんプロデュースにより、西加奈子さんの名作がアニメーション作品として瑞々しく劇場で公開される事、そしてそんな素敵な作品に一演者として参加出来る事、大変嬉しく思っています。マツコ・デラックスのコメント
オファーをいただいた時に、そんなにすごい役じゃないだろうとは思ってたけど、想像の5分の1くらいだったわね、セリフ(笑)。冗談だって!ありがたい話よ。久しぶりにアフレコをやらせていただいたので、珍しくすごく緊張しました。さんまさんが見てるし(笑)。さんまさんと一緒の時は、いかにボケるか?いかに面白いことを言うか?をずっと考えながらやってるじゃない?だからアフレコの現場でもずっと監督をイジったりとか、クセでやっちゃうのよ。で、怒られた、さんまさんに。「今日はまじめにやれ」って(笑)。だから、まじめにがんばりました。
石井いづみのコメント
オーディションに受かったという電話をもらった時、全く実感が湧きませんでした。お父さんやおばあちゃんに受かったことを報告したらすごく喜んでくれて、それを見てずっと憧れていた声優さんになれるんだって実感が湧いてきました。とっても嬉しいし選んでもらえたからには頑張ろうって気持ちになりました。そして、また憧れのアフレコスタジオに行けるんだと思うと感激しました。アフレコ中は、明石家さんまさんも監督さんも初心者の私に優しくわかりやすい言葉で指導してくださいました。アフレコを終えて、以前より声優さんのお仕事に尊敬をもつようになりました。みなさんが指導してくださったことを忘れずに次に生かしたいと思いました。
- 作品情報
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『漁港の肉子ちゃん』
2021年6月11日(金)からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開監督:渡辺歩 脚本:大島里美 原作:西加奈子『漁港の肉子ちゃん』(幻冬舎文庫) 音楽:村松崇継 キャラクターデザイン・総作画監督:小西賢一 アニメーション制作:STUDIO4℃ 声の出演: 大竹しのぶ Cocomi 花江夏樹 中村育二 石井いづみ 山西惇 八十田勇一 下野紘 マツコ・デラックス 吉岡里帆 配給:アスミック・エース
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