『Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ』制作統括プロデューサー西ヶ谷寿一(東京テアトル)のコメントが到着した。
『Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ』は、「35歳以下」のクリエイターと共に新しいエンターテインメント作品を発信することを目指したプロジェクト。ファイナリスト5人は制作費1,000万円とプロの映画制作チームのサポートを受けて自身の企画を映像化することができる。完成した短編5作品は、ファイナリストたちの制作過程に密着したドキュメンタリー番組と共に来春にHuluで配信され、最終審査によってグランプリ作品を決定。グランプリ受賞者には賞金100万円とHuluオリジナル新作の監督権が贈られる。募集期間は5月9日まで。審査員を沖田修一、橋本愛、本谷有希子、じろう(シソンヌ)が務める。YOASOBI“夜に駆ける”のPVを手掛けた藍にいながキービジュアル・ロゴ制作を担当。
『横道世之介』『あの子は貴族』などを手掛けた西ヶ谷寿一は、同プロジェクトで重視していることについて「映画のスクリーンだけでなく、テレビだけでもなく、スマホ、PC、様々なメディアでの映像コンテンツの視聴が可能な時代、必要なのは映像でストーリーを語る技術だと思いますし、ストーリーこそが娯楽として最も伝わりやすい要素だと思います。その中心はシナリオです。シナリオは誰にでも書けます。けれどそこから多くの人を説得してでないと簡単に映像化できません。そこで、『Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ』では、プロットで選抜し、我々も見てみたい、と思える企画に対し、脚本開発、そしてキャスティングやスタッフィングなどでバックアップして作品に仕上げ、配信した上で最終審査するということにしました」とコメント。
また「『Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ』は、エンターテインメントの担い手を、プロ・アマ問わずに大衆から発掘し、アイディアに投資し、プロデューサーと共に構築し、大衆へ届けるという挑戦的なプロジェクトです。監督主義でもマーケット主義でもなく、純粋に面白い作品を作ろうとしています。人を楽しませる、驚かせるアイディアを持って映像制作を夢想している方がいたら、ぜひチャレンジしていただいて、一緒に切磋琢磨していければと思います」と語っている。
『Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ』制作統括プロデューサー西ヶ谷寿一(東京テアトル)のコメント
元々角川映画や二本立ての映画で育ったこともあって、コマーシャルな映画も大好きなのですが、自分が学生時代に自主映画をやってPFFを経験したことなどもあり、どうやったら観る側から作る側に回れるかを自分なりにずっと考えていました。その後、東京テアトルで「監督を商業映画デビューさせる」というプロジェクトを実践する機会に恵まれた時、いかに彼らの居場所を商業映画の中に作れるか、というのをステップアップ的に考えてきましたが、ゼロ年代を経て映画の枠組みも世界的に変わって来ました。直近の状況で言うと、大衆娯楽映画と芸術映画の溝の深まり、そして動画配信時代の到来です。その中で俄然勢いを増して来たのが韓国映画だと思います。自国内で完結する娯楽、でなく、自国で作る娯楽で世界へ、を実践してきたと思います。その原動力が言語の壁をも超える「ストーリーテリング」だと思いましたし、配信の時代になって益々その骨格は有益なものになっていると思いました。
そんな時にHuluの中村プロデューサーからこのプロジェクトの話をいただきました。「新しい映像の才能を、発掘から育成、配信まで通してできないか」。テレビでも映画でもないエンタメのコンテンツを発信しているHuluでなら、そんな目的に叶った取り組みができるのではないか、と思い統括プロデューサーを引き受けさせていただきました。映画のスクリーンだけでなく、テレビだけでもなく、スマホ、PC、様々なメディアでの映像コンテンツの視聴が可能な時代、必要なのは映像でストーリーを語る技術だと思いますし、ストーリーこそが娯楽として最も伝わりやすい要素だと思います。その中心はシナリオです。シナリオは誰にでも書けます。けれどそこから多くの人を説得してでないと簡単に映像化できません。そこで、「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」では、プロットで選抜し、我々も見てみたい、と思える企画に対し、脚本開発、そしてキャスティングやスタッフィングなどでバックアップして作品に仕上げ、配信した上で最終審査するということにしました。「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」は、エンターテインメントの担い手を、プロ・アマ問わずに大衆から発掘し、アイディアに投資し、プロデューサーと共に構築し、大衆へ届けるという挑戦的なプロジェクトです。
監督主義でもマーケット主義でもなく、純粋に面白い作品を作ろうとしています。人を楽しませる、驚かせるアイディアを持って映像制作を夢想している方がいたら、ぜひチャレンジしていただいて、一緒に切磋琢磨していければと思います。