宮澤謙一の個展『LIVING DEAD STOCK』が5月22日から東京・乃木坂のCALM & PUNK GALLERYで開催される。
アーティストユニット「magma」として活動しながら、立体作品、ペインティング、陶芸などを制作している宮澤謙一。2度目の個展となる同展では、この2年間に世界中で起きたリアリティーや物質との距離感に揺らされながら、作家自身の直感を頼りに新たに挑戦した陶器作品が展示されるとのこと。
宮澤謙一のコメント
反射的どストライク
私はそれを信じたい、理由は後から追いかけてくる。安部憲行のコメント
宮澤謙一『LIVING DEAD STOCK』によせて
CALM&PUNK GALLERY にて、2年ぶりに宮澤謙一の個展を開催する。ただの2年間ではなくなってしまった。警報が鳴り始めて、容易に移動が出来なくなり、旅人たちは去るか、居座るか決めることを求められた。半径100m程のリアリティとその圏外の出 来事の間の距離感や繋がりが前にも増して掴めなくなっていくようだ。圏内と圏外の共通項は、 変化だったと言える。世界中でそれが起きている。
宮澤の作品に起きた変化はすぐに感じ取ることが出来るでろう。
物事や、習慣や、気配や、形状が、変化する。反応は人それぞれただが、宮澤は、咄嗟で直感的に動くだろう。彼の反射神経が、想像力の旅人になって旅をする。
いくつかの時間軸が交錯するような世界。水がなくなり、コカコーラから花が咲く。サイファイが現実になってしまった時代の遺物のような動物型ダミー人形。宮澤にとって新たな挑戦となる陶器作品は、誰よりも先にそこに居た先住民を思わせる。
想像の楽しみがある限り、形態は変われど旅を続けていきたいと思う。
- 作品情報
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宮澤謙一
2021年5月22日(土)~6月6日(日) 会場:東京都 乃木坂 CALM & PUNK GALLERY 時間:13:00〜19:00 休廊日:日〜火曜(6月6日は開廊) 料金:無料
『LIVING DEAD STOCK』