映画『シノノメ色の週末』が今秋に公開される。
同作は、取り壊されることが決まった篠の目女子高校の校舎を舞台に、数年ぶりに集まったシノノメ女子元放送クラブの3人が、かつての学校生活を思い出しながら互いに現在の不満をぶつけ合い、やがて週末の度に校舎を訪れるようになる姿を描く作品。これまでに『月極オトコトモダチ』『蒲田前奏曲』などを発表し、『シノノメ色の週末』が初の長編商業映画となる穐山茉由が監督と脚本を務める。
モデル事務所に所属している主人公・大月美玲役を演じるのは、映画初主演となる桜井玲香。高校時代は読者モデルをしており、「イケてるグループ」の中にいたが、現在の仕事は順調とは言えず、媚びるのが苦手というキャラクターだ。
大手広告代理店の子会社で働く「まりりん」こと一ノ宮まり役に岡崎紗絵、写真家の夢を挫折し、教育関連の事務職をしている安東雅美役に三戸なつめ、まりりんの仕事仲間で、3人の世界に足を踏み入れる広告代理店のプランナー上川龍之介役に工藤阿須加、篠の目女子高校最後の学生・杉野あすか役に中井友望、パタンナー酒井役に山田キヌヲがキャスティング。
桜井玲香のコメント
撮影期間は短くも、とても濃い時間でした。
岡崎紗絵ちゃん、三戸なつめちゃんのお二人がとても素敵な方々でずっと笑っていた気がします。
映像にもその様子が表れていて、観てくださった方にも伝わるんじゃないかと思います。
映画初主演、ということでどうなることかと不安もありましたが、やはり周りの方々に沢山支えていただき、みんなで一緒に作品を作れたことが不安より、楽しい記憶となりました。
クラブのメンバーで夜中にスタンバイして東雲を見に行くシーンがあったのですが、とっても力強い光景で感動した事を今も鮮明に覚えています。
この映画を観終えた時、フッと肩の力が抜けて楽になった…。
皆さんにとってそんな作品になれば嬉しいです。岡崎紗絵のコメント
女子高生時代に戻ったかのような気持ちで、とても楽しく撮影していました。
桜井玲香さん、三戸なつめさんとは、すぐに仲良くなれて、お二人ともとてもお話ししやすく、終始和やかな雰囲気の現場でした。
過去の関係性から大人になった今の関係へ。
変わったところもあれば、変わらずにいるところもあって、三者三様のキャラクターでみんな違うけれど、放送クラブでの繋がりが強くあったからこそ大人になっても一緒に関係を続けられるのだと思います。
大人になった三人の関係性の変化は見どころです!
学生時代に心を巻き戻して青春に浸って観て頂ければと思います。三戸なつめのコメント
私は、カメラが好きでオタク気質な「アンディ」こと安東雅美を演じさせて頂きました。
アンディは常にワクワクすることを考えている子で、演じていてすごく楽しかったです!
3人での撮影期間はとても居心地が良くて、本当に学生に戻った様な懐かしい気持ちでした。
見所は3人が誰もいない学校で好き放題するところ(笑)
いけないことしている時ってなんであんなにニヤニヤしちゃうんだろうってくらいみんな楽しそうなので表情にも注目して見てほしいなと思います!穐山茉由監督のコメント
私自身女子校出身なのですが、平和で力が抜けていて、世間知らずな女子校の独特な雰囲気を今になって愛しく思うことがあります。世間でイメージされがちな女同士のドロドロした戦いからはちょっと距離を置いて、大人になって漠然とした悩みの中にいる元放送クラブ3人の空気感を大切に描きました。主演の桜井さんの持つ真っ直ぐさと器用でいて不器用な人間らしさが、美玲というキャラクターに命を吹き込んでくれました。観てくれた方へ彼女たちの魅力が届きますように。
- 作品情報
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『シノノメ色の週末』
2021年秋公開監督・脚本:穐山茉由 出演: 桜井玲香 岡崎紗絵 三戸なつめ 中井友望 山田キヌヲ 工藤阿須加 配給:イオンエンターテイメント
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?