コロナ禍の自転車配達員を捉えたドキュメンタリー『東京自転車節』予告編

映画『東京自転車節』の予告編が公開された。

7月から東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開される同作は、『美術手帖』の「2020年代を切り開く ニューカマー・アーティスト100」に選出された青柳拓が監督を務めたドキュメンタリー。新型コロナウイルス感染者数の増加よって、緊急事態宣言が発令された昨年の東京を舞台に、自転車配達員として働き始めた青柳監督が記録した自分自身と「東京の今」を映し出す。音楽を秋山周が担当。全編にわたってスマートフォンとGoProで撮影された。

予告編には秋山周が作詞、作曲を手掛けた主題歌“東京自転車節”を使用。山梨で代行運転の仕事がなくなり、全財産が313円となった青柳監督が東京へ出稼ぎに行く姿をはじめ、自転車配達員たちが街中を走行する様子、青柳監督が「“使い捨て”だとか何とかケン・ローチさんが言ってるけど、“オレは稼がなきゃいけない”っていうのは変わらないわけですよ」と吐露する場面、赤く光る都庁、「翻弄されるな 俺は俺の『あらたな日常』を始める」「未来に向かってチャリを漕げ!」「漕げや 稼げや 生き抜けや!」という言葉などが確認できる。

作品情報

『東京自転車節』

2021年7月からポレポレ東中野ほか全国で順次公開 監督:青柳拓 音楽:秋山周 上映時間:93分 配給:ノンデライコ
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