映画『川っぺりムコリッタ』に満島ひかりと吉岡秀隆が出演することがわかった。
2021年に公開される同作は、『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子監督によるオリジナル作品。誰とも関わらず生きることを決め、北陸の小さな町にある築50年のアパート「ハイツムコリッタ」で暮らし始めた山田は、隣の部屋の住人・島田が「風呂を貸してほしい」と上がり込んできた日から次第に住人たちと関わりと持つようになるが、ある日、住人たちに自身の秘密を知られてしまうというあらすじだ。塩辛工場で働く孤独な山田役に松山ケンイチ、山田との間に友情のような感情が芽生える島田役にムロツヨシがキャスティング。
満島ひかりは娘と2人暮らしのハイツムコリッタの大家・南詩織役、吉岡秀隆はハイツムコリッタで息子と共に生活する墓石の販売員・溝口健一役を演じる。
荻上直子監督のコメント
吉岡さんには、縁の下の力持ち、という感じでこの映画を支えてくださいました。そこに立っているだけで、十分すぎるほど独特の雰囲気があり、この映画の世界観にピントを合わせながら、でも自由にそよそよと泳いでいらっしゃるような気がします。映画では、孤独なシングルファーザーなのですが、吉岡さんご自身の根っからの人のよさ、のようなものが映像にあふれているように思います。
満島さんは、不思議な人です。何度かワタシの心の中を読まれました。怖いです。それもあってか、奥の深い面白い役者さんだと思いました。想像の先を行ってくれる、というか。人一倍純粋で、敏感で、だから、こちらも同じくらい真剣にウソなしで勝負しないと、ダメなのでした。野副亮子プロデューサーのコメント
松山ケンイチさん、ムロツヨシさん、満島ひかりさん、吉岡秀隆さん、それぞれに素晴らしいキャリアをお持ちの4人の役者が、富山県の”ボロアパート”に集結しました!4人の飾らない人柄が手伝い、大人も子供も関係なく、自然豊かな富山の大地でのびのびと生活している空気が、画面からじんわりと伝わってくる作品に仕上がりました。
大切な人になかなか会えない日々ですが、「ハイツムコリッタ」でのあたたかな共同生活のひと時を、ご体感ください。
- 作品情報
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『川っぺりムコリッタ』
2021年公開監督:荻上直子 原作:荻上直子『川っぺりムコリッタ』(講談社) 出演: 松山ケンイチ ムロツヨシ 満島ひかり 吉岡秀隆 配給:KADOKAWA
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?