五味未知子×宇佐美亮の写真展『END ROLL』6月開催、トークイベントも実施

2021.05.28 Fri

『五味未知子×宇佐美亮写真展「END ROLL」』が6月4日から東京・明治神宮前のFUJIFILM WONDER PHOTO SHOPで開催される。

2018年にフリーのカメラマンとして活動を開始し、カルチャー系ウェブメディアや雑誌、CDジャケット、宣材、書籍の装丁、企業広告などを手掛けている宇佐美亮。『ミスiD2018』受賞者の五味未知子は女優、モデル活動に加えて、来世最いのる名義でアイドルグループ・きっと誰かの秘密兵器としても活動している。

同展は、写真家・宇佐美亮がフリーランスとして歩んだ3年間の活動の集大成。会場では展示と同名の写真集を販売する。

6月5日には東京・新宿LOFT PLUS ONEで、五味未知子、宇佐美亮、ドン・グリ（パピプペポは難しい）、三木幸平出演の合同トークイベントを開催。

宇佐美亮のコメント

『五味未知子×宇佐美亮写真展「END ROLL」』への想い
僕が五味未知子を撮る理由

僕が人物写真を撮っているのは、その人の単なる可愛さや美しさだけではなく、奥底にあるその人自身を確かめたいと思っているからです。

単なる表層的なキレイ・カワイイ写真に僕は惹かれません。その人の本質、溢れ出る“何か”に触れていないと思うからです。

僕は五味未知子を見ていると何にも染まっていない、そして其処から何にでも染まって常に変化していく水のような透明感と、
同時にそこはかとない悲しみと死を感じます。深い森の中か、海の底なのか其処には何もなくて、辺りは静まりかえっています。

また、同時に其の中に五味未知子自身のなにか堅くて強い意志を感じます。
彼女はあらゆる世界の傷とか痛みを一人で背負いこんでしまっているようにも見えます。

僕は五味未知子のその“悲しみ”と“意志”に美しさを感じ強く惹かれます。

「私は今こうして此処に立って正々堂々と生きている。ではあなたはどう？」

僕は彼女を撮りながら其処に“僕自身の生きる理由”を常に問い質されている気がしてなりません。