書籍『映画はこう作られていく ‐名作映画に学ぶ 心を揺さぶる映像制作術‐』が6月下旬に刊行される。
同書では、映画制作の5つの主要な工程であるアクティング、ディレクティング、ライティング&カメラ、編集、脚本の定番手法の実践例、例外的なアイデア、画期的な取り組みなどを126本超の作品の画像で解説。『ムーンライト』の孤独な少年の疎外感を演出する撮影テクニック、『ダンケルク』のそれぞれの戦いを紡ぎあげた編集テクニック、『ゼロ・ダーク・サーティ』の緊迫のドラマを伝えるライティング戦略、『市民ケーン』のディープフォーカス、『レザボア・ドッグス』のスローモーションといったテクニックを取り上げている。著者は映画評論家ティム・グリアソン。
このほかに取り上げる作品は『つぐない』『ビール・ストリートの恋人たち』『フェリスはある朝突然に』『デッドプール』『ゴッドファーザー』『少年は残酷な弓を射る』『スター・ウォーズ』『シャイニング』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『サイコ』『グッドフェローズ』『007/カジノ・ロワイヤル』『インセプション』『フリーソロ』『キング・コング』『風と共に去りぬ』『ロッキー』『地獄の黙示録』など。
ピックアップする監督はスティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、マイク・リー、ソフィア・コッポラ、スパイク・リー、バリー・ジェンキンズ、フランシス・フォード・コッポラ、スティーヴ・マックィーン、ティム・ミラー、スタンリー・キューブリック、アルフレッド・ヒッチコック、チャールズ・チャップリン、ロマン・ポランスキー、アンドレア・アーノルド、ティム・バートン、ケネス・ブラナーらがラインナップしている。
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『映画はこう作られていく ‐名作映画に学ぶ 心を揺さぶる映像制作術‐』
2021年6月下旬発売 著者:ティム・グリアソン 価格:3,300円(税込) 発行:ボーンデジタル