上映イベント『ソクーロフ特集2021』が9月10日に東京・アップリンク吉祥寺で開催。ポスタービジュアルが公開された。
6月14日に70歳の誕生日を迎えるアレクサンドル・ソクーロフ。監督作品は数百本を超えるが、ソビエト連邦時代には当局により「上映禁止」のレッテルが貼られていた。アンドレイ・タルコフスキーはソクーロフの初監督作『孤独な声』が上映禁止処分を受けた際、「この作品にも欠点はあるが、それは天才の欠点だ」と擁護したという。
同イベントには、タルコフスキーを撮影したドキュメンタリー『モスクワ・エレジー タルコフスキーに捧ぐ』、タジキスタンとの内戦に派兵されたロシア軍兵士たちの姿を捉えた328分の作品『精神の声』 、ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館を使用し、世界映画史上初の90分ワンカットの手法を用いた『エルミタージュ幻想』、イッセー尾形、佐野史郎、桃井かおりが出演した『太陽』の4作がラインナップ。『モスクワ・エレジー タルコフスキーに捧ぐ』以外はデジタルリマスター版が上映される。
- イベント情報
-
『ソクーロフ特集2021』
2021年9月10日(金) 会場:東京都 アップリンク吉祥寺『モスクワ・エレジー タルコフスキーに捧ぐ』(監督:アレクサンドル・ソクーロフ) 『精神の声』デジタルリマスター版(監督:アレクサンドル・ソクーロフ) 『エルミタージュ幻想』デジタルリマスター版(監督:アレクサンドル・ソクーロフ) 『太陽』デジタルリマスター版(監督:アレクサンドル・ソクーロフ)
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?