映画『ショック・ドゥ・フューチャー』の日本版予告編が到着した。
8月27日から東京・新宿シネマカリテ、渋谷のWHITE CINE QUINTほか全国で順次公開される同作の舞台は、電子音楽の黎明期となる1978年のフランス・パリ。依頼されたCM楽曲を作れずにいた若手ミュージシャンのアナが、日本製のリズムマシンROLAND CR-78の音色に魅せられることから物語が展開される。原題は『LE CHOC DU FUTU』。
男性優位の音楽業界で、媚びることなく自分を貫くアナ役にアレハンドロ・ホドロフスキーの孫娘アルマ・ホドロフスキーがキャスティング。Nouvelle Vagueのプロデューサーであるマーク・コリンがメガホンを取り、同作で映画監督デビューを果たした。
予告編では、アナがROLAND CR-78と出会うシーンや、男性たちに「何か見返りがないのか? 例えば…キスとか」「落ち込むなよ、美人なんだから」という声を浴びせられる様子、アナが「世界中で新しい音楽が生まれているのにちゃんと聴こうともしてくれない」と声を荒げる姿、「人生で大事なのは転ぶ回数より起き上がる回数だ」という言葉などが確認できる。
今回の発表とあわせて、日本版ポスタービジュアルと新たな場面写真、石野卓球、野田努(『ele-king』)のコメントが公開。ポスタービジュアルには「彼女はまだ知らない――エレクトロ・ミュージックの幕開けを。」というコピーが添えられている。
同作は一般公開に先駆けて、7月9日から新宿シネマカリテで開催される『カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2021』で上映。
石野卓球のコメント
たまらなく自分のスタジオに行ってアナログシンセをいじりたくなりました(特に前半)
野田努(『ele-king』)のコメント
時代が変わりはじめる。
その起点となった時代を象徴的に描いた作品だ。
- 作品情報
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『ショック・ドゥ・フューチャー』
2021年8月27日(金)から新宿シネマカリテ、WHITE CINE QUINTほか全国で順次公開監督:マーク・コリン 出演: アルマ・ホドロフスキー フィリップ・ルボ クララ・ルチアーニ ジェフリー・キャリー コリーヌ 上映時間:78分 配給:アットエンタテインメント
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?