上映イベント『JIM JARMUSCH Retrospective 2021』のポスタービジュアルと、各上映作品のチラシビジュアル12種が到着した。
7月2日から都内4館で全12作品を上映する同イベント。新宿武蔵野館では『ダウン・バイ・ロー』『デッドマン』『コーヒー&シガレッツ』『デッド・ドント・ダイ』、ヒューマントラストシネマ有楽町は『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『パターソン』、アップリンク吉祥寺では『パーマネント・バケーション』『ナイト・オン・ザ・プラネット』『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』、渋谷のCINE QUINTでは『ミステリー・トレイン』『ゴースト・ドッグ』『ギミー・デンジャー』がラインナップしている。CINE QUINTの上映作品は、7月16日から22日まではWHITE CINE QUINTで上映。
ポスタービジュアルとチラシビジュアルのデザインは、これまで『パターソン』『デッド・ドント・ダイ』などを手掛けた大島依提亜が担当。『パーマネント・バケーション』『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ダウン・バイ・ロー』の公開時のビジュアルにオマージュを捧げているとのこと。各劇場では上映作品のチラシのみ設置予定。
大島依提亜のコメント
思い返せば、映画沼にどっぷり浸かるきっかけ(その作品に衝撃を受けて一時は監督を志していたほど)となった敬愛するジム・ジャームッシュ。
今回、幸運にもその作品が一堂に会する祭典に携わることになり、本来ならばビジュアルを一つ作れば良いところ、せっかくなので、12作品それぞれを新たにデザインしたいと自ら提言してしまった(墓穴)。
こうして、個々の作品を改めて見つめ直してみれば、脱獄もの、西部劇、殺陣、ヴァンパイア奇譚、ゾンビホラー…といった、ジャームッシュ作品の中に色々なジャンル映画が内包されていて、このレトロスペクティブを通して、映画自体を包括できるような多様性がある(なのでとてもお得)。
それでいて、“ジャームッシュ映画”という他ない、一つのジャンルとしてのオリジナリティが全作品を貫いているのがまたすごい。
かつての自分がそうであったように、その後の人生を大きく左右してしまうほどのガツンとしたジャームッシュ作品との遭遇をぜひ若い人に。
- イベント情報
-
『JIM JARMUSCH Retrospective 2021』
2021年7月2日(金)~7月22日(木・祝) 会場:東京都 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷 CINE QUINT、アップリンク吉祥寺上映作品: 『ダウン・バイ・ロー』(監督:ジム・ジャームッシュ) 『デッドマン』(監督:ジム・ジャームッシュ) 『コーヒー&シガレッツ』(監督:ジム・ジャームッシュ) 『デッド・ドント・ダイ』(監督:ジム・ジャームッシュ) 『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(監督:ジム・ジャームッシュ) 『パターソン』(監督:ジム・ジャームッシュ) 『ミステリー・トレイン』(監督:ジム・ジャームッシュ) 『ゴースト・ドッグ』(監督:ジム・ジャームッシュ) 『ギミー・デンジャー』(監督:ジム・ジャームッシュ) 『パーマネント・バケーション』(監督:ジム・ジャームッシュ) 『ナイト・オン・ザ・プラネット』(監督:ジム・ジャームッシュ) 『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(監督:ジム・ジャームッシュ)
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?