『イタリア映画祭2021』2部ラインナップ発表　10作をオンライン上映

2021.06.16 Wed

『イタリア映画祭2021』2部の上映作品が発表された。

2001年から始まり、毎年春に開催されている『イタリア映画祭』。今年は昨年に引き続き、劇場上映および配信によるハイブリット形式で実施される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響により、東京・渋谷のユーロライブでの実施が中止、または延期となった。2部では過去の映画祭で上映された旧作を中心に、6月17日から7月18日までオンライン上映。

上映作品には、『第70回カンヌ国際映画祭』ある視点部門最優秀女優賞を受賞した『フォルトゥナータ』、妊娠が発覚した18歳のカップルが奮闘する『ピューマ』、結婚のために米軍に入隊したシチリア移民がマフィアから命を狙われる『愛のために戦地へ』、人生に躓いた中年3人の喜劇『俺たちとジュリア』、売れっ子弁護士と献身的な小児科医の兄弟、彼らの妻たちが困難な選択を迫られる『われらの子供たち』、19世紀を舞台に詩人ジャコモ・レオパルディの人生を辿る『レオパルディ』、協同組合に実際に起きた出来事をもとにした『僕たちの大地』、1人の少女の物語を描く『やがて来たる者へ』、エットレ・スコーラ監督がローマに生きる「普通の人々」を追いかけた『ローマの人々』、1960年代から現代までのイタリアの一家族を綴った6時間超の作品『輝ける青春』がラインナップ。

また、ルカ・グァダニーノ監督がロックダウンの最中に故郷シチリア島で撮影したドキュメンタリー『フィオーリ、フィオーリ、フィオーリ！』、仕事探しに苦労する若者2人が巧妙な手段でライバルを出し抜こうとするコメディー『あなたの不幸はわたしの幸せ』の上映期間延長が決定した。

番組情報: 『イタリア映画祭2021』2部
2021年6月17日（木）～7月18日（日）オンライン上映
上映作品：『フォルトゥナータ』（監督：セルジョ・カステリット）『ピューマ』（監督：ロアン・ジョンソン）『愛のために戦地へ』（監督：ピエルフランチェスコ・ディリベルト）『俺たちとジュリア』（監督：エドアルド・レオ）『われらの子供たち』（監督：イヴァーノ・デ・マッテオ）『レオパルディ』（監督：マリオ・マルトーネ）『僕たちの大地』（監督：ジュリオ・マンフレドニア）『やがて来たる者へ』（監督：ジョルジョ・ディリッティ）『ローマの人々』（監督：エットレ・スコーラ）『輝ける青春』（監督：マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ）