季刊誌『tattva Vol.2』が7月12日に刊行される。
4月に創刊された『tattva』はポストコロナのビジネス、カルチャーマガジン。人々の生活や価値観が多様に存在する中、どのように社会と関係を築いていけばいいのか、すぐには答えが出せないことに対峙するため、ビジネス、アート、テクノロジー、ポップカルチャーなど様々な切り口から多様な視点を100ページ以上の特集と60ページ以上の連載で届ける。
同号の特集テーマは「にほんてき、ってなんだ?いとなみ、たのしみ、アイデンティティ」。美意識から文化産業まで、世界中から視線が集まる2021年の日本の夏に向き合う。
『三体』の劉慈欣、ジャック・アタリ、コムアイのインタビューをはじめ、牧貴洋の「SIGNING Covid-19 Social Impact Report『ポストコロナのNew Market Design論 vol.2』」などを収録。加えて、武邑光裕、黒川雅之、辛島デイヴィッド、数土直志、九龍ジョー、松井剛、篠原雅武、曾川景介、坂倉京介、田中元子、長沼美香子、嶋浩一郎、久保友香、藤嶋陽子、大塚ひかり、南目美輝、廣田理紗、亀山淳史郎、小財美香子、赤坂優、飯田貴志、岩本宗涼、岡田成生、奥冨直人、奥野紗世子、草野庸子、酒井麻衣、福井夏、本山敬一、Rumi Nagasawa、和田彩花、青柳文子、小谷実由、Licaxxx、チョーヒカル、曽我部恵一、トリメガ研究所、鈴木謙介が参加している。
刊行に先駆け、『tattva』の公式Instagramアカウントでは記事の一部を限定無料公開。
花井優太編集長(『tattva』)のコメント
海外では……と、ついつい遠く離れた地の事例を見つけては、どう日本でそれを適応させるかを考える。海外で成功したケースを参考にするビジネスパーソンは多いでしょう。ここで必要になるのが、「日本的にどうするか」ですが、そのままではなかなかうまくいかないことが多いのです。そして「日本では~」なんて言葉を使いながらも、自らが暮らす生活圏に対して文化的、経済的に意識して向き合うことが希薄だったり、なんとなく口にしているだけで説明はできなかったりします。世界がより多元化していくであろうこのタイミングで、日本で暮らす立場から、美意識、文化産業、経済システム、言葉をはじめ、日本的とはどのようなことなのか見つめます。
- 書籍情報
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『tattva Vol.2』
2021年7月12日(月)発売 価格:2,200円(税込) 発行:ブートレグ