パトリシオ・グスマン監督、チリ弾圧の歴史を描く『夢のアンデス』10月公開

パトリシオ・グスマン監督、脚本の映画『夢のアンデス』が10月9日から東京・神保町の岩波ホールほか全国で順次公開される。

同作は、『第72回カンヌ国際映画祭』最優秀ドキュメンタリー賞、インディペンデント批評家賞を受賞したドキュメンタリー。失われたアジェンデ大統領時代の歴史と、1973年の軍事クーデター後に新自由主義の実験の場となった祖国の現状を見つめ直しており、40年以上にわたってチリの弾圧を追ってきたグスマン監督にとって、『光のノスタルジア』『真珠のボタン』に続く3部作の最終章となる。原題は『The Cordillera of dreams』。

出演者はフランシスコ・ガシトゥア、ビセンテ・ガハルド、パブロ・サラス、ホルヘ・バラディットら。音楽をミランダ&トバーが担当した。

今回の発表とあわせて大島依提亜が手掛けたポスタービジュアルが公開。「喪失、記憶と記録、まだ終わらない悪夢」というコピーが添えられている。

作品情報

『夢のアンデス』

2021年10月9日(土)から岩波ホールほか全国で順次公開
監督・脚本:パトリシオ・グスマン 音楽:ミランダ&トバー 出演: フランシスコ・ガシトゥア ビセンテ・ガハルド パブロ・サラス ホルヘ・バラディット ほか 上映時間:85分 配給:アップリンク
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