解体迫る中銀カプセルタワービル・カプセル保存のためのクラファン実施中

クラウドファンディングプロジェクト『解体迫る!中銀カプセルタワービル全戸調査記録+動くカプセルで保存へ』が7月28日23:00までREADYFORで行なわれている。

黒川紀章が設計し、1972年に竣工した東京・銀座の中銀カプセルタワービルは、「メタボリズム建築」、全140戸の丸窓を配置した外観で知られる分譲マンション。現在は買い受け企業によるカプセルの買い取りがほぼ終了しており、2022年3月以降の解体に向けて準備が進んでいる。

「中銀カプセルタワービルA606プロジェクト」による同クラウドファンディングの目的は、中銀カプセルタワービルのカプセルユニットの解体前の学術的な全戸調査による「記録保存」、カプセルのオリジナル家具類とカプセルユニットの「カプセル保存」、解体後に「動くカプセル」にすることで、移動しつつ多くの人々との「シェア保存」に取り組む「3つの保存」。

第1目標金額の150万円は突破し、第2目標金額は650万円に設定されている。集まった資金は「記録保存」「カプセル保存」に伴う建物内のアスベスト対策費、扉の開錠費用などに使用。リターンには3,000円のオンライン見学会、6,000円のオリジナルTシャツ、3万円のカプセル全140戸まとめ図録などがラインナップしている。

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