オリンピック文化遺産財団公式プログラム『OLYMPIC AGORA』が東京・日本橋室町一帯で8月15日まで開催されている。
「スポーツと芸術と文化が出会う場所」をコンセプトに東京2020オリンピックに合わせて世界初開催されている『OLYMPIC AGORA』。スイス・ローザンヌのオリンピック・ミュージアムのコレクションを紹介する『オリンピック・スピリット展』には、ロサンゼルス1984大会の開会式でオール・アメリカン・マーチングバンドが着用したスーツや、北京2008大会でウサイン・ボルトが着用したユニフォームなどが並ぶ。
またグザビエ・ヴェイヤンがオリンピックの精神のもと世界中の人々への敬意を表した彫刻『The Audience』や、川内倫子がオリンピックの価値とその影響を表現した作品『What is the Joy of the Future?』、戸鋪誠が『OLYMPIC AGORA』のために制作した4メートル超の高さのイルミネーション作品『連帯と協力』、6人のオリンピアン、パラリンピアンアーティスト、デジタルアート集団MOMENT FACTORYの作品を展示。
グザビエ・ヴェイヤンのコメント
この彫刻は、オリンピック競技大会の観客に敬意を表したものです。
一般的に称賛されるスポーツの偉業を後ろに置き、代わりにヒーローではない人物に焦点を当てることで、観客の重要性と観客による公共空間の利用を強調しています。今年は特に、一般客、つまり観客が、オリンピックの失われた主役であるとも言えます。私にとっては、物理的には不在かもしれないけれども、だからこそ世界中からこの大会を見ている、この観客に存在を与えたかったのです。この彫刻は一般客のアンバサダーとなるでしょう。
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『OLYMPIC AGORA』
2021年7月1日(木)〜8月15日(日) 会場:東京都 日本橋室町一帯
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『オリンピック・スピリット展』
2021年7月1日(木)〜8月15日(日) 会場:東京都 三越前 コレド室町 テラス 3F 室町三井ホール&カンファレンス 時間:10:00〜20:00 料金:無料(日時指定の完全予約定員制)