スティーブン・スピルバーグ監督の新作映画『ウエスト・サイド・ストーリー』が12月10日から公開される。
1957年にブロードウェイミュージカルとして誕生した『ウエスト・サイド物語』はシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』をベースにした物語。テーマは「異なる立場を越えて、私たちは手を取り合えるのか?」で、多くの移民が住み、差別や偏見による社会への不満を抱えた若者たちの集団が敵対する1950年代アメリカ・マンハッタンの「ウエスト・サイド」を舞台に、ジェッツと呼ばれるチームの元リーダーのトニーと、対立するシャークスのリーダーの妹マリアの禁断の恋が、多くの人々の運命を変えていく様を描く。1961年に公開されたロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス監督の映画版は『第34回アカデミー賞』10部門を受賞した。
スピルバーグ版では、主人公トニー役にアンセル・エルゴート、マリア役に約3万人のオーディションから選出された新人レイチェル・ゼグラーがキャスティング。1961年の映画版でシャークスのリーダーの恋人アニータ役を演じたリタ・モレノがトニーの良き理解者役として出演する。『ウエスト・サイド物語』を自身の手で映画化することを長年夢見ていたというスピルバーグ監督が、ミュージカル映画のメガホンを取るのは初。
今回の発表とあわせて予告編が公開。“Somewhere”を使用した予告編には、ジェッツとシャークスが対面する場面、トニーとマリアがダンスホールで出会う様子、ダンスシーンなどが映し出されている。
- 作品情報
-
『ウエスト・サイド・ストーリー』
2021年12月10日(金)全国公開監督:スティーブン・スピルバーグ 出演: アンセル・エルゴート レイチェル・ゼグラー リタ・モレノ 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?