書籍『アニエス・ヴァルダ――愛と記憶のシネアスト』が8月16日に刊行される。
2019年3月に逝去した映画監督のアニエス・ヴァルダ。1955年に『ラ・ポワント・クールト』で映画監督としてデビューし、「ヌーヴェル・ヴァーグ」の一角として頭角を現す。代表作には『幸福』『冬の旅』『落穂拾い』などがあり、2017年にはJRと共同で『顔たち、ところどころ』を発表した。
neoneo編集室が手掛ける「ドキュメンタリー叢書」第2弾となる同書は、アニエス・ヴァルダを追悼する本であると共に、その功績を振り返り、次世代の映画、新たな芸術の礎とすることを目指す論集。第1部「インタビュー」、第2部「論考」、第3部「アニエス・ヴァルダ作品ガイド」で構成される。
第1部にはアニエス・ヴァルダの長女ロザリー・ヴァルダへのインタビューを掲載。第2部の執筆陣には大寺眞輔、原田麻衣、松房子、千葉文夫、東志保、児玉美月、吉田悠樹彦、金子遊、若林良、菊井崇史が名を連ねる。編集は金子遊、若林良、吉田悠樹彦。
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『アニエス・ヴァルダ――愛と記憶のシネアスト』
2021年8月16日(月)発売予定 編集:金子遊、若林良、吉田悠樹彦 価格:2,000円 発行:neoneo編集室