映画『リスペクト』が11月5日から東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される。
同作の主人公は、2018年8月16日に逝去した「ソウルの女王」アレサ・フランクリン。少女の頃から天才と称され、ショービズ界の華となったアレサが、尊敬する父や愛する夫の束縛、裏切りによって極限まで追い詰められ、やがて全てを捨てて自分の力で生きていく覚悟を決める姿を描く。原題は『RESPECT』。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、公開が約1年延期となっていた。
アレサ・フランクリン役で主演を務めるのは、『ドリームガールズ』で『第79回アカデミー賞』助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソン。映画化にあたってアレサ本人が生前にジェニファー・ハドソンを指名し、長期間にわたってプロジェクトを進めてきたという。劇中では“Respect”“Think”“(You Make Me Feel Like) A Natural Woman”などを歌唱。ジェニファー・ハドソンの公式YouTubeチャンネルでは映画オリジナル楽曲“Here I Am (Singing My Way Home) ”が公開されている。
アレサの父役にフォレスト・ウィテカー、夫役にマーロン・ウェイアンズがキャスティングされているほか、メアリー・J・ブライジらが出演。リーズル・トミーがメガホンを取り、トレイシー・スコット・ウィルソンが脚本を手掛けた。
現地時間8月8日にはアメリカ・ロサンゼルスのRegency Village Theatreでプレミアイベントが開催。ジェニファー・ハドソン、マーロン・ウェイアンズ、マーク・マロン、タイタス・バージェスらが登壇した。ハドソンは、「心から作り上げた作品です。ミス・フランクリンへの敬意を、可能な限り最高の形で表現できていることを祈ります」とコメント。
今回の発表とあわせて特報映像とポスタービジュアルが公開。特報映像には、アレサが“Respect”を歌う姿や、「伝説の歌声が」「人生を変える」「世界が変わる」という言葉、仲間たちとのセッション、運命の男性との出会い、父と共に歌手を目指す様子、観客で埋め尽くされたスタジアムで歓声を浴びるシーンなどが映し出されている。
アレサがパフォーマンスする姿が写し出されたポスタービジュアルには、「この歌声は、世界の心をふるわせる。」というコピーが添えられている。
- 作品情報
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『リスペクト』
2021年11月5日(金)からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開監督:リーズル・トミー 脚本:トレイシー・スコット・ウィルソン 出演: ジェニファー・ハドソン フォレスト・ウィテカー マーロン・ウェイアンズ メアリー・J・ブライジ 上映時間:146分 配給:ギャガ関連リンク
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