スタジオジブリの映画『劇場版 アーヤと魔女』の企画を担当した宮崎駿のインタビュー映像が到着した。
宮崎吾朗が監督を務めた同作は、スタジオジブリ初のフル3DCG長編アニメーション。魔法を教えてもらうことを条件に魔女ベラ・ヤーガの助手として働き始めた少女アーヤが、生まれてはじめて自分の思い通りにならないことを悟り、使い魔の黒猫トーマスの力を借りて反撃する姿を描く。自分が魔女の娘とは知らずに育ったアーヤ役に平澤宏々路、アーヤを引き取るベラ・ヤーガ役に寺島しのぶ、ベラ・ヤーガと共に暮らすマンドレーク役に豊川悦司、魔法の秘密を知るトーマス役に濱田岳がキャスティング。8月27日から公開される。
東京・三鷹の森ジブリ美術館では『アーヤと魔女』展を開催中。宮崎吾朗監督自身が企画、監修を務めた3DCGアニメーション制作のあらまし、キャラクター作りに影響を与えたというストップモーションアニメーション作品『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の人形を紹介しているほか、アーヤの表情を作る体験ができるコーナーが展開されている。
宮崎駿のコメント
「アーヤと魔女」の児童書に出会ったとき、こんないい企画はないと思いました。
アーヤのしたたかさというのは、ずるいということじゃない。
昔はみんな持っていて、なぜか無くしてしまったもの。
こんな時代を生きるために、必要なことなのです。
- 作品情報
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『劇場版 アーヤと魔女』
2021年8月27日(金)から全国公開監督:宮崎吾朗 原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(徳間書店) 主題歌:シェリナ・ムナフ 音楽:武部聡志 声の出演: 寺島しのぶ 豊川悦司 濱田岳 平澤宏々路 シェリナ・ムナフ 配給:東宝
Special Feature
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