金氏徹平の個展『S.F.(Smoke and Fog)』開催　『奥能登国際芸術祭』と連動

2021.08.24 Tue

金氏徹平の個展『S.F.(Smoke and Fog)』が9月10日から東京・代官山のアートフロントギャラリーで開催される。

1978年京都生まれの金氏徹平は、プラスチック製品やフィギュア、雑誌や漫画の切り抜きなどを繋ぎ合わせることで既存の文脈を読み替えるコラージュ的手法を用いて作品を制作。近年は舞台にも携わっており、チェルフィッチュとの『消しゴム山』劇場版、美術館版、配信版では同一テーマの作品を鑑賞形式を変えて発表している。

同展は金氏が参加する『奥能登国際芸術祭2020＋』と連動。『奥能登国際芸術祭 2020+』では、石川・能登半島の最先端に位置する珠洲を巡って感じた事物を軸に表現し、町中に架空の「キリコ倉庫」を想像するためのインスタレーションを設置する予定だ。

東京では都市の中の「キリコ倉庫的な作品」を展開。最新作と共に2013から14年にシンガポールの版画工房STPIで制作した作品群からもキリコ倉庫的な作品が展示される。