2022年度後期のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の制作が発表された。
第107作目のNHK連続テレビ小説となる同作の舞台は1990年代から現在。大阪・東大阪で暮らす引っ込み思案のヒロイン舞が、長崎・五島列島で「ばらもん凧」に魅入られたことをきっかけにパイロットになる夢を抱き、やがて東大阪と五島を行き来できる電動小型飛行機作りに情熱を燃やしていく姿を描く挫折と再生のドラマだ。
脚本を桑原亮子、演出を田中正、野田雄介、小谷高義、大嶋慧介らが担当。今冬にキャストが発表され、2022年春頃クランクイン予定だ。4K制作。
桑原亮子のコメント
ある飛行士が「パイロットはいい仕事だと思う」とおっしゃった時、即座にさまざまな理由を予想しました。外国へ行けるから?やりがいのある仕事だから?再就職しやすいから? 予想はどれも外れました。答えは「空を見上げる仕事だから」。パイロットは飛行機に乗る前、空を見上げて天候などをチェックします。必要に迫られて空を見上げているうちにいつのまにか元気が出てくる、だからいい仕事なのだそうです。
このドラマのヒロインも、辛いことがあるたび、空を見上げて前に進みます。その姿を見ているうちにいつのまにか元気が出てくる、そんなドラマになることを願っています。熊野律時制作統括のコメント
制作にあたって
コロナ禍やさまざまな災害に見舞われている今、どんな物語を作っていくのかを、脚本の桑原さんと話し合いました。
空を飛ぶことを夢見るヒロインはどうですか?桑原さんの言葉にハッとしました。空を飛ぶには向かい風が必要です。
色んな人生の逆風を受けながら、高く飛ぼうとするヒロインのイメージがパッと浮かびました。飛行機を飛ばすには、たくさんの人の力が必要です。作る人、飛ばす人、導く人、それぞれ違う力をもった人たちをつないで、夢を現実のものにしていくヒロインの物語。つらいこと、たいへんなことはあるけれど、空を見上げて夢を抱き続けるヒロインの姿を通して、毎朝明るい気持ちになれるドラマにしたいと思っています。タイトル『舞いあがれ!』について
ヒロイン舞が、どんな向かい風も全身で受け止めて、さらに高く舞いあがるイメージをこめました。どんな困難にもくじけずに向かっていく明るいドラマをお届けします。
- 作品情報
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2022年度後期NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』
脚本:桑原亮子 演出:田中正、野田雄介、小谷高義、大嶋慧介ほか