映画『さがす』が2022年に全国公開。「超ティザービジュアル」が到着した。
佐藤二朗が原田智役で主演を務め、『岬の兄妹』の片山慎三監督の商業映画デビュー作となる同作は、アスミック・エースとDOKUSO映画館による次世代クリエイター映画開発プロジェクト『CINEMUNI』の第1弾作品。「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」と告げて姿を消した父親を探す娘の姿を描く。韓国と共同製作。
同作は10月6日から開催される『第26回釜山国際映画祭』ニューカレンツ部門に正式出品。プログラムディレクターのNam Dong-Chulは「さすがポン・ジュノ監督の助監督として研鑽を積んでいるだけに、個性的で抜け目のないスリラーに仕上がっている。単にどんでん返しが繰り返されているのではなく、人間に隠された一面の深く重い響きがこだまするスリラーだ」と評している。
ポスタービジュアルは韓国のデザイン会社Propagandaが制作。同社が邦画の日本国内ビジュアルデザインを手掛けるのは、オール韓国ロケを実施し、韓国のスタッフ、キャストを起用した石井裕也監督『アジアの天使』以来2作目。オール日本ロケ、オール日本人スタッフ、キャストの邦画のビジュアルデザインを手掛けるのは初となる。
「超ティザービジュアル」では卓球台に置かれた光るスマートフォン、「日常が消えた。」というコピーが確認できる。
佐藤二朗のコメント
ある日突然、手紙が来た。長文のその手紙の差出人は片山慎三。19年前のドラマで制作だった男だ。制作とはいえ、当時彼は21歳の右も左も分からぬ、いわゆる「使い走り」だった。でも発想や言葉が面白く、「君、オモロイな」と声を掛けたのを覚えている。そのあと彼は、数々の現場で鍛練し、感性を磨き、自腹で「岬の兄妹」という映画を監督した。その彼からの手紙には「自分の商業作品監督デビューとなる次作の主演を是非、二朗さんにやって欲しい」と書いてあった。手紙に添えられた、彼の商業デビューとなる「さがす」という妙なタイトルの脚本を読んでみた。「よくぞ俺のところに話を持ってきた」と思った。ちょっと凄い作品になると思う。ご期待を。
片山慎三監督のコメント
大阪に住む父が指名手配犯を見かけた、という実体験から生まれたオリジナル作品です。商業デビュー作ということもあり、よりエンターテイメントな作品にしたいという気持ちがありました。オリジナルだからこそ立ち帰る場所が常に自分自身でした。自問自答し、自分が作家として試されているような、良い意味での気合いと思いが入っています。本作のワールドプレミアが釜山国際映画祭で迎えられることとなり嬉しく思います。映画を観てどういう反応が返ってくるのか非常に楽しみに思います。ぜひ日本での公開も心待ちにしていてください。
- 作品情報
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『さがす』
2022年全国公開監督・脚本:片山慎三 出演:佐藤二朗 配給:アスミック・エース
Special Feature
Crossing??
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