マーベル・スタジオによる新作映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のプロデューサーであるジョナサン・シュワルツ、ケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオ)のコメントが到着した。
9月3日から日米同時公開される同作の主人公は、『アベンジャーズ』の系譜を受け継ぐ新たなヒーローであるシャン・チー。ホテルの駐車係として働きながら暮らしていたシャン・チーが、ある出来事をきっかけに世界を脅かす恐ろしい計画に巻き込まれていく姿が描かれる。タイトルの「テン・リングス」は『アイアンマン』シリーズにも登場していた犯罪組織の名称で、これまで深く映し出されることがなかった同組織の謎も明かされるという。シャン・チー役にシム・リウ、シャン・チーの父親役にトニー・レオンがキャスティング。
ジョナサン・シュワルツはシャン・チーについて「シャン・チーは1970年代のマーベル・コミックスに、素晴らしいアートワークと驚異的なアクションで描かれてはいましたが、映画化するにはかなりのアップデートをする必要があったのです」「現代を舞台に再想像された今回のオリジン・ストーリーでは、『シャン・チー』はテン・リングスという組織と家族的な近い繋がりがあります。陰で暗躍するテン・リングスという組織は、一作目の『アイアンマン』でトニー・スタークを誘拐するために表に出てきた2008年以来、ずっとMCUの中に潜んでいる存在でした」「コミックスの中には、私たちがまだ映画のスクリーンに出すことができずにいる、武術をテーマにしたキャラクターたちが豊富にいます」「その世界に私たちが足を踏み入れる方法として、シャン・チーは最高な素材になると感じました。『ドクター・ストレンジ』がこのユニバースの魔法の側面を導き出したのと同じように、また『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』がこのユニバースのギャラクシーの側面を導き出したのと同じように、コミックスのキャラクターとしてすでに存在する武術の世界に命を吹き込む方法としてね」とコメント。
「テン・リングス」を再びスクリーンでいつ登場させるか何度も制作陣と話し合ったというケヴィン・ファイギは「それこそが今の段階のMCUの面白いところなのです。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のような映画を作り、世間にまったく新しいヒーローを紹介しながらも、サブタイトルではMCUのそもそもの始まりと繋がっている。テン・リングスという組織ついて探究するドアが開かれるのですからね」と語っている。
- 作品情報
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『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
2021年9月3日(金)から公開監督:デスティン・ダニエル・クレットン 出演: シム・リウ トニー・レオン オークワフィナ ミシェル・ヨー 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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