榎本マリコの個展『モーメント』が9月9日から東京・渋谷PARCOのOIL by 美術手帖で開催される。
画家、イラストレーターとして活動する榎本マリコは、植物や動物、建築物などに顔を覆われた人物のアクリル画を中心に発表。チョ・ナムジュの小説『82年生まれ、キム・ジヨン』、小手鞠るいの小説『美しい心臓』の装画や、川上未映子の連載小説『黄色い家』の挿絵、CDジャケット、雑誌、広告、演劇のビジュアルなど様々なジャンルのアートワークを手掛けている。
同展では、コロナ禍における心境の変化を記録するように制作したという新作を発表。F80号の大作を含む、約15点を展示する。一部の作品は抽選販売される。抽選申込は9月9日から受付開始。
榎本マリコのコメント
コロナ禍での制作期間は時間の流れ、積み重ねを意識することが多い期間となりました。
今までに経験したことのない抑制の中、刻々と変化していく状況に抗えずにいる日々の生活の中で、それでも踏み込まれたくない守りたい聖域を作り出すような気持ちで制作していました。
また、その一瞬一瞬の気持ちの揺らぎを記録するような思いも表しています。
- イベント情報
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榎本マリコ
2021年9月9日(木)~10月3日(日) 会場:東京都 渋谷PARCO OIL by 美術手帖 時間:11:00~20:00 料金:無料
『モーメント』