『ルパン三世 PART6』声優陣発表　次元大介役が小林清志から大塚明夫に

テレビアニメ『ルパン三世 PART6』の声優陣と第2弾PVが発表された。

モンキー・パンチの漫画をもとにしたアニメ『ルパン三世』シリーズ。アニメ化50周年記念として10月9日深夜から日本テレビほかで放送、Huluほかで配信される『ルパン三世 PART6』は、ルパン三世を紐解く2つのキーワードでストーリーが展開し、1クール目はミステリーになるとのこと。各話の脚本に辻真先、芦辺拓、樋口明雄、湊かなえ、押井守がゲスト参加する。

発表されたボイスキャストは、ルパン三世役の栗田貫一、次元大介役の大塚明夫、石川五ェ門役の浪川大輔、峰不二子役の沢城みゆき、銭形警部役の山寺宏一に加えて、八咫烏五郎役の島崎信長、アルベール・ダンドレジー役の津田健次郎、ホームズ役の小原雅人、リリー役の諸星すみれ。

次元大介役は1971年のアニメシリーズ開始から小林清志がキャスティングされていたが、同作をもって大塚明夫に交代。初回は小林が次元役を演じる最後の作品となる「EPISODE 0 ―時代―」がオンエアされ、以降は大塚が演じる。

第2弾PVにはエメラルドグリーンのジャケットに見を包んだルパンの姿などが映し出されている。

また、10月8日から東京・キラリトギンザ12階のPLUSTOKYOでスペシャルコラボレーションカフェが期間限定オープン。「ごくろうさん」マークが焼印された「100％ビーフバーガー」や、ルパン一味をイメージした「ルパン三世ファミリーのクリームソーダ」といったコラボメニューが提供される。9月17日から予約受付開始。

小林清志のコメント

ルパンは俺にとって一生ものの仕事であった。命をかけてきた。
我儘を言えば90歳までやっていたかったが残念。
何とかかじりついていたかったが無理だった。
歳をとればそれなりの深みが出てくるはずだ。ただ映像とのギャップがあるか。

話は違うが以前、明夫ちゃんに聞かれたことがある。
「なぜ親父は五ェ門を辞めたんでしょう？」と。
親父とは大塚周夫先輩である。答えに窮したことがある。
さぞ先輩も無念だったにちがいない。
一部の方々から言われる事があるのは、次元は歳をとった 聞きづらい。
当たり前だ わたしゃ 齢88歳であるぞ。俺なりに努力した結果だ。
これからはそう言われることを気にしないですむ。ほっとしている。

あとは明夫ちゃんに委ねます。
頑張ってちょうだい。
ただ、次元はそんじょそこらの悪党とは違うぞ。
江戸のイキというもんだ。変な話だが、次元は江戸っ子だ。
明夫ちゃん、これは難しいぞ。
雰囲気はJAZZにも似ているんだ。

最後に
これまで応援してくれた人たちにお礼を申し上げる。ありがとうございました。

ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。
あばよ。

大塚明夫のコメント

身が引き締まりました。
清志さんの想い、
たしかに掴んで離さないよう精進します。

思えば僕は大魔王シャザーンで清志さんの声に出逢い、妖怪人間ベムを経て、
そして次元大介に憧れました。小学5年生だったと思います。
清志さんが50年をかけて生命を吹き込んだ次元大介は、もはや清志さんそのものだと
思っています。
次元大介から清志さんじゃない声が聞こえてきたらイヤです。もしかしたら誰よりも。
だからこそ、そんな自分さえも納得させ得る次元大介になろうと
勝手乍ら心に決めました。
江戸の粋、江戸っ子、JAZZ、胸にしっかり刻んで

バトン、受け取らせていただきます！

• TVアニメ『ルパン三世 PART6』公式サイト