沢田研二主演×水上勉原作の映画『土を喰らう十二ヵ月』　料理は土井善晴

2021.09.07 Tue

映画『土を喰らう十二ヵ月』が2022年秋に公開される。

同作は、水上勉のエッセイ『土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―』をもとにした作品。作家のツトムが、人里離れた長野の山荘で山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を料理し、季節の移ろいを感じながら原稿を執筆する姿が描かれる。2020年2月から撮影を開始したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で何度も延期と再開を繰り返し、今年7月26日にクランクアップを迎えた。

主人公のツトム役を演じるのは沢田研二。料理を土井善晴が担当し、監督と脚本を『ナビィの恋』の中江裕司が務めた。初めて映画の料理を手掛けた土井は、料理をどう作り、どう盛り付けるか中江監督と打ち合わせを繰り返し、ツトムの料理を具現化していっただけでなく、沢田に料理や手さばきを指導したという。

沢田研二のコメント

本当にながい、ながい、ながい撮影でしたけれど、本当の意味で超大作になるように期待しております。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
※クランクアップ時の挨拶から

土井善晴のコメント

なにしろ、沢田（研二）さんとご一緒させていただいたことが、とても光栄な事でした。
そして “土”と生活が繋がっている感じが細部にまで現れていて、監督の思いが伝わってきました。本当にありがとうございました。
※クランクアップ時の挨拶から