藤井道人監督の新作映画『余命10年』の劇伴音楽をRADWIMPSが担当することがわかった。
2022年に公開される同作は、50万部を突破し、『第6回静岡書店大賞』映像化したい文庫部門大賞を受賞した小坂流加の小説『余命10年』をもとにしたラブストーリー。数万人に1人という不治の病によって、自身の余命が10年であることを知った20歳の茉莉は、生きることに執着しないよう、恋だけは決してしないと心に決めていたが、地元の同窓会で和人と出会ったことで彼女の10年が大きく動いていくというあらすじだ。
RADWIMPSが映画全編の音楽を手掛けるのは、新海誠監督『君の名は。』『天気の子』に続いて3作目。実写映画の劇伴音楽を手掛けるのは初となる。
今回の発表とあわせて劇伴音楽入りの「超特報映像」が公開。
野田洋次郎(RADWIMPS)のコメント
この度、映画『余命10年』の劇伴音楽をつとめさせて頂きました。
はじめて実写映画での劇伴作業は新鮮で挑戦に満ちたものでした。シーンを観ながら、茉莉や和人やその周りでたしかに生きる登場人物たちにどんな音で寄り添うべきなのか、背中を押すべきなのか、幾度もの苦悩もありました。
総合計時間にするとおそらくすでにこの映画を100回近く観ていることになります。ですが、編曲もすべて終わり最終のオーケストラの本番レコーディングでやはり、画面を観ながら涙がポロポロと出てきました。
この映画には、茉莉の人生には、きっとご覧になるあなたが明日からも生きていく意味が詰まっていると思います。
ぜひ、公開を楽しみに待っていてください。藤井道人監督のコメント
『余命10年』の脚本を読んだとき、茉莉と和人のイメージと、そこに寄り添う野田さんの音楽が自然と流れて来ました。
野田さんは、脚本を読んだインスピレーションでクランクイン前に音楽を作ってくれて、その音楽を聴きながら撮影は進んでいきました。まさに、野田さんに導いてもらいながらこの作品は完成しました。至福の時間でした。是非劇場で体感して欲しいです。
- 作品情報
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『余命10年』
2022年公開監督:藤井道人 原作:小坂流加『余命10年』(文芸社文庫NEO) 脚本:岡田惠和、渡邉真子 音楽:RADWIMPS 配給:ワーナー・ブラザース映画
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?