映画『さがす』の追加キャストが発表された。
2022年に公開される同作は、『岬の兄妹』の片山慎三監督の商業映画デビュー作。「お父ちゃんな、指名手配中の連続殺人犯見たんや。捕まえたら300万もらえるで」と告げて姿を消した父・原田智を探す娘・楓の姿を描く。原田智役に佐藤二朗がキャスティング。
新たに出演が明らかになったのは、消えた父を懸命に探す原田楓役の伊東蒼、正体不明の連続殺人犯・山内照巳役の清水尋也、連続殺人犯と関わりを持つムクドリ役の森田望智。
伊東蒼のコメント
初めて台本を読んだとき、難しそうだけどこの役をやりたい、この機会を逃したくないと思いました。 撮影中、片山監督が「もう一回、もう一回」と何度も同じシーンを繰り返されるので、はじめは不安が大きかったのですが、楓と私の境目がわからなくなるくらい、思い切って、がむしゃらに頑張りました。 楓の抱える悲しみや不安がどのように変化していくのか、是非劇場でご覧頂きたいと思います!清水尋也のコメント
山内照巳役を演じさせて頂きました清水尋也です。 片山監督・佐藤二朗さんをはじめとした素晴らしいキャスト・スタッフの方々と共にこの作品に参加できた事、光栄に思います。 台本を読ませて頂いた時、ページを捲る手が止まらなかったと共に、山内という印象的なキャラクターを演じる事への不安と興奮が入り混じった気持ちを抱きました。 また、現場では監督と日々ディスカッションを重ね、不穏で底の見えない山内の空気感を丁寧に作り上げました。 決して妥協せず、より良いモノを追求する監督の気持ちに応えられるよう、一層気持ちに熱が入りました。 目の背けられないリアルな温度感のストーリーを映像に落とし込む事が出来たと思います。 皆様にお届け出来る日が大変楽しみです。森田望智のコメント
初めて脚本を読んだ時、これはすごい話だと衝撃を受けました。 粛々と不穏な空気が漂う中に、見過ごせない何かを感じました。 それが何か知りたくて、私が演じるムクドリさんと共に撮影期間を過ごした気がします。 片山監督の丹念で奇抜な演出は、役の着地点がどんどん変化していくので、想像を超える発見があり、とても楽しかったです。 コロナ禍で、なかなか思うように作品作りが出来ない今、キャスト、スタッフさん、それぞれの濃密な想いが各シーンに刻み込まれています。 そんな色濃いこの作品が早く皆さんの元に届くといいなと心から待ち遠しく思います。
- 作品情報
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『さがす』
2022年にテアトル新宿ほか全国公開監督・脚本:片山慎三 出演: 佐藤二朗 伊東蒼 清水尋也 森田望智 配給:アスミック・エース
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?