映画『素晴らしき、きのこの世界』に寄せられた著名人コメントが到着した。
9月24日から公開される同作は、幻覚作用をもたらす一方で人間の命を救うほどの力を持っていると言われる、きのこ、菌類の可能性を提示するドキュメンタリー。菌類学者ポール・スタメッツ、ジャーナリストのマイケル・ポーラン、フードライターのユージニア・ボーンといった様々な専門家が、医療や治療、環境問題などに対する菌類を使った解決策を明かしていく。監督を「タイムラプス映像のパイオニア」と称されるルイ・シュワルツバーグ、ナレーターを「無類のきのこ好き」だというブリー・ラーソンが務めた。
コメントを寄せたのは、窪塚洋介、豊田エリー、駒田航、河岸洋和、飯沢耕太郎、槇村浩一、和田匠平、堀博美、茸本朗に加えて、同作の字幕監修を担当した保坂健太郎。
今回の発表とあわせてタイアップ情報が公開。9月24日から東京・原宿のマッシュルーム料理専門店MUSHROOM TOKYO、恵比寿の写真集食堂 めぐたまでコラボメニューが提供される。詳細は各店舗のオフィシャルサイトで確認しよう。
さらに、同作の公式Twitterアカウントをフォローし、ハッシュタグ「#きのこ映画みた」もしくは「#きのこ映画みたい」をつけて感想、期待を投稿すると、抽選で「ホクトのきのこをまるごと使った菌活・贅沢カレー」エリンギ、マイタケの2種セットが5人、大泉工場「KOMBUCHA_SHIP」オリジナルフレーバー2本セットが4人、生活雑貨のシエロ「きのこの箸置き」2個セットが3人にプレゼントされる。
窪塚洋介のコメント
改めて自分がこの宇宙の一部、この神秘の一部だと思い出した。未曾有のパラダイムシフトを迎える今、この映画でパラダイスを思い出そう。 皆が思い出せる場所にあるから。豊田エリーのコメント
きのこの可能性は無限大だ。奇妙で美しい映像、そして興味深い言葉が続き、ファンタジー映画を観ているようにワクワクした。 森に佇み、静かに耳を澄ませてみたら、私たちにも自然の話し声が聴こえるかもしれない駒田航のコメント
スーパースローカメラでの映像や、リアルなCG映像のおかげで、様々なキノコや自然の成長を視覚的に楽しむことが出来ます。 そして学術的な内容や歴史的背景、キノコの持つ研究対象としての無限の可能性や、すでにその活躍が目覚ましい事例まで細かく紹介してくれる上に わかりやすい!隅から隅までキノコづくし!なんとなく知っているようで全然知らなかったのキノコという存在。しかしこれを観終えたときには、キノコについてのワンランク上の知識と好奇心で満たされ、感想一言目は絶対に『キノコってすげぇ!』に違いありません!保坂健太郎(国立科学博物館植物研究部)のコメント
世にも稀なきのこ映画。大迫力の映像で実感するきのこの偉大さと神秘。話題は菌類学、生態学から医学、サブカルまで盛沢山。 きのこ好きもそうでなくても、科学好きも科学嫌いも、みんなで楽しめる、ツッコミどころ満載の映画です。きのこ博士としておススメします。河岸洋和(静岡大学グリーン科学技術研究所、静岡大学)のコメント
私はキノコの研究に人生を賭けている化学者です。一瞬だけ映画の中に名前が登場します。そして、キノコ以外のカビも出てきます。この映画は「キノコやその仲間のことを描いている」とお思いください。学者としては「?」と思う部分も時々ありますが、映像は美しく、エンターテイメント映画として楽しく見ました。多くの方々に、この映画をきっかけにキノコの世界に関心を持っていただければいいなー、と思っています。飯沢耕太郎のコメント
きのこは楽しい。きのこはおいしい。きのこは不思議だ。きのこは怖い。きのこはエロい。きのこは笑える。とにかく、きのこはすごい。 きのこにまつわる、記憶と経験と感情のすべてを総動員しても、なおかつお釣りが来る映画だ。槇村浩一(帝京大学大学院)のコメント
議論を提供する映画です。子供と観るのは危険!冒頭20分程までは生き生きとした、さまざまなキノコやカビの成長を子供と楽しめると思いますが、 警告を与えておいた方がよさそうです。これR-18制限相当ではないでしょうか?和田匠平(慶應義塾大学環境情報学部)のコメント
この映画ではより重要な菌類の存在意義が示されていて、きのこの研究をしている私にとっては嬉しい限りである。 タイムラプス映像などを使いながら魅力をたっぷりと伝えていて、とても美しく迫力があり素晴らしい。堀博美のコメント
私はきのこ歴28年、大学では映画研究会にいましたが、こんなに人に薦めたくなる映画は初めてです。(ツッコミどころはありますが) きのこやきのこに関わる人々の姿に胸が高鳴りました。さあ、菌糸でつながりましょう!茸本朗のコメント
キノコという生物の美しさ、面白さそして怪しさを、美麗なタイムラプス映像と科学的かつ平易な解説で余すところなく語りあげた快作(怪作?)。 キノコ好きや科学ドキュメンタリー好きの皆様にオススメの一本。
- 作品情報
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『素晴らしき、きのこの世界』
2021年9月24日(金)から新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開監督:ルイ・シュワルツバーグ 脚本:マーク・モンロー 出演: ポール・スタメッツ マイケル・ポーラン ユージニア・ボーン 声の出演:ブリー・ラーソン 時間:81分 配給:アンプラグド
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?