映画『猫は逃げた』が2022年3月18日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開。出演者が発表された。
今泉力哉が監督を務め、城定秀夫と共に脚本を手掛ける同作は、今泉監督と城定監督が互いの脚本を提供し、R15+のラブストーリーを2本制作するプロジェクト『L/R15』の「R」の作品。飼い猫カンタをどちらが引き取るかで揉める離婚直前の夫婦とそれぞれの恋人を描く恋愛狂騒劇だ。音楽を菅原慎⼀が担当。
出演が明らかになったのは、レディースコミックの漫画家・町田亜子役の山本奈衣瑠、亜子と離婚寸前の週刊誌記者・君島広重役の毎熊克哉、広重の同僚で浮気相手でもある真実子役の手島実優、亜子と関係を持っている雑誌編集者・松山役の井之脇海に加えて、伊藤俊介(オズワルド)、中村久美、猫のオセロ。亜子が描く劇中漫画は、イラストレーターで漫画家の岡藤真依が手掛けている。
今回の発表とあわせてポスタービジュアルが公開。「だらしないけど、本当の気持ち。4つの“好き”がこんがらがって――」というコピーがそえられている。
山本奈⾐瑠のコメント
初めまして町田亜子役の山本奈衣瑠です。
誰かを好きになってこの先も一緒に居る事を選び同じ屋根の下で暮らす。でも、いつの間にか言葉が足りなくなったり戻れなくなったりして色んな色が混ざった空気が分離しながら充満する様になった部屋。その部屋で、その近所で…何が起きていくのか。目には見えないけど心では見えてしまったその空気の色達を是非劇場に見に来て下さい。分からない事ばかりから始まった日々でしたが、今泉組の皆様は悲しいも暖かいも全部一緒に感じてくれました。猫がとても可愛いです!宜しくお願いします!毎熊克哉のコメント
今泉監督と初めてお会いしたのは2016年頃。いつかご一緒したいなと思っていたのですが、まさか城定さん脚本の作品で叶うとは思いも寄らずとても楽しかったです!僕はもともと断然犬派男でしたが、、この作品で猫と触れ合い猫派に転向、、いや犬も可愛いし、、でも、猫ちゃん。。猫に翻弄?救済?される、ちょっとダメダメな可愛い人達のお話です。お楽しみに!
手島実優のコメント
初めて脚本を読んだ時、真実子は私がやるんだ!と思いました。撮影期間中はずっと恋に溺れていて、満たされない苦しみを一生分味わったと思います。人を好きになるって、エネルギーの消費量が凄い。今泉さんが描く人間のずるさや矛盾がとても好きです。へんてこだけど愛おしい男女のいざこざを、くすくすと楽しんでもらえたら嬉しいです。
井之脇海のコメント
新作が公開する度に舞台挨拶に通うほど学生の頃から監督のファンだったので、参加が決まった時は嬉しくてたまりませんでした。念願の今泉組は、参加する全員が、面白い映画を作りたい一心で撮影に取り組む、映画愛に溢れた幸せな現場でした。
松山は、一見チャラくて器用そうですが、実はピュアで不器用でちょっと寂しがり屋な青年です。そのギャップを楽しみながら、城定さんの紡ぐ言葉と、監督の切り取る世界の中で、伸び伸びと演じさせていただきました。ぜひ、お楽しみに。
- 作品情報
-
『猫は逃げた』
2022年3月18日(金)から新宿武蔵野館ほか全国で公開監督:今泉力哉 脚本:城定秀夫、今泉力哉 音楽:菅原慎一 配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?