濱口竜介監督、脚本の映画『偶然と想像』が12月17日から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国公開で公開される。
『第71回ベルリン国際映画祭』銀熊賞を受賞し、濱口監督が「一番の見どころはと問われたら“役者の皆さんの演技”だ」と語る同作は、『魔法(よりもっと不確か)』『扉は開けたままで』『もう一度』の全3話で構成。『魔法(よりもっと不確か)』にはモデルの芽衣子役の古川琴音、ヘアメイクのつぐみ役の玄理、つぐみが気にかける男性役の中島歩、『扉は開けたままで』には作家で大学教授の瀬川役の渋川清彦、瀬川を逆恨みするゼミ生の佐々木役の甲斐翔真、佐々木に色仕掛けの共謀を持ちかけられる同級生の奈緒役の森郁月、『もう一度』には同窓会に参加するため宮城・仙台にやってきた夏子役の占部房子、20年ぶりに夏子と再開するあや役の河井青葉が出演している。
1989年に開館したBunkamuraル・シネマで邦画が上映されるのは初とのこと。劇場公開とあわせて、Inclineが新しく開設する配信プラットフォーム「Reel」で有料配信される。
さらに日本版ポスタービジュアルが公開。イタリア版ポスターに使用されたイラストを採用しており、「驚きと戸惑いの映画体験が、いま始まる――」というコピーが添えられている。
- 作品情報
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『偶然と想像』
2021年12月17日(金)からBunkamuraル・シネマほか全国で公開、Reelで有料配信監督・脚本:濱口竜介 出演: 古川琴音 中島歩 玄理 渋川清彦 森郁月 甲斐翔真 占部房子 河井青葉 上映時間:121分 配給:Incline
Special Feature
Crossing??
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