映画『ジャネット』『ジャンヌ』が12月11日から東京・渋谷のユーロスペースほか全国で順次公開される。
両作は、『ユマニテ』『フランドル』『プティ・カンカン』のブリュノ・デュモン監督による、ジャンヌ・ダルクを題材とした2部作。ジャンヌ・ダルク役を、撮影時8歳で、演技経験のなかったリーズ・ルプラ・プリュドムが演じた。原作は、詩人、思想家シャルル・ペギーの劇作『ジャンヌ・ダルク』『ジャンヌ・ダルクの愛の秘義』。
『ジャネット』は百年戦争の真っただ中である1425年を舞台に、後にジャンヌ・ダルクとなる幼いジャネットが神の声を聴く体験を通し、フランス王国を救うために武器を取る覚悟を決める姿を描くミュージカル。共演にジャンヌ・ヴォワザン、リュシル・グーティエらが名を連ね、音楽をIgorrr、振付をフィリップ・ドゥクフレが担当した。原題は『Jeannette, l'enfance de Jeanne d'Arc』、英題は『Jeannette, the Childhood of Joan of Arc』。
『ジャンヌ』は、イギリス側に捕らえられ、教会によって異端審問にかけられるジャンヌ・ダルクが、抑圧と支配の論理で迫る「雄弁」な男たちを相手に反駁の叫びと沈黙で応じるサスペンスアクション。フランス国王シャルル7世役をファブリス・ルキーニが演じ、異端審問の陪席者役を演じ、2020年に死去したChristopheが劇伴の作曲も手掛けた。原題は『Jeanne』、英題は『Joan of Arc』。
今回の発表とあわせて公開されたビジュアルには「悪魔ポーズ」をとる羊飼いの少女と正面を見つめる甲冑姿の少女の姿が写し出されているほか、「神的少女降臨」というコピーが添えられている。
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『ジャネット』
2021年12月11日(土)からユーロスペースほか全国で順次公開監督・脚本:ブリュノ・デュモン 原作:シャルル・ペギー 音楽:Igorrr 振付:フィリップ・ドゥクフレ 出演: リーズ・ルプラ・プリュドム ジャンヌ・ヴォワザン リュシル・グーティエ ほか 上映時間:106分 配給:ユーロスペース- 作品情報
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『ジャンヌ』
2021年12月11日(土)からユーロスペースほか全国で順次公開監督・脚本:ブリュノ・デュモン 原作:シャルル・ペギー 音楽:Christophe 出演: リーズ・ルプラ・プリュドム ファブリス・ルキーニ Christophe ほか 上映時間:138分 配給:ユーロスペース
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Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?