m/lue.の1stミニアルバム『あいだ』が本日9月29日に配信リリースされた。
アーティスト名の由来は「中間」「環境」を意味するフランス語「milieu」。昨年4月に1st EP『Zawameki』でデビューし、ポエトリーリーディングを織り交ぜた楽曲が「Maltine Records」主宰tomadoの目に止まり、m/lue.のための新レーベル「SOLANO」が立ち上げられた。同年10月に音楽プロデューサーTomggg編曲の2nd EP『hibi』を発表。
『あいだ』には8月に先行配信された“大切なキミへ”を含む全7曲を収録。聴き手に勇気や希望といったポジティブなメッセージを与えるのではなく「今のそのままの気持ちで、ただ、音と一緒に過ごすように聴いてほしい」というm/lue.の思いが込められているとのこと。また、「なるべく近くで語りかけているように楽曲を届けたい」という思いから、全楽曲を「GarageBand」で制作。マイクを使わず、直接iPhoneに録音しており、全楽器を自ら演奏した。ミックスとマスタリングはTomgggが担当。ジャケットを安田和弘が撮り下ろした。
今回の発表とあわせて、m/lue.、Tomggg、安田和弘に加えて、東郷清丸、水原涼、山西竜矢、中村桃子、今野裕一郎(バストリオ)のコメントが公開された。
m/lue.のコメント
ずっとあいだを歩いている私たちだから、行ったり来たり、曖昧でいい。
わからないことだらけの毎日に、このアルバムが共にあれば嬉しいです。Tomgggのコメント
m/lue.さんとの作品作りは新鮮さを感じつつ、音楽を作りはじめた頃の自分を思いだすことがあります。
ギターと声が、音と音が響き合うことを見つけた喜びや、その時の気持ちや空気を演奏に乗せられる楽しさが音楽に記憶されているように感じられます。そんな雰囲気が伝わるようにミックスしました!安田和弘のコメント
光と水、目に浮かぶ歌だ。いちど聴いてしまえば、ふとした時に、その声はやってくる。忘れられない声が、忘れてしまった、モノやコトを照らし出し、あなたにも、沁みわたる。
東郷清丸のコメント
ミニアルバム完成おめでとうございます!
好きな音像だな~と!とあらためて思いました。素敵です。
ミリューさんの歌声は、倍音がきれいなシンセサイザーのようというか
ビブラートなしでスーと伸びていくとことか、楽器としていい意味でデジタルっぽくて。対してギターやピアノの音が荒くて生々しく、そこの対比が効いていて深みになっているな~きっとマスタリングでそこをもうひと押ししたのかしら、、。
…とか、一聴しただけの感想なんですけども、
とにかく佇まいがすごくいいミニアルバムだと思いました。水原涼のコメント
歩きながら、隣から話しかけてくる。過剰な感情を載せることなく淡々と、遠くにある、ほかの人には見えない何かを教えてくれている。その声に耳を澄ませているうち、心があたたかくほどけていく。祈りと同じ作用だ。街にいるとよくこの声が浮かんでくる。日常の地続きにある場所から響いてくる歌だ。
山西竜矢のコメント
「あいだ」を聞きながら歩くと、見逃してしまいそうな雲の形に気付きます。
遠くで鳴る虫の声が聞こえ、緩やかに肌を渡る風を感じます。
ここに詰まっている音楽はきっと、急かされている人の袖にそっと触れ、
立ち止まっても大丈夫だ、と囁いています。中村桃子のコメント
m/lue.ちゃんの目は、見つめられてるような遠くを見てるような不思議な瞳をしています。m/lue.ちゃんの音楽も同じだった。
姿は見えないのに近くでやさしく、囁いてる。空気のように浮遊してる言葉と音が、とても自然体で体にすっと浸透して心地よかったです。今野裕一郎(バストリオ)のコメント
あいだ、には捉えきれない茫漠たる何かがあって、
そこでぽつんと漂うように、時には言葉にならなくてハミングになっても率直な言語でたった一人の誰かに届くように真っ直ぐ声を発してた彼女はいま歌ってる、
「生きてりゃいいんだよ」って、最高だね
- リリース情報
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m/lue.
2021年9月29日(水)配信リリース
『あいだ』1. 夢だった 2. 繊細世界 3. 浸透 4. 遠く深く 5. たった一人 6. あいだ 7. 大切なキミへ
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?