1990 年代のミュージックシーンにその名を残す2大グループが、デビュー20周年を迎える2010年、揃ってベストアルバムをリリースする。スチャダラパー『THE BEST OF スチャダラパー1990〜2010』、TOKYO No.1 SOUL SET『BEST SET』には往年のヒット曲に加え、両者初となるコラボ曲も収録。彼らが過ごしたこの特別な20年間とは、果たしてどのような時間だったのか? ギャグも織り交ぜつつ語られる言葉に耳を傾けながら、生きていく上で大切なものとは何なのか、もう一度見つめ直すキッカケにしてみたい。
(インタビュー・テキスト:小宮川りょう
20年間で変わったことって、ケータイとパソコンくらいしかない
―1990年から活動するスチャダラパー、TOKYO No.1 SOUL SETのみなさんですが、この20年を振り返ってみて、印象に残ったことや「変わったなぁ」と思うことはなんでしょう?
渡辺:今回発売するベストアルバムは20年の軌跡を振り返る内容なんで、「この20年、どうでした?」とよく聞かれるんですけど…。
川辺:正直、あまり変わったという意識はないんだよね。
BOSE:そうだね。その前の20年、1歳からハタチの時って、色んなことが変わったわけじゃん。聴く音楽含め、好きなものだったり、自分を取り巻く環境だったり。そう考えると、デビューしてから今日までの20年で変わったことって、ケータイとパソコンが出てきたことくらいしかないよね。
ANI:そうだね。
左から、BOSE(スチャダラパー)、渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)、川辺ヒロシ(TOKYO No.1 SOUL SET)
SHINCO:ヒップホップって、二十歳ぐらいの時にもうすでに世の中にあったしね。
渡辺:レゲエと混ぜたりとか、そういうのはあるかもしれないけど…。
川辺:ロックとかパンクとかみたいに、でかい音楽のジャンルが突然できあがったりはしてない。
BOSE:そういう変化がないから、あんまり「変わったなぁ」っていう印象がないんだろうね。ふと思うのは、「ケータイがなかったときってどうだったんだっけ?」ってこと。
SHINCO:待ち合わせとか怖いよね。
渡辺:緊張感があったよね。お互いに信頼してないと、待ち合わせられない。
川辺:今よりもっとちゃんとしてたのかもね。俺、BIKKEを5〜6時間待ったことあったもん(笑)。
SHINCO:昔はよくコントのシチュエーションで「待った?」とかあったじゃん。今はもうありえないよね。
BOSE:そうだね、待たないもんね。「先行ってるよ」ってなる。
川辺:当時はなかったけど、フェスで一回はぐれちゃったりしたら、もう会えない。
BIKKE(TOKYO No.1 SOUL SET)
ANI:「迷ったらここに来い」みたいなミーティング・スポットが必要だね。子どもの迷子コーナーみたいなヤツ。
BIKKE:みんな子どもの状態のままだったんだ。
川辺:でも、不便な一方で、オランダでばったりロボ宙(ヒップホップ・ユニット、脱線3のリーダー。2002年8月に初のソロ・アルバム『銀河飯店』をリリースした)に会ったりする(笑)。
BOSE:みんな今よりそういう「連絡が取れなくても会える能力」みたいなものが高かったんじゃない? きっと何かが研ぎ澄まされてるから、会えたんだよね。
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2/4ページ:Twitterはおそろしい!
Twitterとか怖い。管理社会だね
BOSE(スチャダラパー)
川辺: 20年前はケータイが普及してなかったから、家の固定電話で話してたでしょ?
BOSE:前は電話で「コレ見た?」って言って、遊びに行くときにビデオをグワーっと持っていったりしたよね。今だったら、しゃべりながらPCで動画 のURLを送ったりできるようになった。そういう部分は変化したかな? まぁ、映像を見せるという行為自体は、全く変わってないんだけどね。
―2000年代に入って、WEBツールがぐっと身近なものになりましたよね。例えばYouTubeとか Twitterとかmixiなど、WEBツールのトレンドには関心は持つほうですか?
川辺:一応登録してみるんだけど、いまいち使い方が分からなかったりする。
渡辺:僕はあまり詳しくないけど、うちの息子は使いこなしてる。
BOSE:俊美くんちの登生(とーい)は、小3くらいからブログをやってるPCの申し子だもんね。
渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)
渡辺:だって、息子がケガしたときに「右手じゃなくてよかったな!」って言ったら、「俺、左派だから」って言ったんだよ? 普通は右手でこうして、こうでしょ(と怪しげな身振り手振り)。うちの息子はパソコンを右手でクリックして、左手を使うのね! 本当にすごいと思うよ。
BIKKE:ああ、下ネタか(笑)。
一同:爆笑
―その話、すごく面白いけど、シモネタなんで書けませんよ!
BOSE:話を戻すけど、Twitterとか怖いよね。「BOSEさん、今日は××でゲームの大会だよね?」って、全然知らないやつに言われたりして。「何でお前知ってるの?」って聞いたら「Twitterで見ました」だって。
ANI:管理社会だね〜。
BOSE:「お前に教えたくないのにバレてる!」って気分になるよね。
ANI:きっと変装ブームがやってくるね。付けヒゲで、わざと大ゲサなB-BOY風の格好してデート行ったりして。
BOSE:でも、「変なB-BOYのおじさんがいましたー」とかTwitterに書かれたりしちゃうよ。
SHINCO:「俺も見た」とかって、逆に有名なっちゃたりね。逃れられない感じがする(笑)。
スチャダラパー
TOKYO No.1 SOUL SET
ガラっと変わったわけではなくて、ちょっとずつ変わっていった。
―90年代にはアナログとテープが当たり前に流通していたけど、最近はDJもデータだったりします。DJのありかたも変わりつつあるんでしょうか?
BOSE:川辺くんとか、ずーっと新しいものを聴いているけど、全部アナログ?
川辺:アナログだね。この20年間、毎週レコ屋に行くし、買っているものも変わってない。
SHINCO(スチャダラパー)
BOSE:ちゃんとレコ屋でアナログで買うんだ。すごいね。僕は完全にiTunesで買うようになっちゃった…。
川辺:俺はiTunesでは買わないなぁ。CDはアマゾンで買うけど。
SHINCO:僕もあんまり変わってないけど、まわりは大きく変わってきてると思うよ。川辺くんはかける曲が劇的に変わった。
BOSE:今と昔では全然違うもんね。“GALARUDE”(DJ KENT<FORCE OF NATURE>、笹沼位吉<SLY MONGOOSE>とのハウス〜ニューウェーヴなユニット)やったり、“InK”(石野卓球とのディスコユニット)やったり、すっかり4つ打ちをかけるようになったもんね。
SHINCO:半年ぐらいで終わったけど、大阪のCLUB JULEでやったイベントがあったじゃない。あのときは過渡期だったよね。
川辺:ガラっと変わったわけではなくて、やっているうちにちょっとずつ変わっていったんだよね。特にきっかけがあったわけじゃないけど、自分の好みが変わっていったんだと思う。
SHINCO: 僕は友達に連れ回されたりして4つ打ちのクラブに行くことが多くなって、そういうパーティにDJとして呼ばれることも増えましたね。一緒にやってた友達の選曲も変わってきたけど、悪くないかもなって思ったり。
若い人は、もうダラダラ溜まったりしない
―また、この何年かで、レコードショップにはどんな変化があったのでしょうか。
BOSE:例えば、渋谷宇田川町のレコ屋街も変わったよね。特にシスコ(レコード)がなくなったのは衝撃的だった。
一同:うん。
BOSE:友達が働いていたりしたし、仕事が終わったらシスコに行く、みたいなのが日常だったこともあったからね。今は宇田川町に路上駐車することもなくなった。
SHINCO:マンハッタンレコードも、最初は渋谷警察の裏のほうだったしね。
渡辺:WAVEもなくなったね。
川辺:ヴァージン・メガストアもなくなった。でも、小さいけど主流のものを置いているレコードショップはまだあるよ。今日買いに行った店なんだけど、渋谷のLIGHTHOUSE RECORDSなんかはそうだね。
SHINCO:同じく渋谷のTURNTABLE LAB TOKYOとかもね。
川辺:これからはレコード屋も、セレクトショップみたいに変わっていくんじゃないかな。
SHINCO:確かに。バイヤーの存在が大事になってきてるんじゃない?
渡辺:僕は楽器屋をずっと見てきたけど、20年前までは1Fから3Fまで全部ギターだったのに、15年前くらいから突然ターンテーブルが幅を利かせるようになったね。
BOSE:昔は生音だったのが、今はすっかり打ち込み、パソコンで音楽になっちゃった。
川辺:あと、機材屋もCD屋も実店舗が減って、WEBショップしかないからやってる人の顔が見えない。ZOOTとかLOSAPSON?みたいな変な店は少なくなったよね。
SHINCO:いろんな人が集うサロン的な店があまりないってことだね。若い人には溜まるところがないのかも。
川辺:音楽関係の人の溜まり場になってる、渋谷の「おでんや6」にもオッサンしかいないし。たぶん若い人は、ダラダラ溜まったりはしないんだろうね。
みんなが「好きだ」と言ってくれる曲をラインナップに入れました
―ベストアルバムに話を戻します。新録のコラボレーション曲がそれぞれ1曲入ってますが、意外にも初コラボレーションだとか。
BIKKE:そうなんです。今までもライブで一緒にステージに立ったり、LB NATIONとして一緒に録音したりもしてるけど、コラボ曲としては意外にも、これが初めて。
SHINCO:特別なことをしようと意識してはいないし、選曲も時間軸に沿って並べていて、強いこだわりはないんです。「この曲好きだから入れたい!」っていうよりも、「みんなが好きなのが良くね?」っていう基準でラインナップを決めたかな。
BIKKE:僕らもそう。聴いてくれる人の感覚って、自分たちではわからないですから。スタッフの人にも、どの曲を入れるべきか提案してもらったりもしました。その結果、個人的に好きな曲も全部入っていたという感じですね。
BOSE:ソウルセットのレコーディング見るのって、すごく勉強になったよ。俊美くんが作業してるの見て、「こうやるんだ、なるほどー」とかね。
渡辺:スチャダラの作業を見てても、ビートでネタを抜く感じとか、ソウルセットにはない感覚で感心しましたね。
川辺: 録音の時、SHINCOは職人の顔になる。ただの二日酔いだったのかもしれないけど(笑)。
BOSE:SHINCOが真面目な表情になるのは、酔っ払ってる時くらいですから(笑)。あと、みんなが作業している間、ANIはずっと考えているフリをしてた(笑)。
川辺:それどころか、俺とSHINCOがハットのタイミングを聞いている横で、でかい音でゲームをやるから、ハットの音がわからなくなっちゃったり(笑)。
男どうしで集まってるのが一番楽しいってこと、みんな知ってると思うんだよね
―一番近くで見てきたアーティストとしては、お互いのことをどう思いますか?
川辺:見習うべき点がいっぱいあると思ってます。しぶといというか、しつこくていいんですよね、スチャダラは。それに今回のアーティスト写真が「荒れる新成人」だったのには爆笑したね。ソウルセットじゃ「やろう」っていう話にまずならないもん。やっても大怪我するだけだから。
ANI(スチャダラパー)
ANI:去年スチャダラとソウルセットでやったツアーは面白かったよね。水戸と福島、熊本、鹿児島、いろんなところ行って…すごく面白い旅でしたね。
BOSE:「旅が楽しかった」じゃなくて、お互いをどう思ってるかって質問だよ!(笑)
ANI:そうか、うーん、ソウルセットは…三人とも好きな音楽が違い、一見バラバラなようでいて、全員集まると、ごった煮? いやミクスチャー? ていうかおもちゃ箱をひっくり返したような? 90年代のバンドブームを小林武史が監督した映画『BANDAGE』のような? グループだと思いますよ。
―すいません、ちょっとわかりにくいのですが(笑)。
ANI:そうですか? えーと、ソウルセットは一見ばらばらに見えるようでいて…。
BOSE:同じじゃん! もういいよ(笑)。
―最初の質問に戻ってしまうのですが、この20年で変わったことって、他にはありますか?
BOSE:一番大きいのは、やっぱり生活スタイルかな。昔だったら、僕の部屋に集まってみんなで朝まで遊んで、サラリーマンが駅に向かう中、川辺くんとお弁当を買いに向かうなんてことばっかりしてた。そういうの、今はないですから。
川辺:とはいえ、今でもそのコンビニが24時間やってる居酒屋「山家」に変わっただけなんだけど(笑)。
BOSE:確かに生活の基礎の部分はだいぶ変わったとはいえ、川辺くんが「この映像見た?」ってリンクを送ってくるっていうような、会話の内容なんかはまるで変わってない。かわいいネコの映像と、エグイ映像を一緒に送ってきたりっていう狂ったバランスなんかもね(笑)。
SHINCO:制作のやりかたも全然変わらないしね。場所が変わらないから、気分も全然変わんないし。
―普通20年も経てば、付き合う友達が変わってきたりもしますけど、みなさんの人間関係は全然変わらないんですね。
BOSE:でも、友達は昔のほうがいっぱいいたんだよね。でも田舎に帰ったり結婚したりで、あんま会わなくなったりするじゃん。で、残ってるのがわれわれ(笑)。「まだやってんだぁ…」みたいなね。
渡辺:悪く言えば、そうなるけどね。
BOSE:まぁ、でも言いたいのは、「こうしてりゃ楽しくていいのになぁ」っていうことかな。昔、みんなで集まって遊んでた時は本当に夢みたいで、毎日が面白くて仕方がなかった。男どうしで集まって、「あれが面白い、これが面白い」とか延々と言ってるのが一番楽しいってこと、みんな知ってると思うんだよね。でも、だんだんそういう機会がなくなっちゃうから、飲み会でワーッてなったり、ゴルフに行ったりするのかな。
川辺:最近思うんだけど、みんなでこうやって遊んでると、帰りたくないんだよね。23時でも24時でも、本当に何時まででも平気なんだ。
SHINCO:パーティでも、みんな帰りたがらないんだよね。ジワジワと終わる時間が遅くなって、終わるのが次の日の夕方になってるとか。僕は朝の9時頃にはギブしちゃうけど。
川辺:いや、そうなって普通だよ(笑)。
ANI:別にパーティじゃなくてもいいんだよ。ゲームがあって、メシが食えたらそれでいい。
BOSE:ずっとこういう生活を続けていけたらいいよね。まぁそれって、普通は「シンドいなぁ」と感じることなんだろうけど(笑)。
- リリース情報
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- スチャダラパー
『THE BEST OF スチャダラパー 1990〜2010』 -
2010年2月24日発売
価格:3,500円(税込)
NFCD-27207-81. スチャダラパーのテーマPT.2
2. スチャダランゲージ
3. ゲームボーイズ
4. あんた誰?
5. 彼方からの手紙
6. 今夜はブギー・バック(smooth rap)
7. 後者 -THE LATTER-
8. ついてる男
9. コロコロなるまま
10. ノーベルやんちゃDE賞
11. B-BOY ブンガク
12. サマージャム'95
13 ドゥビドゥ What?
14. アクアフレッシュ
15. MR.オータム
16. 大人になっても
17. MORE FUN-KEY-WORD
18. 4ch FUNK
19. CHECK THE WORD
20. アーバン文法
21. エムシー
22.ドリジナルコンセプト
23. T2RP
24. LET IT FLOW AGAIN
25. FUN-KEY4-1
26. Shadows of The Empire
27. DISCO SYSTEM
28. ジャカジャ〜ン
29. ソング オブ ザ ヒル
30. ライツカメラアクション
31. Good Old Future
32. Hey! Hey! Alright /スチャダラパー+木村カエラ
33. NEVER ENDING BEATS/スチャダラパーfeat.TOKYO No.1 SOUL SET
- スチャダラパー
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- TOKYO No.1 SOUL SET
『BEST SET』 -
2009年2月24日発売
価格:3,150円(税込)
tearbridge records NFCD-271831. JIVE MY REVOLVER
2. ロマンティック伝説
3. MORE BIG PAR TY
4. 黄昏'95 ~太陽の季節
5. ヤード
6. J r .
7. 隠せない明日を連れて
8. Key word (9 9/9mix)
9. Sunday 2010 [新録]
10. Still
11. wing
12. Innocent Love
13. Beyond The World
14. STARDUST / TOKYO No.1 SOUL SET feat. スチャダラパー
15. 今夜はブギー・バック / TOKYO No.1 SOUL SET+HALCALI
- TOKYO No.1 SOUL SET
- イベント情報
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- スチャダラパー20th. Anniversary
『スチャダラ2010〜オールスター感謝祭〜』 -
2010年5月9日(日)OPEN 14:30 / START 15:30
会場:東京 日比谷野外大音楽堂
ライブ:
スチャダラパー
and more
総合司会:
バッファロー吾郎
小籔千豊
料金:前売指定6,300円 前売立見5,800円
チケット一般発売日:2010年4月3日
問い合わせ:HOT STUFF 03-5720-9999
- スチャダラパー20th. Anniversary
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- スチャダラパー20th. Anniversary
『スチャダラ2010〜浪速恋シグレン〜』 -
2010年5月29日(土)OPEN 13:00 / START 14:00
会場:大阪 大阪城音楽堂
ライブ:
スチャダラパー
TOKYO No.1 SOUL SET
neco眠る
and more
料金:前売指定6,300円
チケット一般発売日:2010年4月3日
問い合わせ:GREENS 06-6882-1224
- スチャダラパー20th. Anniversary
- プロフィール
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- スチャダラパー
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BOSE、ANI、SHINCOの3人からなるラップグループ。1990年にデビューし、1994年「今夜はブギーバック」の大ヒット以来、シーンの最前線で活躍を続ける。デビュー20周年を迎える2010年、5月9日に日比谷野外大音楽堂、5月29日に大阪城音楽堂にて20周年記念イベントを開催予定。
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- TOKYO No.1 SOUL SET
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ボーカルのBIKKE、 DJの川辺ヒロシ、ギター&ボーカルの渡辺俊美によるユニット。90年から活動し、95年にメジャーデビューアルバム『TRIPLE BARREL』を発表。99年、活動休止状態になり、BIKKEはNathalie Wise、渡辺はTHE ZOOT16、川辺はGALARUDE、INKなど、それぞれ別ユニットでの活動を経て、2004年にグループでの活動を再開。以降、コンスタントにリリースを続ける。
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