自分が聴きたい音楽、自分が見たい映像を作る。すべてのアーティストが共通して考えていることだが、現実にそれを実行するのは簡単なことではない。個性的なマッシュルームカット、お揃いの衣装に身を包み、自らが信じるロックンロールを鳴らし続けるザ50回転ズは、どのようにしてその壁を乗り越えてきたのか。世界の音楽をザ50回転ズ流にロックンロール化した最新作『ロックンロール世界旅行』を作り上げ、『東京残酷警察』で数々の映画賞を受賞した西村喜廣監督による衝撃のミュージックビデオを発表するなど、過去最高にやりたい放題を貫いた彼らに、そのこだわりについて語ってもらった。
※最終ページでは、西村喜廣監督のインタビューと“KILLER”の名(迷?)場面集も掲載しております。
「こんな感じやった気がする」でやってしまうという、その浅はかさゆえの異常なキャッチーさ
―ニューアルバムの『ロックンロール世界旅行』、これは誉め言葉なんですが、素晴らしいなんちゃって感ですね!
ダニー(ボーカル&ギター):そうなんです! 今回の作品に関しては、それは最高の誉め言葉だと思ってます!
―すごく振り切れた作品ですけど、なんで世界旅行をテーマにした作品を?
ドリー(ベース&ボーカル):前回の『ロックンロール・マジック』はコンセプトを決めて作ったミニアルバムだったんですけど、「次もコンセプトを決めたミニアルバムでいきたいよね」と話しているときに、ダニーから「世界の音楽を50回転ズがなんちゃってでロックンロールにしてみるのはどうだろう?」→「いいねぇ!」って。
―「いいねぇ!」なんだ(笑)。
ボギー(ドラム&ボーカル):即決でしたね。
ダニー:そこで誰も反対しないというね(笑)。最初に世界の音楽ってそれぞれ「だいたいこんな感じ!?」っていうぼやっとしたイメージがあったんですけど、。そこから新たにレコードを買ったり、インターネットで調べたりする事を禁止してあえてぼんやりしたイメージのまま作ってみよう! と。
―間違った想像をそのまま曲にするみたいな。
ダニー:それなんですよ! タランティーノの映画で間違った日本の解釈がされているような、ああいう勘違い感も楽しんでもらいたかったんです。もともとガレージパンクって、アメリカ東海岸のガキンチョたちが始めたらしいんですけど、音楽的に突き詰めることとかせずに「こんな感じやった気がする」でやってしまうという、その浅はかさゆえの異常なキャッチーさがあったと思うんですよ。そういうのに憧れてバンドをやってきたし、俺らがこういう発想に至ったというのは、ごく自然な流れかなと。
―そのほうが下手に真似するよりもオリジナリティも出ますしね。ビデオクリップの監督には西村喜廣さんを起用して、前回の井口昇監督に続いて映像に力を入れてますけど。
ダニー(撮影風景)
ダニー:もともと井口監督と西村監督は一緒に映画を作っていたりしてたんですよ。『片腕マシンガール』とか『ロボゲイシャ』とか。だから、近いところで紹介していただいたんですけど、今回は“KILLER”というけっこうハードなテーマの曲でビデオクリップを作ることにしたので、より際どく撮ってもらえる方がいいなと思って。それでいてポップにガツンと目に飛び込んでくる映像が得意な方にお願いしたいということになり、それなら西村監督しかいないだろうと。
かっこよく撮りすぎちゃうと、監督にお願いした意味も、50回転ズがやる意味もない。
―その映像は前作に輪をかけてぶっ飛んでますよね。今回は映像について重点を置いたインタビューをしようという話をしてたんですけど、見た瞬間にこれを言葉で説明するのは無理だなと(笑)。
ダニー:そうですよね(笑)。こんだけポップなアルバムなのに、映像の内容だけ取り上げると、ちょっと前衛的というか、芸術に迫らんとする勢いがあるというか。あんだけ支離滅裂にも見えるカットつなぎがされた映像を、わざわざ言葉にしておもしろくするって難しいし、説明すればするほど野暮ったくなってしまうので。ちょっと無責任かもしれんけど、見てもらうしかないですよね。
ボギー:やっぱり「バカですねー」って言えるものが好きなんですけど、スタッフさんとそういうところが共通してたので、すごいやりやすくて。「逆にかっこいい」とはどういうことかを理解してくれる人が多かったんですよ。
ダニー:「逆に」がわかりあえるのは大事よね。撮影してるときも、「ここストレートにいっちゃったら50回転ズじゃないでしょ」と。それを俺らが言うんじゃなくて、監督が言うんですよ。かっこよく撮ってほしいけど、かっこよく撮りすぎちゃうと、監督にお願いした意味も、50回転ズがやる意味もないじゃないですかと。そこに関する振り切れ方は、まったく考え方が同じだったので、すごくやりやすかったですね。
―「普通にやったら50回転ズがやる意味ないでしょ」っていうところは伝わりすぎるくらい伝わってきました(笑)。
ダニー:「やっぱ売れてナンボだから、かっこよく撮ってあげるよ」みたいな人だと、根底から崩れていくような気がしたので。自らの美意識を持って、苦労しているような監督がいいなと思ったんですよ。
―苦労しているような(笑)。
ダニー:勝手な想像で言って失礼しました! でも、いまの成功までには紆余曲折あったと思うんですよね。お金至上主義みたいな人でも困るし、かといってアンディー・ウォーホルを崇拝してますみたいな監督でも困るし、おもしろスパイスが近くて、ここはやっちゃダメでしょうみたいなのがわかってる人にお願いしたかった(笑)。
聴いてくれんのなら諦めるけど、諦める寸前までは自分たちがかっこいいと思うアプローチをしますよと。
―その微妙な感覚の違いって、うまく伝えるのは大変だと思うんですよ。
ダニー:自分たちと同じような匂いがツーンとくる人っているんですよね。あとは、アンチ精神じゃないけど、売れとるもんに対して「気に入らないね」と思っとること、自分たちがやりたいことは曲げませんよと思っとること、その2つがあればお互いの歯車がピシッと合うんじゃないかな。
ボギー:こだわってることがあるから人と噛み合なくて、それを通すにはどうしたらいいかみたいなことをずっと考えてきはった人って、僕らと近いと思うんで。やっぱこういう髪型をしてるのとかも、わかる人はすぐにわかるし、かっこいいとか、おもしろいとか、それぞれ捉え方は違っても、僕らがやりたいことをなんとなく理解してくれる人っていうのは、こだわってきた人なんじゃないかなと思いますね。
ダニー:前作の井口さんから始まって、映画まわりの人と話をする機会が増えたんですけど、ジャンルは違えど「あ、一緒やな」って思う人がほんまに多いですね。
―そういう意味じゃ、マッシュルームカットひとつとっても、見る人によって紙一重ですよね。お笑いと勘違いする人もいるし。
ダニー:キャッチーすぎるがゆえに、逆に受け入れる大衆に対する幅を狭めてしまっているところはあるかもしれないですね。「こういうタイプのバンドはちょっと…」と言われる危惧は最初からあったし、自覚しながらやっとったけども(笑)。
ドリー:でも、やりたかったからしょうがないし。
ダニー:それがいま、ちゃんとお金を稼がなければならないはずのバンドマンになったわけですけど、それでも「聴いてくれないなら仕方ない」と思ってるところもまだあって。聴いてくれんのなら諦めるけど、諦める寸前までは自分たちがかっこいいと思うアプローチをしますよと。それでもダメならきっぱり諦めます、という気持ちでもいるんですよね。
ドリー(撮影風景)
ドリー:すべての人に受け入れられてもらわなくてもいいというと語弊があるけど。
ダニー:別にアンチになりたいわけじゃないんよね。俺たちがやってることがメジャーで、出せば出すほど売れるんならそれがベストなんやけど、残念ながらそうじゃなかった(笑)。俺らの音楽とか映像作品とかって、背伸びしてジャズを聴くみたいな、友達に自慢できたり、ステータスになったりするようなモノではまったくないんですよ。だからこそキャッチーなアプローチをするしかないと思ってるんですけど、あまりにキャッチーすぎて逆に手に取ってもらえないっていう。
ドリー:なんかもうキャッチーすぎてキャッチーじゃないみたいな。
ダニー:1周半くらいしちゃって、なんか危うい場所におるよね(笑)。
ほんまに迷うことってあります? たいがい迷う前から答えはどっちかに決まってますよね。
―ボギーくんどうですか?
ボギー(撮影風景)
ボギー:そうですねぇ…、いいこと言うなと思いながら聞いてましたが(笑)。
ダニー:ボギーくんはね、あんまり何も考えてないです(笑)。けど、俺も普段から考えてるわけちゃうんよね。訊かれたときに「どうなんやろ?」って自問して、「こうかもしれん」でしゃべってるから。
ドリー:インタビューされて自分で気づくことってあったりするしね。「俺ってこうだったんだ!?」って。
ダニー:そうそう。インタビューしてもらわんかったら一生気づかんわ。カウンセリング受けているような感じというか(笑)。
―普段から悩んだり葛藤したりっていうのはないんですか?
ダニー:ないですね。いま言った通り、訊いていただいて初めて「あー、こんなこと考えとったんや」と考えるので、葛藤がないまま進んできたんやなっていうのをいま認識しました。だって、ほんまに迷うことってあります? たいがい迷う前から答えはどっちかに決まってますよね。
―でも、誰かに言ってもらわないと踏ん切りがつかないとかあるでしょ?
ダニー:そんなヤツはバンドなんかやめちまえ!
ドリー:表現者として、それはちょっといかんなと思いますけどね。
ダニー:それが祭り上げられたアイドルやったら迷うかもしれんけど。「自分の人生をもう一度本名の○○として歩んでいきたいです」みたいなね。俺らはもう自分の人生を歩んできとるから迷うことはないです。ただ、金がなくてずっと悩んでますけどね(笑)。でも死ぬわけじゃないから。
音楽に対してだけはね、意外にちゃんとしてるっていうのが僕たちの誠実なところです。
―自分の思いを曲げないことって、みんなそうできたらいいなと思って生きてると思うんですけど、やっぱり現実の壁にぶつかったりして、悩んだりすると思うんですよね。50回転ズはそれをどう乗り越えてきたんですか?
ダニー:なんやろな…。まず第一に言えるのは、すごく恵まれているんですよ。自分たち以外の環境というか、まわりの大人たちが恵んでくれてる。あとは、ものすごく運がいい。
―それ、運がいいと思い込んでるだけじゃなくて?
ダニー:あー、それはデカいかも! 確かに、運悪いなと思ったこと1回もない。いつも「ついてるなー」と思ってますね。
ドリー:俺もそうやな。あと、後悔をしない。
ダニー:せんねー。酒の席の後悔はあるけど(笑)。
ドリー:50回転ズが中高生から年配の方まで、幅広く素直に「いいね、この音楽は」って聴いてもらえる立ち位置にいたら、こうじゃなかったかもしれない。思春期の頃に「こういう音楽最高だぜ! みんなどう?」って言ったときに、誰も見向きしてくれなくて、そこで培われた「俺は俺の好きなものを信じるしかない」っていうのが、たぶんずっと続いてて。いまはそれが自然になっただけかもしれない。
ダニー:確かに確かに。それはもう日常になったね。「大人はわかってくれない」じゃないけど、「大衆はわかってくれない」っていうのを理解したうえでやりたいことをやると、ちょっとでもわかってくれた人がおると、「めっちゃついてる!」と思うんですよ。ダメなところから始まってるというか、半ば諦めてるところはあるかもしれない。
―昔はそこで悩んだりも?
ダニー:昔は「なんでわかってくれへんのやろ、あいつらアホやなぁ」と思ってましたね。いまは「あいつらわかってくれへんな相変わらず、俺たちアホなんかな?」って(笑)。
―でも、少なからず受け入れてくれる人がいるから活動できてるわけですよね。
ダニー:そうですね。ほんまにありがたいことですよね。
―見た目はこんなだけど、見えないところで努力もしてるわけだし。
ダニー:努力してなかったらこうはなれまへんで! 音楽に対してだけはね、意外にちゃんとしてるっていうのが僕たちの誠実なところです。
ボギー:まぁ、自分らのバランス感覚は自分らがようわかっとるし、それをわかってくれてる人もおるし、他の人から見たらどうなのかはわからないですけど、ここまで自分らのやりたいことができているので、これからもやりたいことをやっていくだけですね。
西村喜廣監督に訊く、問題作の裏側
本作『ロックンロール世界旅行』において見逃せないのが、『東京残酷警察』や『HELLDRIVER』などで監督を務め、「残酷効果」と呼ばれる斬新すぎる表現を打ち出す西村喜廣監督による“KILLER”のミュージックビデオ。最高にバカで強烈なインパクトを持ちながらも、なぜだかちょっと泣けてしまう映像は、頭のなかにパニックを起こすこと間違いナシ! 問題作を手掛けた西村監督を直撃!
みんなマジメですよね。すごいマジメにバカをやってる。
―制作はどんな感じで進められたんですか?
西村:まず、メンバーから「演奏シーンを70%にして、男前に撮ってくれ」と言われたので、「わかった! 任せろ!」と。
―あのー、70%どころか、半分もないような気が…。
西村:70%です!
―そ、そうですか(汗)。50回転ズにはどういう印象を?
西村:みんなマジメですよね。すごいマジメにバカをやってる。僕も映画のなかですごいマジメにバカをやってるんですけど、死ぬ思いをしながらバカをやるっていうのは共通してましたね。
“KILLER”の名(迷?)場面集#1
ダニーが「同じ匂いがツーンとくる人」と語った通り、相思相愛の西村監督と50回転ズ。では、その渾身のミュージックビデオについて、監督の言葉とともに気になるシーンをピックアップしていこう。
まずは50回転ズの前に現れた3人の美女が、突如襲撃してくるシーン。出会い頭に首から火の玉を飛ばし、さらには武器を持っての接近戦、しまいには合体攻撃まで…。
西村:これは僕が得意とするよくわからない戦いなんですよね(笑)。で、何かと何かが合体するのってすごい好きなんですよ。これ見てると「合体した!」って思うじゃないですか。
た、たしかに「合体した!」とは思いますけど、なんか合体して動きが遅くなって…むしろ弱くなってませんか!?
“KILLER”の名(迷?)場面集#2
お次は「あわや殺される!」と思った矢先、何やら奇妙な光線を50回転ズに口移しする美女軍団。あのー、早くも展開が読めないんですけど…。
西村:この美女軍団は改造人間で、人に寄生していくんですね。なので、このニョロニョロしてるやつは寄生しているときのイメージなんです。次に出てくる東京タワーはゴジラをイメージしてて、その次が太陽の塔。太陽の塔、好きなんですよ。実はその前に美女軍団が手を広げてるポーズも、太陽の塔をイメージしてて。これ、手の角度とかすごいこだわったんですよ!
いや、こだわるところを間違ってる気が…。
“KILLER”の名(迷?)場面集#3
改造人間が50回転ズに寄生するとマグマが噴火! そしてお約束(?)のお色気シーンが!
西村:今回は『マグマと炎』が僕のなかのテーマだったんです。いつもは血しぶきなんですけど、やっぱり(オンエアできなくなったら)マズいだろうと。それで、『ターミネーター2』でシュワルツェネッガーが最後に溶鉱炉に落ちるじゃないですか。血の代わりにあのオレンジの光を再現しようと思ったんですね。やってみたかったんですよ、やったことがなかったので。セクシーシーンですか? これは絶対目に焼き付くので入れたほうがいいんですよ。
よくわかんないけど美女軍団のお尻は必見!
“KILLER”の名(迷?)場面集#4
いつの間に仲良くなって一緒に踊る50回転ズと美女軍団。そこへ大御所・津田寛治演じるひとりの男が現れ、躁鬱スイッチを「躁」に切り替えると完全にイカれた目つきで両腕とコカンから銃を乱射!
西村:もともと美女軍団は逃げてきた人たちで、それを追ってきた津田さんが本当の“KILLER”なんですよ。(美女軍団が)最初に50回転ズを攻撃したのはビックリして襲っただけっていう(笑)。躁鬱スイッチは、僕の映画によく出てくるんですけど、津田さんも改造人間という設定なので、改造人間ということはスイッチがついてるよねって。で、コカンマシンガンはね、津田さんにやってもらいたかったんですよ。
そんな理由で大御所俳優に恥ずかしい思いを…。
“KILLER”の名(迷?)場面集#5
せっかく仲間になった美女軍団を殺され、悲しみに暮れる50回転ズ(無駄にホロッとするのが悔しい)。すると美女たちのエネルギーが乗り移り、メンバー全員が合体! 猛烈な反撃を開始した戦いの行く末やいかに!?
西村:これも合体ですね。50回転ズのなかに女の子たちのエネルギーが入って、メンバー全員合体して逆襲するという。奇抜な展開だと思うかもしれないですけど、はっきり言って僕の映画はこれが2時間続きますから(笑)。
たった3分のミュージックビデオでも呆然です!
「こういうことやっちゃマズいんじゃないの!?」っていうのをやりたいなぁは思うんですよね。
―合体、お色気、そして涙…。いったいどんな思考回路でこういうストーリーが?
西村:僕もいちおう映像のプロとして、かっこいい映像だけど、バカなことがあるっていうせめぎ合いをすごく考えたんです。この曲って、けっこう政治的な意味が含まれているような気がしてて、それを強調させるかどうか悩んだんですけど、政治的な意味のものをやるとイメージがどんどん暗くなっていくんですよ。そうすると50回転ズのイメージから離れちゃうので、もっと違う意味でイマジネーションを膨らませてくれる映像を作ろうと思ったんですよね。なので、曲の意味はちょっとわかればいいなくらいで、バカな世界を入れていこうと思って。
―そこまで考えられていたんですね! ちなみに監督の作品はどれも普通じゃ考えつかないような映像が満載ですけど、ありえないものを実写化したいとか、そういったポリシーがあるんでしょうか?
西村:要するに一発アイデア系ということですよね(笑)。「こういうことやっちゃマズいんじゃないの!?」っていうのをやりたいなぁは思うんですよね。
―それは反骨精神的なものからきてるんですか?
西村:見たことない映像を出したいと思ってるだけなので、別に反発してるわけじゃないですけどね。でも、映画のなかでは、必ず日本政府とか警察とかに対してブラックジョークは入れてます。まぁ、そういうことですね。
―では、最後に、西村監督の近況を。
西村:新しい映画『HELLDRIVER』が公開されたばかりなんですけど、日本の東北地方が死の灰でゾンビ化するというストーリーなんですね。それで、日本を南北に分断する壁を作るんですけど、最初は政府がゾンビをゾンビと認めないんですよ。
―なんか、放射能が来てるのに否定する日本政府を思わせるような…。
西村:でも、脚本は3年前から書いていて、撮影も去年したものなんですよ。日本って基本的に災害の国で、地震があったり、台風があったり、何か災害があるんじゃないかと常に心配してる国民性があるから、どうしてもそういうことを考えちゃいますよね。今回は震災が起きてタイムリーな感じになりましたけど、『ゴジラ』だって原爆の比喩が入ってたり、日本ではそういう映像がずっと作られてきてるんです。まぁ、そういう要素もありつつ、ゾンビが合体して車になったり、爆撃機になったり(笑)、東京から北海道までひたすらゾンビを倒して行くという日本映画にはありえない大作なので、ぜひ劇場の大画面で見てください!
- リリース情報
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- ザ50回転ズ
『ロックンロール世界旅行』 -
2011年7月13日発売
価格:1,890円(税込)
AICL-22601. 首狩り族の逆襲
2. ハワイはいいわ
3. ベラルーシより愛をこめて
4. 荒野のタンゴ
5. KILLER
6. ロッキン・カンフー
7. カリブ野郎に気をつけろ!
8. Trip! Trip!
9. 船乗りたちのメロディ
[初回生産限定]
・紙ジャケット仕様
- ザ50回転ズ
- イベント情報
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- 『50回転ズのロックンロール世界旅行ツアー』
-
2011年9月6日(火)OPEN 18:15 / START 19:00
会場:香川県 高松 DIME2011年9月10日(土)OPEN 17:15 / START 18:00
会場:北海道 札幌 BESSIE HALL2011年9月12日(月)OPEN 18:15 / START 19:00
会場:宮城県 仙台 LIVE HOUSE enn 2nd2011年9月19日(月・祝)OPEN 17:15 / START 18:00
会場:石川県 金沢 vanvan V42011年9月21日(水)OPEN 18:15 / START 19:00
会場:愛知県 名古屋 ElectricLadyLand2011年9月24日(土)OPEN 17:30 / START 18:30
会場:福岡県 福岡 DRUM Be-12011年9月25日(日)OPEN 17:00 / START 17:45
会場:岡山県 岡山 IMAGE2011年9月28日(水)OPEN 18:15 / START 19:00
会場:東京都 赤坂 BLITZ2011年10月1日(日)OPEN 17:45 / START 18:30
会場:大阪府 大阪 なんばHatch料金:全公演3,000円(ドリンク別)
- 作品情報
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- 『HELLDRIVER』
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絶賛公開中
監督・脚本・キャラクターデザイン・編集:西村喜廣
VFXスーパーバイザー:鹿角剛司
出演:原裕美子、しいなえいひ、柳憂怜、波岡一喜、岸建太郎、久住みず希、鳥肌実、ガダルカナル・タカ
配給:日活株式会社
日本公開:2011年7月23日~8月19日(東京・銀座シネパトス)
- プロフィール
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- ザ50回転ズ
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2004年富田林の「大阪ロックンロール少年院」に収容されていた(という設定)、「徳島の酔いどれ」ダニー(Gt,Vo)、「出雲の妖怪」ドリー(Ba,Vo)、「浪速のドラ息子」ボギー(Dr,Vo)の3人が少年院にて奇跡の出会いをし、結成。チャック・ベリー、ラモーンズ、マミーズなどロックンロール・パンク・サーフ・ガレージ等のバンドから多大なる影響を受ける。これまでに2枚のミニアルバム、3枚のアルバムを発表。デビュー以来、アメリカ/オーストラリア/ドイツと海外ツアーも精力的に行い、国内のみならず海外のロックファンも虜にしている。そのロックンロールを完全に体現した完璧なライブパフォーマンスには定評がある。
- 西村喜廣
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特殊造型、特殊メイク、撮影、照明他、映像制作に必要な技術を独学で習得。 映画表現における「残酷効果」なる新分野を打ち出した。 2008年劇場映画初監督作品『東京残酷警察』はおよそ73もの映画祭にノミネートし、内5つにおいて金賞・観客賞などを受賞。衝撃的なデビューを果たす。 最新作『ヘルドライバー』2011年7月23日より絶賛公開中!!
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