「意外!」と言っては失礼であろうか。人気お笑いコンビ「インパルス」の二人、板倉俊之と堤下敦がシリアスな演技で観客の心をぐいっと引き込む。彼らの主演映画『樹海のふたり』(7月6日公開)は、実話をもとにしたヒューマンドラマの傑作だ。
主人公はテレビドキュメンタリー番組に携わるフリーディレクターの竹内(板倉)と阿部(堤下)。なかなか会社の要求する成果を出せない二人は、起死回生の仕事として、富士の樹海に入ろうとする自殺志願者の取材を試みる。だが樹海での出会いや体験は、思わぬ影響を彼らの人生にもたらしていった……。
本業のほかにもそれぞれ俳優として活躍し、板倉は小説家としても高い評価を受けている。多才なインパルスの二人だが、コンビでの主演は今回が初めて。さらなる新境地に歩みを進めた彼らに話を伺った。真面目な話の流れの中で突然ボケとツッコミが炸裂する、異色にして爆笑のインタビューをお楽しみあれ!
すごく真面目な映画だから、「ホントに俺らが主演でいいのかなあ」っていう不安はありましたね。(板倉)
―今回の『樹海のふたり』、すごい良かったです。真摯で誠実な映画ですね。お二人がご一緒に映画出演されるのはこれが初めてですが。
板倉:そうですね。基本的にコンビで出演するのはNGなんですよ。堤下っていう人がインパルス的にNGなんで……。
堤下:なんでだよ! 15年一緒にやってんだろうが!
板倉:まあ今回は唯一、例外的にいいかなと思って。
堤下:そりゃ唯一だよ。単に今までオファーが来なかっただけだろうが。
板倉:マネージャーから「コンビで映画主演の話が来てる」と聞いたときは、ええええ! って普通にびっくりしましたけどね。で、仮台本みたいなのを渡されたんです。
―「樹海」といえば、板倉さんの小説『蟻地獄』でも舞台になっているじゃないですか。裏カジノでヘマをした主人公が、カネを作るために富士の樹海に足を踏み入れるという内容で……。
板倉:そうなんですよ! だからすごいタイミングだなと思って。映画を撮ったのが去年の5月からで、僕が自分の小説で樹海のシーンを書いていたのが撮影から1年くらい前でした。しかも小説を書く前にも樹海に取材に行ったんです。あとから映画の撮影で行くって分かってたら、行かなくても良かったのになあって。
堤下:締め切りに間に合わねえだろ!
―(笑)。小説が発売されたのは去年の4月でしたよね。そのあと、すぐに映画の撮影だったと。
板倉:そうです。だから最初、監督にお会いしたときに「僕の小説を読んでキャスティングされたんですか?」って訊いたんですけど、よく考えたら読んでるはずないんですよね。
―運命的な偶然ですね。映画の脚本を読んだ最初の印象はいかがでしたか?
板倉:硬派だなと。すごく真面目な映画だから、「ホントに俺らが主演でいいのかなあ」って思いました。ちゃんとしたプロの俳優さんでやった方がいいんじゃないかなあ、っていう不安は最初ありましたね。
堤下:やっぱりコンビで出演ってなると、普段のインパルスのイメージで見ちゃうお客さんもいるでしょうし。でも、いざ実際やってみたら「あっ、これで良かったのかな」って。
板倉:いつも映画やドラマのお芝居って、自分と違うものを自分の中に入れていかなきゃいけないんですけど、この映画に関しては「素でしゃべってください」っていう演出だったんですよね。
―なるほど、お二人の「素材感」がキャスティングの決め手だったんでしょうね。
板倉:そうだと思います。ちょっと小耳に挟んだんですけど、ほぼ髪型で決まったらしいです。僕が演じた竹内って男に対し、(相棒役の)阿部を演じる人はベリーショートがいいって……。
堤下:俺はただの男の短髪だろ! 女子で言えば、お前だってベリーショートじゃねえか(笑)。
板倉:あ、ごめん。阿部はハイパーベリーショートで、むくんだ顔にほうれい線が入った人で……。
堤下:くたびれてんだよ、こっちは! 順風満帆じゃねえんだから。
―(笑)。竹内と阿部はバラエティーで見るインパルスとは違うけど、お二人のリアルな一面がそのまま投影されている気がします。
堤下:自分らで完成した映画を観ても「人間味があふれてる」って思いましたね。インパルスを知ってる人も知らない人も、男同士のやりとりの中で生っぽい人間臭さみたいなものを感じてくれるんじゃないですかね。
板倉:ちょうど僕ら自身のコントの作品性も「ボケ・ツッコミ」型じゃないものが増えてきた頃だったんで。「芝居力」がないとウケないコントをやるようになってきたインパルスの流れと、映画出演の時期が重なってるんですよね。
―今回はプロデューサーがインパルスのコントを見てオファーされたんですよね。
板倉:それもまた偶然で、昔、インターネットを介して知り合った人たちの集団自殺が流行して社会問題になったときに、それを題材にした「インターネット自殺」っていうコントを作ったんですよ。たまたまその動画を観てくれたらしくて。(今回の映画と)感覚が合うんじゃないかって。
竹内は仕事も家族も大切に想う気持ちが強くて、その両方に引き裂かれていて。だからその気持ちは痛いほどわかるというか、僕自身も覚えのあることが多かったですよ。(板倉)
―監督が、映画は初めてですが、テレビドキュメンタリー界ではベテランの山口秀矢さん。山口監督が実際に樹海のドキュメンタリーを撮影した際に出会った2人のフリーディレクターが、今回のインパルスさんの役のモデルになったそうですね。
板倉:はい、竹内と阿部のモデルになっている方々が撮られた番組のビデオも見せてもらいました。その内容は今回の映画の中に出てくるエピソードにも使われています。でもテレビドキュメンタリーだと、例えば本当に自殺しちゃった人のこととかはオンエアできない。だから映画にしちゃえば、当時放送できなかったこともフィクションの形で描けるんじゃないかって、監督はおっしゃられていて。
堤下:骨の描写とかね。
―映画の中の人骨はもちろんフェイクなんでしょうけど、妙に生々しかったですね。
堤下:そうですよね(笑)。現場でも怖かったですよ。骨にシートをかぶせるときとか、演技なのに自分の中で気持ち悪かったですね。
板倉:あれ、犬の骨なんですよね……。
堤下:違うよ! マジお前やめろよ、そういうこと言うの。本気にして抗議する人とかいるんだから。愛犬家とかトップブリーダーがどういう気持ちで映画を観ればいいんだよ! (大声で)骨はニセモノですからね!
―アハハハハ。ところで映画の中で竹内と阿部が抱える葛藤っていうのは、仕事のうえで、特にもの作りしている人なら誰しも共感できるものだと思うんですよね。つまり「やりたいこと」と「現実」の板ばさみ。彼らは仕事がうまくいっても、視聴率っていう「数字」と「結果」でしか評価されない業界でのジレンマを募らせていく。この辺、お二人ご自身の体験や想いと重なったりするところはありましたか。
板倉:竹内は信念を重んじる人なんですけど、僕自身もネタを作るときに、本当はとんがったままでやりたいんだけど、ポップにアレンジしないと観てもらえないとか、そういう葛藤は確かにあると思います。もの作りをするにあたって莫大な時間が必要だから、プライベートでは彼女と遊びに行ってられないとか、そこを曲げちゃうとまた自分じゃなくなるしな……とか。竹内も仕事を本気で頑張らなきゃいけないんだけど、家族を大切に想う気持ちも強くて、その両方に引き裂かれていて。だから気持ちは痛いほどわかるというか、僕自身も覚えのあることが多かったですよ。竹内っていう人物像は、確かに僕自身にかなり近い。実際のモデルの人と飲みに行きたいですもん。
―堤下さんもそうでしたか?
堤下:あっ、いや、僕はもの作りとかしていないので。全くわからないです、ごめんなさい。正直、質問の意図もよくわからない……(笑)。
―(爆笑)。
板倉:でもさ、あなた、いつもハンバーグ作ってるじゃない。
堤下:作るよ。作りたいからね。
板倉:それがあんまりとんがった味のハンバーグだとさ、みんなが食べないじゃない。
堤下:食べないよ。でも自分はそれでいいんだよ。
板倉:そうでしょ? でもチーズ乗っけたり、卵乗っけたりしたら、みんな簡単に食いつくわけよ。「それをやっていいのか?」ってことなんだよ。
堤下:なるほどね。実際ハンバーグ作るときに、これは自分用なのか、人に食べてもらう物なのかってことは意識するよ。自分用には素材をそのまま楽しめるようにするけど、人に出すときはあまり角がたたないように作るし。
板倉:「ポップにいこうかな」って自分を曲げるんだ?
堤下:曲げるよ。でも俺がホントに食べたいのはロックなハンバーグだけどね。ソースは和風おろしで。
板倉:その和風おろしで売れないと意味ないんだよ! 曲げちゃダメなんだよ!
堤下:まあ卵乗せちゃったら、自分の実力じゃなくて卵の実力だからね。色味も綺麗だから、ルックスもいいしね。
―あのう、意外と理にかなった答えに落ち着いたんで感動しました(笑)。
板倉&堤下:アハハハハハ!
板倉:この映画自体、「卵乗っけない勝負」でいってますから。和風おろし映画ですから。
これは映画だからね。現実にはいないの、そんな素敵な妻は。(堤下)
―キャスティングとして竹内と阿部が逆っていうのは考えにくいですか? 例えば映画では竹内が妻子持ちじゃないですか。実際の私生活では堤下さんがご結婚されていて、板倉さんは独身。一方、阿部には熟女(烏丸せつこ)とのラブシーンがあって。
板倉:ちょっとぉ! 役柄と「逆」って言われると、僕が「普段は熟女好き」みたいじゃないですか!
堤下:アハハハハ! でも板倉さんは子供大好きなんで。出来上がった映画を観て「いいお父さんじゃないか」と思いましたね。
板倉:もうね、好きすぎて辛かったんですよ。竹内の一家が暮らしている団地のシーンの撮影が終わったとき。子役がめちゃくちゃイイ子たちなんですよ。自分からはガンガン来ないけど、こっちから話しかけたり、ちょっかい出すと、すごい親しげに来てくれる。「何これ? この素晴らしい距離感!」って。奥さん役のエンクミ(遠藤久美子)さんも「いろんな子役と仕事しているけど、抜群にイイ子たち!」って言ってましたね。ただね、1回だけちょっかい出したら、長女役の子に無視されたことがあって……それがホントに哀しかった……。
堤下:(笑)。
板倉:もし自分に娘がいたら、大きくなったときにこんな風にシカトするのかなって。でも長女役の彼女からすると「マジで限界だから」みたいな。「撮影の数秒前にふざけられてもエンジン入んないから」ってことなんですよ(笑)。それは完全に僕が申し訳なかったです。
―じゃあ板倉さん、家庭観や結婚観をだいぶ刺激されたんじゃないですか?
板倉:結婚するのも悪くないなと思いましたね。でも奥さんによるんだろうなって。こっちが安心して仕事に打ち込める相手じゃないと、結局お互いしんどくなってくるだろうし……。その点、この映画のエンクミさんは、本当にちょうどいいバランス感覚を持った奥さんなんですよ。夫に対してあんまり過剰に求めてこないし。
堤下:実際いないよ……そんなの。これは映画だからね。現実にはいないの、そんな素敵な妻は。
板倉:そうなの!? 「お金のことは気にせず、思い切り仕事してきなさい!」って送り出すみたいな妻、いない?
堤下:いない、いない。いるとしたらゲイの人だよ! 男の気持ちが分かる優しいゲイ!
板倉:でもさ、同じ家庭というチームなんだから、男が仕事することが家庭に還元されるわけでしょ。
堤下:そのチームでは嫁さんがリーダーなの! 仕事も全部口出されるよ。「今日なんの仕事いくの?」「この仕事はやめた方がいいんじゃないの?」って。
板倉:そんなめんどくせえ奥さんの方が珍しいんじゃないの?(笑)
堤下:いやいやいや。あんないい奥さんいないって。普通は「何時に帰ってくるの?」って聞かれて、「知らねえよ」なんて言えないんだから。「うーん、夜9時くらいかな(ニコッ)」って言わなきゃいけない。
板倉:じゃあ例えば「実は今月オレ、金入らないんだ」って奥さんに相談したら、実際何て言われるの?
堤下:「その分さっさと働けよ」って。
板倉:いや、俺の信念が……。
堤下:「信念っていうか、あなた、それじゃ家賃払えないから」。
板倉:うっわ〜、ヤだわ。やっぱり金が貯まってから結婚しよ!(笑)
この映画はロックなんですよ。この監督がロックなんです。押しつけがましさの全くない硬派で良質な映画なので、自然に観ていただければと思いますね。(板倉)
―富士の樹海での撮影はいかがでしたか?
板倉:撮影では奥の方までは入れないんで、公式に許可されている範囲のところで撮影したんですけど、でも実際に行ったらものすごく綺麗な森なんですよね。
―確かに樹海は「自殺の名所」というネガティブなイメージがありますけど、この映画では物語が進むにつれ、再生の場所のような神聖な印象に変わっていきますね。「復活の森」という台詞も出てきます。
板倉:ええ。地面はボッコボコなんですけど、それは大地がマグマで埋め尽くされて、その上に樹木が育ったからなんですね。「溶岩の上にも木って生えるんだ」って。すごい生命力じゃないですか?
堤下:僕も感動しましたね。ただやっぱり溶岩の地面なので歩きづらいんですよ。地面が柔らかいし、木の根っ子も外に出てるし。だから走るシーンは大変でしたね。
板倉:太ってるしね。
堤下:それは関係ない! 一定レベル走りづらいのはいつもだから。
―(笑)。物語は主人公の二人が樹海を介して様々な人たちに出逢うという群像劇でもありますが、脇の役者さんがシブいですよね。
板倉:ねえ。だからもう「本当申し訳ありません、主演が僕たちで!」みたいな感じでしたね。皆さん、本当にすごかった!
―自殺志願者のおじさんを演じたきたろうさんは、僕は今まで見たきたろうさんのお芝居の中で一番好きかもと思うぐらい良かったです。
板倉:はいはいはい。くたびれたおっさんの役なんですけど、なんかかっこいいんすよねえ。あと撮影の合間の会話で、きたろうさんが僕らのコントを観てくれていたのを知って、すごい嬉しかったという思い出もあります。藤田弓子さんもすごかったなあ。
堤下:僕は烏丸せつこさんとのラブシーンもやらせていただきましたし、中村敦夫さんとの共演シーンもあったりで、ぜいたくな体験でしたね。中村さんは畏れ多くも僕の父親役だったんですけど、無言の存在感とか迫力が本当にすごい。烏丸さんは僕を誘惑する役なので、休憩時間も衣裳のままなんで胸元がざっくりあいた服でいらして。それで多分、意識はされていないと思うんですけど、タバコの灰皿を取るときにちょうど僕に胸元が見えるようなアクションをされて。「本気で誘ってるのかな」みたいな(笑)。
板倉:すみません、こいつ思い込みが激しいんです。ストーカー体質なんで。
堤下:いや、だってわざわざ回り込むような感じだったんだよ?
板倉:でもさ、もし烏丸さんがマジだったんなら、それは取材で言っちゃいけないんじゃない?(笑)
堤下:(爆笑)。そりゃそうだ!
―いまのくだり、しっかり記事にさせていただきます(笑)。お二人が個々で出ているシーンも多々ありますが、お互いの姿を出来上がった映画で観たときはいかがでしたか?
堤下:竹内が若手のチャラいADに怒るシーンがあるじゃないですか。僕も板倉さんには何十回、何百回も怒られてるんで、身に覚えがありすぎるというか。あのADに助言したくなりましたね。「あー、こりゃダメだ。板倉さん、こういうの嫌いだから」「もう怒られる怒られる」って(笑)。
板倉:無神経さで他人を傷つけたりね。
堤下:ガサツな感じがダメなんですよ。「これは絶対怒られるよ」「ほら、はい、怒られた!」と思いながら観てました。
板倉:僕の方はですね、改めて「堤下ってブサイクだなあ」って(笑)。今回の映画でしみじみ感じましたね。
堤下:主演だからいっぱい出てるしね……。でも今回、わりとかっこよくなかった?
板倉:いや……(宣伝ポスターを見ながら)だってセンターにしか顔ないもんね。
堤下:まあね、周り脂肪だからね。
板倉:なんか顔面全体、便座みたいだよね。
堤下:(爆笑)。まあまあ、分からなくはないけど。
―(笑)。ところでお二人とも今後、映画監督業とかご興味ないですか?
板倉:映画監督はねえ、ずっとやりたかったんですけど。実際コントを作っていても、「ここで、こう(画面を)引きたいな」とか思うことはよくあるんですけど、やっぱり映画作りというのは現場が壮絶すぎて。体力が持つかなって。あと品川ヒロシ(祐)さんに映画監督業についていろいろ聞いたことがあるんですけど、そのときに「お前の性格だと現場の空気が悪くなるんじゃないか」って言われて。
堤下:それ、結構根本的なところだよね(笑)。
板倉:例えばスタッフに「監督、予算の関係でコレしか用意できませんでした!」ってスタッフに言われたときに、「なるほど、じゃあこうしましょう」って臨機応変に即断しないといけない局面も出てくるんだけど、品川さんに「どうせお前のことだから『うーん……』って一人で考えこむでしょ? その間の空気の凍りつき方といったら……」って言われて。確かにそれは自分でも想像できるなと(笑)。だったら一人で誰にも迷惑かけずにコツコツ書ける小説の方がいいのかなって。頭の中の世界は何をしたってタダですから。
堤下:僕は監督とか一生やりたくないです(笑)。とりあえず板倉さんの小説『トリガー』と『蟻地獄』が映画化されるとなったときに、僕を役者として使ってくれるかどうかってのが気がかりですね。
板倉:いや、でも映画化されることになっても俺は撮らないから。
堤下:原作者としてキャスティングに口出せるでしょ? 『トリガー』の方は殺される役とかあるじゃない。あのへんの役がちゃんと回ってくるかどうか、正直ドキドキしてます(笑)。
―ファンとしても堤下さんには出演して欲しいですね〜。さて最後の質問なんですが、これから『樹海のふたり』をご覧になる方々に向けてメッセージを一言お願いします。
堤下:この映画には人間の良いところと悪いところ、汚いところと純粋なところが両方濃厚に出ていると思うんで、インパルスのイメージにとらわれず、いろんな人に観ていただけたらなあって思いますね。特に大人の観客ならたくさんのことを感じてくれるんじゃないかと思いますので、僕らより年上の方々にも観ていただけたら嬉しいです。あと映像が綺麗なので、作品全体としての素晴らしさを楽しんでいただけたらと思います。
板倉:イケメンが出てないからといって観ないっていうのはやめて欲しいですねえ。だから、この映画はロックなんですよ。この監督がロックなんです。押しつけがましさの全くない硬派で良質な映画なので、自然に観ていただければと思いますね。
- イベント情報
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- 『樹海のふたり』
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2013年7月6日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開
監督・脚本:山口秀矢
音楽:関口知宏
エンディングテーマ:カズン“IBUKI”
出演:
板倉俊之(インパルス)
堤下敦(インパルス)
きたろう
遠藤久美子
中村敦夫
関口知宏
長谷川初範
新井康弘
藤田弓子
烏丸せつこ
配給:アーク・フィルムズ
- プロフィール
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- 板倉俊之(いたくら としゆき)
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1978年埼玉県出身。吉本興業が主催する東京NSC4期生としてお笑いを学び、98年12月に同じNSCの同期である堤下敦と「インパルス」を結成。コンビとして数々の舞台やテレビバラエティーで活躍。04年『ほんとうにあった怖い話 怨霊』で俳優デビュー。05年には劇場版アニメ『テニスの王子様 二人のサムライ The First Game』で声優デビューを飾る。07年連続テレビドラマ「エリートヤンキー三郎」では単独レギュラー出演を果たした。09年には本格ハードボイルド小説「トリガー」を出版し、12年には2冊目の「蟻地獄」を出版した。他の映画出演作品に『シュガー&スパイス 風味絶佳』(07)『激情版 エリートヤンキー三郎』(09)『ニセ札』(09)がある。
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- 堤下敦(つつみした あつし)
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1977年神奈川県出身。吉本興業が主催する東京NSC4期生としてお笑いを学び、98年12月に同じNSCの同期である板倉俊之と「インパルス」を結成。コンビとして数々の舞台やテレビバラエティーで活躍する。04年『ほんとうにあった怖い話 怨霊』で俳優デビューを飾り、また同年連続テレビドラマ「ナースマンが行く」で単独レギュラー出演を果たした。05年に劇場版アニメ『テニスの王子様 二人のサムライ The First Game』で声優デビューを飾る。コンビ以外の単独でのテレビバラエティー出演での活躍や、映画出演には『アフロ田中』(12)がある。
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