今思い返してみても、80KIDZの登場は日本の音楽シーンのドラスティックな変化を感じさせるものであった。エレクトロブーム真っ盛りの2000年代半ば、顔すらもわからない3人組(当時)はMyspaceを通じて海外から高く評価され、逆輸入に近い形で日本でもその名前が徐々に知れ渡ると、ライブハウスとクラブの垣根が消えた中で、誰もが蛍光のファッションを身に着け、歪んだシンセベースと泣きのアルペジオに合わせて朝まで踊り続けた。それは日本において久々にストリートカルチャーとしての音楽が誕生した瞬間であり、80KIDZは紛れもなくそんな時代の申し子であった。
あれから10年近い時間が経過し、クラブシーンのトレンドはエレクトロからEDMへと移った中、80KIDZが約2年半ぶりのオリジナルアルバム『FACE』を完成させた。これまでずっと顔を隠してきた彼らにとって、このタイトルはある意味セルフタイトルでもあり、それだけの手応えを感じさせる素晴らしい作品となっている。中でも印象的なのは、この作品が世界のトレンドの一歩先を提示しているだけでなく、今再びこの国で起こりつつある新たなカルチャーの胎動をも含んでいるということだ。なぜ80KIDZが愛され続けるのか? それはまさに、この「ここから何かが始まる、しかも僕らの手で」という感覚があるからに他ならない。今回のインタビューでは、改めてデビュー時からのキャリアを振り返ることで、変わることのない彼らのストリート感に迫った。
SoundCloudは、「このアーティストがどういうバックボーンでこれを作ってるか?」っていう部分が見えないのが、あんまり好きじゃないんですよね。(ALI&)
―今日はこれまでの80KIDZの歩みを改めて振り返っていただいた上で、新作のことも訊かせていただければと思います。まず、お二人の出会いから話していただけますか?
JUN:当時(2007年)は、僕がまだ京都にいて、ALI&は東京にいたんですけど、mixiで知り合いました。
ALI&:いろんな地域に住んでいる人たちがSNSで知り合って何かを始めるっていう動きの先駆けだったんだろうなと思います。ちょうどエレクトロのムーブメントが起きていた頃で、ロックとクラブミュージックの融合というか、いろんなジャンルを取り入れて、新しいクラブミュージックを作ろうという流れの中で一緒にやり始めました。
―結成後の動きも、80KIDZにとってネットの活用は大きかったわけですよね。
ALI&:そうですね。その頃既存曲をクラブで流すDJユニットはいっぱいいたので、差別化を図るためにも、自分たちはオリジナル曲を作り出して、それを海外のブログやレーベルに送ってみたら、いいリアクションが返ってきたんです。当時自分たちと同じような音楽好きの日本人が、日本のメディアからではなく、海外のメディアから僕たちのことを知って、「こいつら日本にいるらしいぞ」って、だんだんザワザワしていった感じでしたね。
JUN:Myspaceが盛り上がってた時期だったので、海外のアーティストにMyspaceから「リミックスさせてください」ってメッセージを送ると、「全然いいよ」って感じで返事が返ってきて、「あの僕たちの好きなアーティストがリミックスやらせてくれるって!」っていう、そういう面白い広がりもありましたね。
―顔を隠してデビューしたのは、何か意図があったのでしょうか?
ALI&:いや、かっこいいじゃないですか?(笑)
JUN:「日本人がやってる」っていう先入観を捨ててほしかったのもあります。
ALI&:でもホント単純に、かっこいいと思ったからなんですよ。CDとかレコードのジャケットでも、アーティストの顔が出てるよりも、靴だけ転がってたりとか、手だけ写ってるものの方がかっこいいなって、二人とも共通して思ってました。
―匿名性を強くすることで、ネット上での拡散を狙ったとかではないと。
ALI&:狙いとか戦略とかないですね(笑)。
―今はSoundCloudだったり、新たなメディアも出てきてますが、お二人は現在のSNSをどう見てますか?
JUN:SoundCloudは、面白いとは思いますけどね。ちょっとブーティー(戦利品、もうけ物)なものがあがってたりするから、若い音楽好きな子がどっぷりハマる理由はわかります。
ALI&:でも、「このアーティストがどういうバックボーンでこれを作ってるか?」っていう部分が見えないのが、あんまり好きじゃないんですよね。Myspaceに何でハマったかっていうと、それぞれ自分のレイアウトをカスタムできて、「自分たちはこんなにイケてるんだぞ」という表現を、音楽だけじゃなくてアート的な部分でも出せたからで。
JUN:「音はいいけど、グラフィックはダサいな」とか、トータルで評価できたよね。
ALI&:「この人たちミニマル系だから、グラフィックがダサいのはしょうがねえな」とかね(笑)。
―背景にあるカルチャーが見えるかどうかが重要で、SoundCloudは便利だけど、確かにその一部が切り取られてる感じはあるかもしれないですね。
ALI&:僕らが出てきた頃に、MAARさん(DEXPISTOLS)とか大沢(伸一)さんとか、先輩方からすごく言われたのが、「アートワークが素晴らしい」っていうことだったんですよ。自分たちでセルフプロデュースして、キチッとアートワークもイケてるものを出そうという姿勢が、それまで日本にはそんなになかったから、「君たちそこも考えてやってるんだね」って、興味を持ってもらえたんですよね。そこは、JUNくんの力が大きかったんですけど。
2008年発売、初期作品集『DISDRIVE EP』ジャケット写真
JUN:アートワークは、僕が仕事でデザイナーをやってたので、好きでこだわってました。でも、Myspaceのカスタムは(ALI&が)すごい凝ってくれてたじゃん?
ALI&:それはひたすらやりました。あそこが看板だと思ってたんで。
JUN:でも、「Message」がずっと「Massage」になってたけどね(笑)。
海外では、商業的なシーンからはまったく乖離したところから出てきた人たちが、徐々に大きくなっているのを見て、それを日本でも同じようにやっていきたいと思いました。(ALI&)
―新しいクラブミュージックを作ろうというコンセプトで結成した、と先ほどおっしゃっていましたが、お二人とも音楽の入口はロックだったそうですね。当時のクラブシーンには一気にのめり込むだけの魅力があったということでしょうか?
ALI&:20歳ぐらいになると自分が聴く音楽はもうボーダーレスになっていってて、プレイリストを作ってもジャンルに偏ることはなかったですね。ちょうどそのタイミングで、当時のムーブメントにハマった感じかなあ。
JUN:僕の場合はレコード屋でバイトしてた影響が大きいですね。
―当時JUNさんは京都のJET SET(京都と下北沢に店舗を構えるレコード屋)にいらっしゃったんですよね。
JUN:そうです。そこでSECOND ROYAL(京都のインディーレーベル)の手伝いもしてたから、DJだとHALFBYさんが師匠みたいな存在で、その人たちがかける曲しか聴いてないくらい、ある意味偏った聴き方をしてました。それで、2004年とか2005年ぐらいになると、小山内さん(SECOND ROYAL代表)がエレクトロを推すようになって、興味を持ったんですよね。
ALI&:当時はそういうクラブミュージックを聴くのが、すごくお洒落に感じたんですよね。大型店にはまだ置いてなくて、小さなレコードショップでしか手に入らない音源を掘って、「ロックをロックにしてリミックスって言ってる」みたいな(笑)、それまでのリミックスの概念を覆された音源も見つけたりして。
JUN:概念の「ぶち壊し感」があったよね。
ALI&:「自分たちの好きなようにやればいいじゃん」っていうのが、ヨーロッパからどんどん来て、それがすごくかっこよかったんですよね。しかも、ホントにそこらへんにいそうなお兄ちゃんがそういうことをやってて、「お金の力で大きくなったアーティストじゃない」っていう感じがまたかっこいいなと思ってました。
―カルチャーとして盛り上がったっていう側面は大きかったですよね。フランスの人たちがチームとして音楽もアートワークもみんなで手掛けて、それを世界に発信していったっていう。
ALI&:それにインスパイアされて、ロンドンやオーストラリア、ちょっと遅れてアメリカからもそういう人たちが出てきたムーブメントが面白かったんですよね。商業的なシーンからはまったく乖離したところから出てきた人たちが、徐々に大きくなって、枚数が出るようになったりしているのを見て、それを日本でも同じようにやっていきたいと思いましたね。
シーンを理解して、あの時代に合ったものを作ってたのかなとは思います。世界の流行りを見て、「イケてるからあれっぽいものを作ろう」じゃなくて、ちゃんとリアルな感じがあったのかな。(ALI&)
―オリジナルのダンストラックを作り始めて、わずか数年で成功を掴んだことは、もちろん楽曲のクオリティーが高かったからということが一番の理由だと思いますが、他にも何か要因があったと思いますか?
ALI&:クオリティーが高いか低いかは別として、シーンを理解して、あの時代に合ったものを作ってたのかなとは思います。世界の流行りを見て、「イケてるからあれっぽいものを作ろう」じゃなくて、ちゃんとリアルな感じがあったのかな。
JUN:それもあるし、自分たちの衝動が音にも出てたから、それが評価につながったのかなって、今は思います。当時はホントにただ楽しいからやってたんで、そのテンションが出てたのかなって。
―すぐに国内外からいいリアクションが返ってきたことに対しては、自分たちとしても驚きでしたか? それとも、「いけんじゃね?」っていう自信がありました?
JUN:結構「いけんじゃね?」だった(笑)。
ALI&:途中までは「いけんじゃね?」って思ってて、(JUNに)「東京出てこい」ってずっと言ってたんですけど、途中からその波に自分がついていけずに、「どうしよう?」ってなっちゃったんですよね。
JUN:どの辺から? 俺がわかってない(笑)。
ALI&:結成してまだ1年半くらいのときに、デビュー作品(『Life Begins at Eighty』、2008年8月発売)を出して、レコード会社の方から売り上げ枚数を聞くじゃないですか? それが自分が思ってた枚数より全然多くて、自分がいる状況にびっくりして。その後にファーストアルバム(『This Is My Shit』)を出して、ツアーの最後が『フジロック』だったんですけど、そのときはホントによくわかってなくて、とにかくそこまで一生懸命やることしか考えられなかった。JUNくんはもう少し楽しそうだったけど(笑)。
JUN:僕はあっけらかんと波に乗ってるだけだったからなあ(笑)。
ALI&:JUNくんの周りにはアーティストの先輩がたくさんいたけど、僕はホントそこらへんにいる音楽好きな兄ちゃんだったから、ミュージシャンになっていく様っていうのがどういうものなのかまったくわかってなかったんですよ。
JUN:じゃあ、レコード会社の方に売れた枚数を聞いて、なんで多いと思ったの? 基準を知らないわけじゃん。
ALI&:だって、その前に自分たちで作って売ってたEP(『DISDRIVE EP』)は、250枚とか300枚とか売れると「すごいじゃん」って思ってたのが、桁が1個変わったわけだから。世の中の期待値に対して、「どうすればいいの?」って混乱してました。
―その混乱から抜けられたのは、何かきっかけがありましたか?
JUN:仕事辞めたのは大きいよね?
ALI&:もちろん、それもそうだし、あとは海外ツアーが大きかったですね。日本人の新人がデビューしてすぐに海外ツアー行けるなんてあんまりなかったし、フランスではフェスに呼んでいただいたりして、「日本に帰ったら、いちミュージシャンとして堂々とやらないと」って、そのとき思いましたね。
僕の中では、アーリー90sというよりは、レイト90sからアーリー00s感がきてると思ってるんですよ。でも、それをそのままやっても仕方ないから、そこに今の要素と合わせて、「次」の雰囲気が出るように試行錯誤しました。(JUN)
―では、『FACE』について訊かせてください。昨年リリースしたダンストラックアルバム『80:XX』は自主レーベル「PARK」からのリリースでしたが、今回は「AWDR/LR2」からのリリースですね。
JUN:僕らのオリジナルアルバムとなると、あの人(マネージャーを指差す)一人じゃ無理なんですよ(笑)。今回メジャーも含めていろんなレーベルと話をさせていただいて、今のレーベルのA&Rの方とお会いしたときに、音楽が好きでやってるレーベルだということがすごく伝わってきたんです。
ALI&:やっぱり僕らはアートワークとか見せ方にもこだわりがあるので、そういう部分もわかってくれるところとやりたかったんですよね。「EDMとかガチ上がりじゃん! このブームに乗ってガーンって行こうよ!」って言われても困るんで(笑)。
―EDMシーンが日本でも大きくなってきていることは事実ですが、80KIDZもEDMとして見られることは多いですか?
JUN:そう思ってる人は多いと思いますよ。
―そういう現状に対しては、何か思うところはありますか?
ALI&:僕、EDMは映画で言うと「アクション大作」だと思ってるんですよ。派手でわかりやすくて、テーマも全部だいたい同じような……。でも、僕らはそのときのテーマがあって、伝えたいことを作品にしていて、「お金使ってハリウッド大作を作る」というスタンスではやってきてないんで、急にそっちをやろうとはまったく思わない。
JUN:そうだね。CDショップはジャンル分けしないと売りづらいので、エレクトロがEDMに変わっていった今、僕らのCDもEDMとして扱われて試聴機に入っているのは仕方ないとも思うんですけど、違和感はありますね。
―エレクトロにしろEDMにしろ、音楽性という意味では実体がなかったりもしますからね。
JUN:今エレクトロっていうと古いイメージがあるから、CDショップも「日本のEDMアーティスト」って打ち出した方が売りやすいんだろうし、だから『80:XX』もEDMとして扱われたんだと思うんですけど……今回はどうなんだろう?(笑) もともと80KIDZって、日本人なのに洋楽コーナーに置かれる謎の立ち位置ですけど(笑)、今回は特にジャンルを決めづらいと思うんですよね。
―確かに、楽曲のバラエティーはこれまで以上に広いですよね。その中でも、何か自分たちの中では作品の軸があったのでしょうか?
ALI&:今回は「次」を意識したっていうのはありますね。今のトレンドじゃなくて、EDMでもなくて(笑)、その先を行ってやろうっていう。しかも、「今海外で流行ってるトレンドを日本に持ってこよう」じゃなくて、「これから海外でもこういう流れが来るんじゃない?」っていうことを意識しました。
―個人的な印象としては、まずハウスとかデジロックっぽいものとか、1990年代感が強いということ。あとは結構エキゾチックだったり、サイケデリックだったりして、そこは今のUSインディーとかともつながるかなと。
JUN:今って、90年代前半のカルチャーがきてるって言われてるかもしれないんですけど、僕の中では、アーリー90sというよりは、レイト90sからアーリー00s感がきてると思ってるんですよ。でも、それをそのままやっても仕方ないから、そこに今の要素と合わせて、「次」の雰囲気が出るように試行錯誤しました。
ALI&:90年代後半から00年代前半に何が足りなかったかを考えた上で、今っぽさを足してみたら、「これ新しい!」と思えるものが作れましたね。ブレイクビーツのビート感を出そうとしたのもそういうことだし。
―昔は音楽やファッションのサイクルって20年周期って言われてたけど、情報のスピードが速まって、今は15年周期ぐらいになってる気はしますよね。
JUN:15年前って僕らちょうど20歳ぐらいで、一番刺激を受けてる時期の音楽なんですよね。一番興味を持って影響を受けた時期の音楽を取り入れて、自分たちが「次」として提示したいものを出せたのが今回の作品かなって。
ALI&:自分の15歳から20歳と、ここ2年ぐらいの流れって何となく似てる気がするんですよ、ファッションも音楽も。R&Bがまた注目されて、インディーミュージックの中にその要素が入ってきたりとか。そういう動きも見ながら、「じゃあ、次はこういう感じだよね」とか「こうなってほしい」とかを考えながら作りました。
―どれか1曲具体的なイメージを教えてもらえますか?
ALI&:例えば、“Something In The Way”は、BECKとかCorneliusとかがやっていた、90年代後半の「サンプリングがオシャレ」っていう時代感に、今っぽさを出すとどうなるか、ということを試行錯誤しました。
とりあえず「EDMはやりませんよ」と(笑)。(ALI&)
―最後になりましたが、『FACE』というアルバムタイトルの由来を教えてください。
JUN:タイトルはシンプルで力強いワードがいいと思ってて、いくつか候補がある中……。
ALI&:セルフタイトルっていう案もありました。
JUN:でも、それだとつまらないと思って、途中でも話したように、ずっと顔を隠してるし、「顔」っていうのはキーワードだなとずっと思っていたので。
ALI&:ジャケットを真っ白にしようって言ったのは僕で、『FACE』なのに顔は出さない、あえて対極にすると「面白いじゃん?」って。
―セルフタイトルも候補に出てたってことは、文字通り「顔」となるだけの手応えがある作品ができたということでもありますよね?
ALI&:これと前回の80シリーズ、2作をベースにこれから先も考えてくださいっていう感じかな。とりあえず「EDMはやりませんよ」と(笑)。
JUN:10年後ぐらいにやったらいいかもね(笑)。
ALI&:そう言えば、この前のUNDERCOVER(ファッションブランド)のイベントって行きました?
―トム・ヨークがシークレットゲストでDJをやったイベント(渋谷)ですよね。行けなかったです。
ALI&:めっちゃ地味な曲で、かなり盛り上がってたんですよ。もちろん、ミーハーで盛り上がってる人もいたとは思うけど、EDMばっかり言われる中で、こういうのがかっこいいってわかってる人もちゃんといるんだなって思って、それは結構嬉しかったんですよね。
- イベント情報
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- 『80KIDZ new album 『FACE』 RELEASE LIVE』
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2014年10月1日(水)OEPN 19:00 / START 20:00
会場:東京都 代官山 UNIT
料金:前売3,000円(ドリンク別)
- リリース情報
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- 80KIDZ
『FACE』(CD) -
2014年9月24日(水)
価格:2,600円(税込)
AWDR/LR2 / DDCB-120721. Intro
2. Egyptian Raver
3. I Got a Feeling (feat. Benjamin Diamond)
4. Don't Wait Up (feat. Ronika)
5. Can't Sleep (feat. Jhameel)
6. Venge
7. Sting
8. Dusk
9. Gen X (feat. Ann Saunderson)
10. Into The Sun
11. Something In The Way (feat. Kazuki Sato)
12. Face
- 80KIDZ
- プロフィール
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- 80KIDZ(えいてぃーきっず)
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ALI&とJUNによるユニット。2007年1月に結成。オリジナル楽曲やリミックスがSNSを通じて瞬く間に世界中で話題となり、初期作品集の12インチシングル『DISDRIVE EP』(2008/04)は即完売、続く初のオリジナルCD作品『Life Begins at Eighty』(2008/08)はEPとしては異例のビッグセールスを記録した。年間ベストアルバムの1つとして高い評価を獲得した1stフルアルバム『This Is My Shit』(2009/04)、CSSのLovefoxxxをフィーチャーした表題曲を含むミニアルバム『SPOILED BOY』(2010/06)、iTunesの総合ランキングで1位を獲得した2ndアルバム『WEEKEND WARRIOR』(2010/10)、ロックとダンスの垣根を越え幅広い層に受け入れられた3rdアルバム『TURBO TOWN』(2012/04)と、順調にリリースを重ね、FUJI ROCK FESTIVAL、SUMMER SONICをはじめとするビッグフェスに出演。2013年にはダンストラックEPシリーズ『80(ハチ・マル)シリーズ』を始動。2014年9月24日に4thアルバム『FACE』をリリース。
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