w-inds.とCINRA.NETがタッグを組み、彼らの最新シングルである“We Don't Need To Talk Anymore”のリミックスコンテストを実施する。同曲は橘慶太がw-inds.で初めてセルフプロデュースを手掛けた楽曲であり、トロピカルハウスを主軸に海外シーンとオンタイムで共振する作品性が高い評価を得たニューアルバム『INVISIBLE』の顔とも言える存在である。
橘慶太は今回のリミックスコンテストを機に、「自由で刺激的なクリエイティビティーを誇るサウンドクリエイターと出会いたい」と大きな期待を抱いている。まさに今のw-inds.だからこそ実現することに大きな意義を持つ企画と言えるだろう。このソロインタビューで橘慶太はリミックスコンテストを発案した経緯から、音楽家としての目覚めや野心、w-inds.に対する特別な思いまで忌憚なく語ってくれた。
「アイドルみたいなグループが調子乗ってんじゃねぇ」みたいな空気がずっとあるのは自分でも理解してました。
―慶太くんが初めてセルフプロデュースした“We Don't Need To Talk Anymore”が火付け役となって、12枚目のアルバム『INVISIBLE』もこれまでw-inds.の作品に注目していなかったメディアやリスナーにも届いた実感があると思います。まずはその現象についてはどう捉えていますか?
慶太:純粋にうれしいですね。w-inds.的には2009年にリリースしたシングル“New World”くらいからコツコツと積み重ねてきたことがあって。
―“New World”は今井了介氏をプロデューサーに迎えた、EDMの系譜に連なるダンスミュージックサウンドを提示していて。
慶太:はい。日本でEDMを取り入れるのはかなり早かったと思うので、だからこそ、相手にされない感じとか、「アイドルみたいなグループが調子乗ってんじゃねぇ」みたいな空気がずっとあるのは自分でも理解してました。でもw-inds.は、そういう現実がありつつも音楽的に攻めることを選んだんです。それがここにきて少しずつ評価してもらえるようになって、『INVISIBLE』でかなり僕らに対する見え方が変わったのはうれしいし、こういう戦い方を続けてきてよかったと思います。
―CINRA.NETでも、『INVISIBLE』のリリース時に「w-inds.の先鋭性を、三人が証言」というレビュー企画も実施して、かなりのアクセスが集まりました。
慶太:ぶっちゃけた話、迷った時期もあるんです。「音楽的に自分たちが本当にカッコいいと思うことを追求していいのかな? ファンの人たちのニーズに寄り添わないといけないんじゃないか?」って。
それでも僕らには、「w-inds.として日本の音楽シーンに新しい立ち位置を築きたい」という思いが強くあって、だからあえて自分で逃げ道を塞いだりしながら、どうにか逃げずに戦い続けてきました。
―退くに退けない状況を自ら作っていったと。
慶太:そう。Twitterで積極的に、「海外ではこういう音楽が流行ってるんだ」って発信していくことにも大きな意味があって。そうやってどんどん逃げ道を塞ぎながら、最新の音楽をもっと追求しなきゃいけないと自分で自分を追い込んでいるんです。それが結果的によかったなって思います(笑)。
日本人ってだいたい自分の能力を隠すんですよ。でも、そんな小さい範囲で威張っててもしょうがないじゃないですか。
―自分で自分を追い込むと同時に、スタッフも含めて説得しなきゃいけない人もいるわけじゃないですか。
慶太:そうなんですよね。最初は事務所にも、「カッコいいことばっかりやってないで、もっとわかりやすい音楽をやれ」って言われてましたよ。ここ最近ようやく「こういうジャンルをやれるグループはいないから、w-inds.はそれでいいよ」って言われるようになってきましたけど。それもコツコツやってきた成果だと思います。
今回の“We Don't Need To Talk Anymore”のリミックス企画の前フリをTwitterでしたとき、いろんなDJの人が名乗り出てくれたのもうれしくて。これまでだったら名乗り出てくれなかったと思うんです。
We Don't Need To Talk AnymoreのオリジナルRemix作りたいDJさんとかトラックメーカーさんいないでしょうか?
— KEITA (w-inds. 橘慶太) (@Official_KEITA) 2017年5月6日
DubscribeさんがカッコいいRemix作ってくれてたし。
作りたい方がいましたらステムデータ差し上げるんで言ってください!
―このリミックス企画はどういう経緯で発案したんですか?
慶太:リミックス企画はずっとやりたいと思っていたんですよ。それこそ、最初に自分からTwitterで発信しちゃえば事務所もレーベルも逃げ道がなくなるだろうと思って(笑)。
―やるなぁ(笑)。でも、このタイミングだからこそ実現できる企画だと思ったわけですよね?
慶太:そうですね。タイミングと、自分で作った曲だったから。人が作ったトラックでこういう企画をやるのは違うと思うんだけど、自分が作ったトラックなら、僕と事務所とレコード会社がOKであればできるので。あとは、今の時代を感じさせることをやりたいという思いが強いですね。
―ヒップホップやクラブミュージックでは昔からリミックス文化はあったけど、オフィシャルでリミックス企画をやるのは日本では珍しいですよね。でも、根本的には「新しいサウンドクリエイターと出会いたい」という慶太くんの思いが強いんじゃないですか?
慶太:そうなんですよ!(笑) カッコいいトラックメイカーと出会いたいという気持ちが強くて。その人とコラボレーションして曲を作ったり、お互いが持ってる知識を共有したいんです。
―サウンドクリエイター同士のつながりを強固にして、日本の音楽シーンにおけるサウンドのクオリティーを底上げしたいという発言を最近よくしていますよね。
慶太:日本人ってだいたい自分の能力を隠すんですよ(笑)。でも、そんな小さい範囲で威張っててもしょうがないじゃないですか。みんなでクオリティーを上げていって、そこからさらに上のレベルを目指すほうが絶対に意味があると思う。
自分で言うのもアレですけど、“We Don't Need To Talk Anymore”はよくできてる曲だと思います。
―みんなでレベルアップするいいアイデアってあるんですか?
慶太:「Ableton Live」っていうよく使われてる音楽制作用のソフトがあるんですけど、そこでは「パッチ」っていう自作のプリセットの音を他人と交換できるんですよ。「俺の作ったシンセの音とおまえのシンセの音を交換しようよ」という具合に。海外ではそういう文化が根付いているんで駆け出しのDJでもいい音を持ってたりするんですけど、日本人は質のいいパッチをシェアしてないなという実感があって(笑)。
―妙な島国根性が出てるな、みたいな?
慶太:そうですね(笑)。僕もすごく音の勉強をしていますけど、一人では限界があるし、自分が知らない世界がありますからね。ジャンルが違ったら知らないことだらけですし。だったら、お互いの知識や音を交換しましょうよという感覚で、ムダを省きたいんですよね。
慶太:僕が3年間勉強したことを誰かに1年かけて教えれば、その人は2年間を他のことに使えるわけじゃないですか? その2年間で勉強したことを僕に教えてくれたら、相乗効果でお互いがレベルアップできるんですよね。
―素晴らしい発想ですね。
慶太:いや、それくらい一人だと限界があるんですよ(笑)。今はミックスやマスタリングもしてるし、「DMD」っていうプロデュースユニットでは、女の子の歌を僕のプライベートスタジオで録って、エディットしたりもしてて。そうやっていろんなことをやってると、まったく時間が足りない。だからこそ効率的にみんなでレベルアップしたいなって思うんです。
―w-inds.は海外のサウンドクリエイターのトラックを採用することが多いですけど、そもそも“We Don't Need To Talk Anymore”を慶太くんがセルフプロデュースした理由は、海外から納得のいくトラックが集まらなかったからなんですよね?
慶太:そうです。海外のトラックメイカーに頼めばOKみたいな風潮もイヤで。実際に、現時点では海外のほうがカッコいいトラックを作るクリエイターは多いけど、日本人のトラックメイカーのレベルが上がれば、海外からトラックを買えばいいという風潮もなくなると思うんですよね。
捻くれた言い方をすると、海外のトラックメイカーが数年前に作ったようなストックのトラックを日本人が買うというのは、ビジネスとして成立しているとは思うけど、それはあくまでビジネスだなと思う。音楽的ではないというか。
―でも、思うようなトラックが見つからなかったからこそ、慶太くんは“We Don't Need To Talk Anymore”をセルフプロデュースしたわけで。そこからw-inds.の風向きも変わったというのは大きな転換点でしたよね。だから、結果的には万々歳というか(笑)。
慶太:そうですね(笑)。作ってよかったです。自分で言うのもアレですけど、“We Don't Need To Talk Anymore”はよくできてる曲だと思います。考えて作った部分と降ってきた部分がちょうどよく混ざり合っているんですよね。
このまま敷かれたレールに乗ってキャリアを重ねたら、僕自身もw-inds.もダメになるだろうなと思ったんです。
―慶太くんにとって、あきらかにサウンドクリエイター的な視点を持ち始めた転換期があると思うんです。それはいつごろなんですか?
慶太:KEITA名義でシングル“Slide ‘n' Step”とアルバム『SIDE BY SIDE』(2013年)をリリースしたときですね。“Slide ‘n' Step”は「TINYVOICE PRODUCTION」(今井了介率いる音楽制作チーム)にプロデュースしてもらったんですけど、あの時期から自分で曲を作れるようになりたいと思って「Logic」(音楽制作用ソフト)を使い始めたのがきっかけで。
慶太:あとはプロデュースしてもらった曲をブラッシュアップするうえで、自分の要望を言葉にして説明できないことがもどかしかったから。自分に曲作りの知識と能力があれば、より自分の思い描く音に近づけると思ったから、本格的に勉強しようと思ったんです。
それから作家仲間であるJUNEの家に「いろいろ教えて」って押しかけるようになって(笑)。JUNEのみならず、今井さんしかり、職権乱用でいろんな人の話を聞きましたね。
―僕が慶太くんに初めてインタビューをしたのは、まさに“Slide ‘n' Step”のリリースタイミングだったんですけど。正直、制作や活動におけるキャリアビジョンの高さに驚かされたんですね。そこにはある種の危機意識も感じましたし。
慶太:危機感はもちろんありました。このまま敷かれたレールに乗ってキャリアを重ねたら、僕自身もw-inds.もダメになるだろうなと。この先の10年を棒に振るか振らないかは、自分の歩き方次第だなって思ったんです。だから、どんなに苦労してもいいから、これからの2~3年が勝負だという気持ちが強くありました。曲作りの方法論を覚えるのに5~6年もかけていられないなと。
スタートが遅いのは明らかだけど、僕は、「思い立ったらそこがスタート地点だ」と思う人間なので、どうやって先にいる人たちに追いつこうかということばかり考えてましたね。
―当時覚えた危機感は、30代が迫ってきたという年齢的な部分によるところも大きかったですか?
慶太:大きかったですね。自分がw-inds.というアイドル的な見られ方をするグループでデビューして、どんなにカッコいい音楽をやっても「結局はアイドルでしょ」という目線があって……もちろん、アイドルとして見ていただけるのは光栄なことでもあるんです。だって、人生でアイドルと見てもらえる機会なんて超貴重じゃないですか?(笑)
―間違いない(笑)。
慶太:でも、自分がアイドルに適してないということがだんだんわかってきたんですよね。
w-inds.というグループを「仕事」ではなく、「三人の人生」として考えてる。
―どういう部分において一番そう思ったんですか?
慶太:言葉の選び方が難しいんですけど、そもそも人に「やれ」と言われると反発したくなるというか、「いや、俺が本当にやりたいのはこれだから」って主張をしたくなる。「ファンが求めてるから」って言われても、「いや、俺はファンのためだけに音楽活動してるわけじゃない」って思っちゃうんですよ。自分のなかに強い意志がありすぎて、アイドルに向いてないなと思ったんですよね。
―それはわりと早い段階で?
慶太:自分で曲を作り出すちょっと前くらいですね。それまでは自分がアイドルだからどうとか考えたことがなかったんですよね。
―常に目の前の活動をやり遂げることに集中してたから?
慶太:そうそう。「アイドルでしょ」って言われても、「う~ん、カッコいい音楽をやってるのにな」って思うことはあったけど、そこまで気にしてなかった。でも、男性・女性問わずいろんなアイドルグループがどんどん出てくるのを見て、「あ! 俺は向いてなかったんだ!」ということに気づいたんですよね。
―クリエイター寄りの人間であることに気づいた。
慶太:そう。これは僕の持論なんですけど、アイドルやパフォーマーに音楽的な知識を付けさせちゃダメだと思うんですよ。というのも、音楽に自分の意志を持ってしまうことで、アイドルらしいパフォーマンスができなくなっちゃうから。アイドルって誰かがプロデュースしてくれることを100%体現できる人が向いていると思うんです。
―それはそれで一つの能力ですよね。
慶太:そう。だから僕はそういう人をリスペクトしていて。自分はそうしようと思ってもできないから。でも、自分はプロデュースされる側の人間じゃないと気づいたとき、自分の気持ちを割り切って、「w-inds.をアイドルにしよう」って歩み寄れる性格でもなかったんですよ。
たとえばw-inds.の三人の仲がめちゃくちゃ悪くて、ビジネスとして割り切れるグループだったらアイドルになれたと思うんです。……今、すごいこと言ってますよね?(笑)
―いや、本音を聞きたいので続けてください。
慶太:(千葉)涼平くん、(緒方)龍一くんのことも嫌いだったら、「これは仕事だし、アイドルっぽいこともやりますよ」ってなれた。
―でも、三人はちょっとビックリするくらい仲がいいからね。
慶太:そうなんですよ。超仲がいいので。w-inds.としてのプライドが三人にはあって、w-inds.というグループを「仕事」ではなく、「三人の人生」として考えてる。
慶太:だから、自分のプライドや意志を隠してw-inds.の活動をすることができなかったんです。じゃあそこをどう突破したらいいかって考えると、とことんクリエイティブなグループになるしかない。中途半端だと誰も相手にしてくれないと思ったし。そこは本当に悩みながら活動してきたんですけど、貫いてよかった。
―結果的に日本では他に類を見ないダンス&ボーカルグループになってるわけで。それはアルバムリリース時のレビュー企画(w-inds.橘慶太のセンスは、日本のポップ史の転換点を作り得る)でも考察されていました。
慶太:やっとそうなれたと思いますね。なかなかテレビに出ないグループなので、同じ土俵で戦ってもテレビに出る人たちが勝つんですよ。最近は時代の流れが変わったと思いますけど、それでもテレビの影響力は強いので、他のグループがやっていない音楽ジャンルで攻めないとインパクトが残らないんですよ。
そういう意識が強くなっていったのが“New World”のころで。だから、いろんな環境や状況が、僕に曲を作る機会を与えてくれたと思ってるんです。一つの目標として、「ライジングプロダクション」(w-inds.が所属する事務所)の所属アーティストの音がめっちゃカッコいいというイメージを定着させたくて。それもあって最近は、後輩ともサウンドの話をよくしてますね。
歌にとって重要なのはその人の感覚。自分のスタンダードを知っておくのが大事で。
―ここまでサウンドクリエイターとしてのお話を聞いてきましたけど、慶太くんの場合、人前に立ってパフォーマンスするのも重要な仕事で。
慶太:そうですね。じつは最近またボーカル熱が高まってきて、あらためてボーカルについても研究中なんですよ。ボーカルについてちょっと言いたいことがあって。最近気づいたんですけど……これは日本のボーカルトレーナーに言ったら怒られるかもしれないけど、だいたいみんな「鼻に(声を)かけるな」って教えるんですよ。でも、海外のボーカリストは、スティーヴィー・ワンダーも、ブルーノ・マーズも、The Weekndもめっちゃ鼻にかけてるんですよね。
―では、なぜ日本のボイストレーナーは「鼻にかけるな」って言うんですかね?
慶太:その理由はわからないんですけど、「鼻にかけずに腹式呼吸を意識しろ」って言うトレーナーは多いと思うんです。でも、重要なのは絶対にそこじゃない。
―それって日本人の声質から言って、まず腹式呼吸を意識するのが大事ということなんですかね?
慶太:もちろんそれもあると思います。でも僕が昔からずっと思っているのは、歌にとって重要なのはその人の感覚ということで。たとえば右手を挙げる動作にしても、人によって感覚が違うと思うんですよ。手先を意識して挙げる人もいれば、肘を意識して挙げる人もいる。そうすると、「お腹に力を入れて声を出して」っていうのも、その人の感覚にすぎないと思うんですよね。
―それは他者に強要するものではないと?
慶太:そうそう。だから、自分のスタンダードを知っておくのが大事で。僕もこれまでいろんな声楽を勉強したのもあって、今まではまったく鼻にかけた声では歌ってこなかったんですよ。でも、上手いなと思うボーカリストを研究すると、どう考えても鼻にかけてるし、スティーヴィー・ワンダーなんてマイクを鼻に向けてるんですよね。
―慶太くんのなかでは、ボーカルに関しても次のステップに向けた研究が始まっていると。『INVISIBLE』はトロピカルハウス色が強いアルバムですけど、次に着手したいサウンドのイメージはあるんですか?
慶太:今イメージしてるのは、フューチャーベース系のサウンドとポップスが融合した曲かな。あとはインディーR&Bをポップスに昇華したサウンドも追求してみたいですね。
―最近、慶太くんはyahyelに対する興味をよく口にしますよね。
慶太:yahyelは本当に面白いと思いますね。ボーカルのエディットの仕方を教えてほしい(笑)。ボーカルのミックスが本当に素晴らしいと思います。対談してみたいです。
慶太:あと、国内のアーティストで最近いいなと思ったのはBABY-Tさんの“All Over Again”という曲。友人のJQくんがやってるNulbarichもカッコいいですね。JQくんとは昔から仲がよくて、遊びで一緒に曲も作ったりしていて。周りに音楽マニア仲間が少しずつ増えてるのがうれしいです。
今の世の中はオタクが勝つ時代だと思うんです。
―アーティストとしての境遇や戦い方においてSKY-HI(AAA)にも強いシンパシーを覚えてるのではないかと思うんですけど。
慶太:そうですね。ただ、彼のほうが僕より柔軟で、ずっとクレバーだなと思います。(三浦)大知くんもそうだけど、いろんなジャンルを取り入れてもしっかり自分の色を打ち出せているので。そのあたりは僕がもっと学ばなきゃいけないところだと思ってます。
―最後にあらためて訊きたいのですが、リミックスを手がけるクリエイターたちにはどんなことを望みますか?
慶太:それぞれの色があるだろうし、とにかく自由に遊んでもらいたいです。たとえば、自分がDJとしてクラブで鳴らしたいサウンドはどういうものなのか、という視点でリミックスしてもらっても面白いと思いますし。今回の企画の後押しにもなった、Dubscribeさんというダブステップの有名なDJの方がリミックスしてくれたバージョンもカッコよかったです。
―新たにラップを入れたりするのもありだろうし。
慶太:もちろんありです。バースだけ違う人のボーカルが乗っているのもありだし。どこかでオリジナルのボーカルを使ってもらえたらいいので(笑)。本当になんでもありです。最近、ずっと言っているんですけど、今の世の中はオタクが勝つ時代だと思うんです。
―どういうことでしょう?
慶太:昔みたいに、イケイケの人がクラブに遊びに行って音楽に詳しくなるっていう時代じゃないと思うんですよ。今の時代は自宅でどれだけ情報を集めるのが上手いかだから。これは時間の使い方の話にもなってくるんですけど、『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日)でもR-指定が強いのってそういうことだと思うんですよね。R-指定ってどう見てもオタク気質じゃないですか。もちろんいい意味でですけど。
―確かにそうかもしれない。
慶太:イケイケの人よりオタク気質で、緻密に収集した情報を自分の引き出しに入れられる人が強い時代だと思うんですよね。YouTuberとかもそうだし。
―そして慶太くん自身も、自分がそっち側のクリエイターであることを自覚してると。
慶太:そうですね。僕も完全にそっちのタイプです。
―今回のリミックス企画できっと刺激的な出会いがあるといいですね。
慶太:普通に友だちになりたいなって思います(笑)。音楽仲間を探すような感覚なので本当に楽しみにしてます。
- プロジェクト情報
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- w-inds.「We Don't Need To Talk Anymore」リミックスコンテスト
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橘慶太のセルフプロデュース楽曲として、国内外から大きな評価を得た“We Don't Need To Talk Anymore”をあなたの自由な発想でリミックスしていただき、橘慶太に戦いを挑んでください。「最優秀賞」受賞者には橘慶太とのコライト作品の制作、橘慶太とCINRA.NETで対談インタビューの権利が授与されます。
特典:
[最優秀賞|w-inds. Choice]
・橘慶太とのコライト作品を制作
・橘慶太とCINRA.NETで対談インタビュー
※w-inds.メンバー審査により決定
[CINRA.NET賞|CINRA Choice]
・CINRA.NETにて、橘慶太と対談インタビュー
※CINRA.NETスタッフによる審査で決定
応募開始日:2017年6月7日(水)18:00
応募締切日:2017年6月30日(金)23:59
結果発表日:2017年7月14日(金)17:00応募条件:
バンド、シンガー、ソロ、DJ、ラッパー、サウンドクリエイター、トラックメーカーの方など「We Don't Need To Talk Anymore」を自由な発想でリミックスしてくださる方々
応募方法:
1.こちら(https://ponyca.serials.jp/item/576)より、「We Don't Need To Talk Anymore」のステムデータをダウンロード
ダウンロード用シリアルコード:MF7JA655092B
2.リミックスした楽曲をMP3音源で添付し、下記のメールアドレスに、氏名(アーティスト名で可)、連絡先、プロフィール、リミックス楽曲のコメントを本文に記載して応募
応募メールアドレス
w-inds.remix@ponymail.jp
[応募時の注意]
1. 本コンテストは参加費、選考費、またその後にかかる費用はありません。
2. 応募は1人(1グループ)1作品となります。
3. ダウンロード素材以外のオーディオ素材を使用する場合、製作者に帰属しない素材の使用はご遠慮下さい。
4. ご応募頂きましたリミックス音源の権利はポニーキャニオンに帰属します。
5. 応募後の審査状況や選考結果に関するお問合せには応じておりません。
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7. 著作権等第三者の権利を侵害するもの、名誉・信用を毀損するもの、その他法令違反となるもの、本コンテストの趣旨にそぐわないもの等は勧告なく応募を取り消す場合がございます。
8. 応募作品の投稿はご自身の責任のもと行ってください。利用規約を遵守し、万一第三者との間で問題が生じた場合は、弊社は一切の責任を負わないものとします。
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10. 応募には、応募アーティスト、及びメンバー全員の同意が必要です。
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13. 応募は特定のレコード会社、音楽出版社、プロダクションに所属していない方に限ります。
14. 応募に際して、年齢、国籍は問いません。
- リリース情報
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- w-inds.
『INVISIBLE』初回限定盤A(2CD+Blu-ray) -
2017年3月15日(水)発売
価格:5,000円(税込)
PCCA-04515[CD1]
1. Boom Word Up
2. Come Back to Bed
3. Complicated
4. We Don't Need To Talk Anymore
5. CAMOUFLAGE
6. Backstage
7. Separate Way
8. ORIGINAL LOVE
9. In your warmth
10. wind wind blow
11. TABOO
12. Players
13. We Don't Need To Talk Anymore DMD Remix
[CD2]
1. w-inds. Reflection Remix by DMD
[Blu-ray]
1. Boom Word Up Music Video
2. Backstage Music Video
3. We Don't Need To Talk Anymore Music Video
4. The Making of Boom Word Up Music Video
5. The Making of Backstage Music Video and Photography
6. The Making of We Don't Need To Talk Anymore Music Video
7. Solo Interview ~RYOHEI~
8. Solo Interview ~KEITA~
9. Solo Interview ~RYUICHI~
10. Special Movie ~“INVISIBLE” Game~
- w-inds.
『INVISIBLE』初回限定盤B(CD+DVD) -
2017年3月15日(水)発売
価格:3,850円(税込)
PCCA-04516[CD1]
1. Boom Word Up
2. Come Back to Bed
3. Complicated
4. We Don't Need To Talk Anymore
5. CAMOUFLAGE
6. Backstage
7. Separate Way
8. ORIGINAL LOVE
9. In your warmth
10. wind wind blow
11. TABOO
12. Players
13. We Don't Need To Talk Anymore DMD Remix
[DVD]
1. Boom Word Up Music Video
2. Backstage Music Video
3. We Don't Need To Talk Anymore Music Video
4. Behind The Scene of INVISIBLE
5. 3shot Interview about INVISIBLE
- w-inds.
『INVISIBLE』通常盤 -
2017年3月15日(水)発売
価格:3,000円(税込)
PCCA-045171. Boom Word Up
2. Come Back to Bed
3. Complicated
4. We Don't Need To Talk Anymore
5. CAMOUFLAGE
6. Backstage
7. Separate Way
8. ORIGINAL LOVE
9. In your warmth
10. wind wind blow
11. TABOO
12. Players
13. We Don't Need To Talk Anymore DMD Remix
- w-inds.
- プロフィール
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- w-inds. (ういんず)
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橘慶太、千葉涼平、緒方龍一からなる3人組ダンスボーカルユニット。2000年11月から毎週日曜日、代々木公園や渋谷の路上でストリートパフォーマンスを開始。2001年3月14日にシングル『Forever Memories』でデビュー。同年リリースされた1stアルバム『w-inds.~1st message~』はオリコンチャート1位を記録。これまでに日本レコード大賞 金賞7回、最優秀作品賞1回を受賞し、NHK紅白歌合戦には6回出場と、実力・人気を不動のものとした。その活躍は、台湾・香港・韓国・中国・ベトナムなど東南アジア全域に拡がり、海外でも数々の賞を受賞。台湾ではアルバム4作連続総合チャート1位を記録。日本人として初の快挙を達成。21世紀という新しい時代に日本を中心に、世界中へ新しい風を巻き起こし続けている、男性ダンスボーカルユニット―――それがw-inds.である。
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