Awesome City Clubがニューアルバム『Grow apart』を完成させた。複数のアレンジャーを迎えてアップデートされた楽曲はもちろん、ハイブランドを身に着けたモデルのように決め込んだアーティスト写真や、スタッズをキーアイテムに用いた一連のアートワークからも、バンドの新たなモードがはっきりと伝わってくる。アートディレクターを務めたのは、スピッツ、椎名林檎、ASIAN KUNG-FU GENERATIONらの作品を手掛ける「Central67」の木村豊。PORINにとっては念願叶ってのコラボレーションだったという。
『Grow apart』というタイトルには「それぞれ違う場所で成長していく」との意味が込められている。それはメンバーの脱退やレーベル移籍を経験したバンドの今を表したものだが、コロナ禍に伴うリモートワークの普及が象徴するように、個人としてのよりフレキシブルな社会 / 集団との関わり方を模索しなければならない現状ともリンクするように思う。バンドのメンバーとしてメジャーのレコード会社に所属しながら、自身のファッションブランド「yarden」を展開するPORINと、アートディレクターとして様々な作り手と関わる木村の対話は、もの作りにおける個人とチームのあり方を見つめ直す機会にもなった。
シティポップ感みたいなのあるじゃないですか? ファッションの匂いがして、ローファイな感じで、線画で、みたいな。そこからは絶対に抜け出したかったんです。(PORIN)
―まず、今回木村さんにアートディレクターを依頼した経緯を教えてください。
PORIN:個人的には前から知り合いだったというか、共通の知人を介して一緒に飲ませていただいたり、イベントに遊びに行かせてもらったりしていて。でも、木村さんとお仕事をするのは自分の中ですごく大きなことで、バンドが成長してからじゃないと、下駄を履かせてもらう感じになっちゃうし、やる意味がないなと思ってたんです。
今回レーベル移籍があり、バンドの方向性を改めて見直すタイミングになったときに、これまで5年間やってきて自分たちも成長できたし、もうちょっとエッジを効かせた作品にしたいねっていうのもあって、ようやく木村さんにお願いできるなって思えて。
―満を持しての依頼だったわけですね。PORINさんの思う、木村さんの作品の魅力は?
PORIN:木村さんの作品は一家に一枚必ずあるじゃないですか?(笑) 私はアジカン世代なので、アジカンのCDが家にたくさんあるんですけど、木村さんの作品はファッションの匂いがあんまりしないというか、雰囲気ものじゃないのがすごくいいなと思っていて。ちゃんと音が聴こえてくるし、本質的なものだと思うから、自分たちも本質的なものを作らないと説得力を持たせられない気がしていたんです。
木村豊のInstagramより。最近手掛けた、ゲスの極み乙女。のアルバムアートワーク一連
―実際の作品としては、連続配信シングル第1弾『アンビバレンス』のジャケットと、新しいアーティスト写真が最初に公開されました。
木村:最初の打ち合わせの時点ではまだアルバムの曲が出揃っていなかったんですけど、とりあえず配信3枚は共通のイメージでいこうっていう話をしました。アルバムが出るまでは結構長いスパンがあったので、アルバムのアートワークについては途中で考えようって。
PORIN:でも、めちゃくちゃいいアー写が撮れて、これをアルバムのジャケットにするか、アー写にするかで、ちょっとだけ揉めましたよね(笑)。
―アーティスト写真はどんなコンセプトで撮ったのでしょうか?
PORIN:パキッとした、ワンランク上のラグジュアリーな感じに見せたくて、スタイリストさんもこれまでとは違う人にお願いしたんです。4人体制での初めてのリリースだったから、すごく気合いが入っていて、自分たちの覚悟も表せるようなアー写にしたかったんですよね。雰囲気ものにはしたくなかったから、フィルム感とかもマジで要らないなって。超きれいな画質で撮ってる分、被写体がちゃんとしないと画にならないから、「自分たちにこれがこなせるのか?」という心配はありましたけど、いい感じに仕上がってよかったです。
―「ラグジュアリー」なイメージを出そうとしたのはなぜ?
PORIN:シティポップ感みたいなのあるじゃないですか? ちょっとファッションの匂いがして、ローファイな感じで、線画で、みたいな。そこからは絶対に抜け出したかったんです。今回は音楽自体も打ち込みが多いし、エッジーな感じが出てきたので、自分たちが今まで表せなかった毒っ気みたいなものも表現したくて、この感じになりました。
―レーザーディスクも存在感ありますね。
木村:撮影時にはジェンガとか黒ひげ危機一髪とかいろんなものを置いていて、その一環としてレーザーディスクも置いてたんです。なので、レーザーディスク自体に特別な意味があるわけではないんですけど、今の若い人はレーザーディスクを知らないと思うので、「なんだこれ? でっかいCD?」みたいになるかなって。レコードのサイズでCDの輝きなので、実物見ると結構びっくりするんですよ。
PORIN:合成みたいに見えますよね(笑)。私は名前だけ知ってて、実物を見たことがなかったので、結構衝撃でした。
―レーザーディスクはアルバムのブックレットでもフィーチャーされてますね。
木村:せっかくだからアルバムでも使いたいと思ったんですけど、これ、撮るときにカメラマンが映っちゃうから、意外と大変で。あと、思ったより虹色にならないんですよ。実物を見ると結構虹色なんですけど、写真だと黒い部分が目立ってしまって、それも大変でした。
これまではきれいにまとめる感じの方が好きだったんです。でもそうじゃなくなってきて、自分の中にある複雑な感情とか、いろんな人格も表現しようって。(PORIN)
―ジャケットに関しては、スタッズがキーアイテムになっていますね。
木村:最初のシングルのタイトルが『アンビバレンス』だったので、口紅にトゲトゲがついてたら塗れないっていう。
―まさに「アンビバレンス=相反している」と。
木村:なので、『アンビバレンス』以降は「スタッズ」っていうアイデアだけを生かして、「どんなものにスタッズをつけようか?」という発想でした。
―『アンビバレンス』のジャケットもラグジュアリー感がありますよね。
木村:「商品写真みたいな感じにしたい」というのは最初から言われてましたね。
PORIN:きれいなものには毒がある、トゲがある、みたいな感じを表現したかったので、バッチリだなって。『アンビバレンス』は移籍後最初のシングルだから、期待を上回るビジュアルにしたくて。これを見ただけで、「オーサム、なにか変わった?」って思ってもらえたと思うから、それは自分たち的に狙い通りだったなって。
―アー写の話のときにも「毒っ気」がひとつのキーワードになっていましたね。
PORIN:5年間やってきた中で、やっぱりマツザカ(タクミ)の脱退はデカくて(バンドの主宰であったが2019年8月に脱退)。そこで覚悟が決まったというか、もっと人間味を出してもいいんじゃないかなって。これまではきれいにまとめる感じの方が好きだったんです。サラッと馴染ませる、みたいな。でもそうじゃなくなってきて、自分の中にある複雑な感情とか、いろんな人格も表現しようってなって。
―その感覚を今回象徴しているのがスタッズだと。
木村:次のシングル(『ブルージー』)のザクロもアイデア自体は最初からあって。言ってみれば、『ブルージー』は『アンビバレンス』のときに余ったアイデアがそのまま流れていったんですよね。鉄と生ものって違和感あるし、これも「食べれない」っていう。
PORIN:このアザーカットも素敵で。ザクロの実がもっとドロッとしてて、はみ出してるところにスタッズがあって、その2択ですごく迷いました。
―これだけスタッズが星形なのは、<ちりばめられた星を食べて>という歌詞に由来してるわけですか?
木村:そうですね。あと、普通のスタッズだと真上から見てもなんだかわからないんですよ。ななめから撮らないと、スタッズだってわからないのもあって、星形にしました。3枚目の『バイタルサイン』はアイデア自体が歌詞の内容とかテーマから来てますね。
―ふたつの枕が『バイタルサイン』の歌詞の主人公である2人の関係性を想起させます。
木村:このジャケットの写真は、ここ(木村の事務所)で撮ったんですよ。
PORIN:そうなんですか? ホテルで撮ったかと思ってた。
木村:枕の周りしか撮らないから、わざわざホテルで撮らなくてもいいなって。実はこの枕は結構小さくて、それを本物の枕っぽく見えるように撮ってるんです。
嘘をついた方が本物っぽく見えるんですよね。(木村)
―アルバムのジャケットでは、部屋の中にスタッズのついたダンボールが置かれていて、引っ越しの1コマのようですが、これは『Grow apart』のテーマである「すれ違い」に由来しているわけですか?
PORIN:そうですね。2019年間は1年を通じてすれ違いがすごく多くて。メンバーの脱退があり、レーベルの移籍があり、環境がガラッと変わった1年で。今回のアルバムはその中で感じた想いを詰め込もうということで、『Grow apart』というタイトルには「それぞれ違う場所で成長していく」みたいな意味を込めているんです。で、このダンボールには捨てられない思い出が詰まっていて、これだけ痛くて運び出せないっていう。
―なるほど!
Awesome City Club『Grow apart』を聴く(Apple Musicはこちら)
木村:これとは別に、部屋の壁とか床が全部スタッズっていうアイデアもあったんですけど、「それどうやって撮るんだ?」って話で(笑)。それで、「部屋の中にスタッズのついたなにかがある」という方向にマイナーチェンジして、いろんなアイデアの中からダンボールになりました。ダンボールというアイデアが出たときには「それだ!」ってなって。ガムテープを置くかどうかは悩んだんですけどね(笑)。
―ガムテープが引っ越し感を出してますよね(笑)。
木村:そうなんですよ。これがないと、意外と引っ越し感出なくて。
PORIN:軍手案もありましたよね(笑)。
―ちなみに、このダンボールって実際のものを撮ってるんですか? それともCG?
木村:シングル3枚は、実際にものにスタッズをつけて撮ってるんですけど、これはスタッズの部分だけCGなんです。最初は本当にダンボールにスタッズをつけようとしてたんですけど、このサイズのスタッズがなくて、でも枕のときみたいにダンボールを小さくしようとすると、今度は部屋との比率が合わなくなっちゃう。なので、スタッズはCGにしました。合成自体はカメラマンにやってもらったんですけど、写真と馴染ませるのが大変で、そのやりとりが一番大変だったかもしれない。
―具体的には、どんな部分が大変でしたか?
木村:スタッズを拡大すると、部屋とか空が映り込んでるんですよ。でも、CGの計算でそれを全部リアルにやろうとすると、意外と本物っぽくならないんです。たとえば、スタッズの下に影があるんですけど、本当はもっと濃かったんです。でもそうすると重たくなりすぎるので少し明るくしてます。嘘をついた方が本物っぽく見えるんですよね。
PORIN:口紅とかも写真だと思わない人多そうですよね。
木村:リアルな絵っぽくも見えるよね。
木村:今までの口紅とかザクロも枕も、このダンボールの中に入ってますっていうイメージなんです。最初のシングル3枚があったおかげで、ここまで練られていったと思う。いきなりアルバムのジャケットを作るってなってたら、こうはなってない。
PORIN:アイデアを考えてる段階ではまだアルバムの曲も揃ってなくて、こっちからの情報はすごく少なかったんですよ。それなのにこれができたっていうのは超奇跡だなって……回収できましたね。
木村:こういうのが醍醐味ではありますよね。
いいなって思う人は、こっちから探さなくても勝手に目に飛び込んでくる。(木村)
―実際に木村さんのクリエイティブに触れてみて、PORINさんはどんなことを感じましたか?
PORIN:木村さんは言葉数が少ないので、「ちゃんと通じてるかな?」って不安になることもあったんです。かと思えば、フッとレーザーディスクのアイデアが出てきたり、急に絵を描きだしたと思ったら、ダンボールにスタッズの絵を描いてたり、そういうのがアーティスティックというか……普通の人じゃないなって(笑)。
YOSHIROTTENと木村さんはちょっと似てるなって勝手に思ってて、言葉数は少ないけど、1人で妄想を膨らませてて、それを形にしたときにすごい爆発する、みたいな(YOSHIROTTEN×Awesome City Clubの対談記事はこちら)。私はそういう人がすごく大好きで。
―木村さんはPORINさんの感性について、どんなことを感じられましたか?
木村:PORINさんが元のアイデアを出してくれなかったら、ここまで行きついてはいないわけで。曲だけ聴いて作れって言われてもこうはなってなくて、なにかしらのアイデアとか部品をもらえるから組み立てられるので、ここに至るのはPORINさんの感性で作られた感じがありますよね。
―やはりアーティストによっても全然違うわけですよね。PORINさんのように部品となるアイデアを出してくれる人もいれば、決め打ちでくる人もいるだろうし……。
木村:なにも言ってくれない人もいるし(笑)。今回は一番やりやすいパターンだったかもしれないです。「これ」って言われちゃうと発展しないし、なにもないとこっちもどうしていいかわからないし。その挙句、出したらダメって言われるパターンもありますからね(笑)。
―それが一番困りますね(笑)。でも今回はアイデアもありつつ、余白もあって、その中で2人のイメージが重なっていき、最後に回収できたってことかもしれない。
PORIN:木村さんは寡黙だけど柔らかい方なので、コミュニケーションが取りやすくて。撮影のときでも、自分から意見を言いにくい現場があったりするんですけど、今回はポージングも自分で決めれて、流石だなって。
アートディレクターさんって、難しい職業だと思うんです。やろうと思えば、アーティスト自身がヘアメイク、スタイリスト、カメラマンを集めてやることもできるわけじゃないですか? でも、アートディレクターがいる意味は絶対にあって、難しいからこそ、それができる人はほんの一握りなんだろうなって。
―木村さんはアートディレクターという仕事の難しさをどうお考えですか?
木村:今はわりとなんでもできちゃう人が多くて、写真も撮れて、絵も描けて、そのついでにデザインも頼まれちゃう、みたいなことが多いから、「アートディレクター」って感じの人はあんまりいないんですよね。今って予算がないじゃないですか? そうなると、1人でなんでもできる人が重宝がられるんです。僕みたいにいろんなスタッフにお願いするとお金がかかるんで、どうしても少なくなってくるっていう。
PORIN:イラストレーターとかカメラマンとか、常に探してるんですか?
木村:常に探してるわけじゃないけど、やっぱりいいなって思う人は、こっちから探さなくても勝手に目に飛び込んでくる。
―PORINさんは常に探してる?
PORIN:探してる方だとは思います。「誰かが紹介してた」とかが結構大事かもしれない。
―自分が好きな人、信頼してる人が紹介してたり。
PORIN:そうですね。でもコロナ期間は逆というか、新しいものを探すというよりは、今までいいなと思ってた人を振り返るタイミングだったかもしれないです。木村さんもそうだと思うんですけど、「急にSNSに裏側の写真を上げまくる」みたいなことになってて(笑)。
木村:出かけないから上げるもんがなくて(笑)。
木村豊のInstagramより。椎名林檎『三毒史』アートワーク制作の裏側
PORIN:撮影風景って普段見れないし、「あれ実写だったんだ」とか発見もあったから、すごく楽しかったです。
肩書きどうこうじゃなくて、やっぱり「人」だなって思いますね。(PORIN)
―PORINさんは、コロナ禍の最中でどんなことを感じたり考えたりしていましたか?
PORIN:4月アタマくらいは本当に苦しくて。ライブもできなくなるし、リハ自体入れないし、人にも会えないし、でもなにかやらなきゃいけない……そういうのが苦しいなってずっと思ってました。なにかやらなきゃいけないみたいなムードがあったじゃないですか? 振り返ると、あれは苦しかったですね。
でもその一方で、好きなイラストレーターの作風が変わっていったりするのが面白くて。アーティスティックな人ほど、時代を反映した作品になると思うんですけど、今まで黒を使わなかった人が黒を使い始めたり、そういう変化をインスタとかで見れるのは面白かったです。
―木村さんはTwitterでコロナ禍の最中に思ったこととして、「大きなチームで何か作っていく潮流から小さなチーム、個人で作って行く様な流れが強くなるんではないかな」とつぶやかれていましたね。
木村:自粛期間で撮影ができなくなって、その代わりにイラストレーターに発注することが増えたりしたんですけど、動く人が少なくなっても、やろうと思えばできちゃうんですよね。ただ、それがデフォルトになっちゃうのは嫌というか、つまらないとも思っていて。もちろん、小回りが利くのはすごくいいんです。チームが大きすぎると1回の打ち合わせで10人以上いることも当たり前なんですけど、それはアートディレクターとしては負担が大きいので。
―「予算がないとか人手不足とかの消極的理由ではなく意図的にという意味でですが」とも書かれていたように、大きなチームにも小さなチームにもそれぞれのよさがあるわけで、それを経済的な理由ではなく、クリエイティブな理由で使い分けられたらいいですよね。
木村:惰性でなんとなく、カメラマンもスタイリストもヘアメイクもいるんじゃなくて、「いなくてもいいんじゃないですか?」っていう提案をしてもいいっていうか。今まではそういうことを言うと、「なんでスタイリスト入らないんですか?」みたいに言われちゃってたけど、自分の服でもよければそれはそれでいいわけで。そういうことが今回の期間でよりはっきりしたんじゃないかなって。
―「チーム」という話で言うと、現在のAwesome City Clubはどんな状況だと言えますか?
PORIN:レーベルの方も含めて、今はみんながメンバーみたいな感じで、それは本当に最高ですね。デビューしたばかりの頃はなにもわからなくて、言われたことをこなすような時期もあったけど、今はスタッフの人とも一緒にぶつかり合って作り上げているので、すごく健全な関係性でやれてるなって。肩書きどうこうじゃなくて、やっぱり「人」だなって思いますね。
―バンドにしても、アートワークにしても、ファッションブランドにしても、やっぱりPORINさんはいろんな人と関わって一緒にもの作りをすることに喜びを見出していて、それが活動の原動力になっているんでしょうね。
PORIN:みんなでひとつのものを作り上げるのは大好きですね。1人で全部やれるわけはないから、任せるところはちゃんと任せるべきだし、そうやって作り上げる方がいいものができると思います。だから、「誰と一緒にやるのか」が一番大事ですね。
―木村さんはチームで仕事をすることの喜びをどう感じていますか?
木村:僕の場合「Central67」っていうチームがあるというよりは、チームがいっぱいあるんですよね。スピッツチーム、椎名林檎チームとか、アーティストごとにチームがあって、もちろん大小ありますけど、いろんなチームが楽しめる。だから、僕が中心のチームって感覚はあんまりないんです。
―「Central67」という名前ではあるものの(笑)。
木村:むしろ、助っ人みたいな感じですよね(笑)。
PORIN:そういう方が依存性は低いですよね。バンドはそこが難しくて、依存性が出てきちゃうんですよ。
木村:でも今はいろんなバンドを渡り歩いてる人が多いですよね。1人で複数やってるような人がすごい増えたなって思う。
―「バンドはもう時代遅れなんじゃないか?」みたいな議論が数年前からずっとありますけど、それこそ「チーム」として捉え直すというか、ひとつに依存するのではなく、メンバー一人ひとりが様々な場面で個性を発揮しているバンドが増えましたよね。今のAwesome City Clubであり、PORINさんもまさにそういう活動をしていると思うし。
PORIN:自分もバンドだけに依存したくないからyardenを始めたっていうのもあります。クリエイターの方々は基本的にみなさん大尊敬しているので、そういう人たちと一緒にもの作りをしたい気持ちも強くて。その意味でも、やっぱり大事なのは「人」ですね。
PORINがディレクターを務めるファッションブランド「yarden」のInstagramより
- リリース情報
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- Awesome City Club
『Grow apart』初回生産限定盤(CD+Blu-ray) -
2020年7月8日(水)発売
価格:4,730円(税込)
CTCR-14988/B[CD]
1. トビウオ
2. アンビバレンス
3. 最後の口づけの続きの口づけを
4. Heart of Gold
5. バイタルサイン
6. タイムスペース
7. Black and Blue
8. but×××
9. ブルージー
10. Okey dokey
11. STREAM[Blu-ray]
『Awesome talks –Nice Buddy Tour 2019- 2019.12.24 @ SHIBUYA WWW X』
1. 青春の胸騒ぎ
2. 4月のマーチ
3. アウトサイダー
4. 君はグランデ
5. ブルージー
6. タイムスペース
7. アンビバレンス
8. pray
9. Don’t Think, Feel
10. SUNNY GIRL
11. 今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる
EN1. Catch The One
- Awesome City Club
『Grow apart』通常盤(CD) -
2020年7月8日(水)発売
価格:3,080円(税込)
CTCR-149991. トビウオ
2. アンビバレンス
3. 最後の口づけの続きの口づけを
4. Heart of Gold
5. バイタルサイン
6. タイムスペース
7. Black and Blue
8. but×××
9. ブルージー
10. Okey dokey
11. STREAM
- Awesome City Club
- プロフィール
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- Awesome City Club (おーさむ してぃ くらぶ)
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2013年東京にて結成。POPS / ロック / ソウル / R&B / ダンスミュージック等、メンバー自身の幅広いルーツをMIXした音楽性を持つ、男女ツインボーカルの混成男女4人組。2015年4月8日に1stアルバム『Awesome City Tracks』をリリースし、iTunesロックチャートで1位を獲得するなど話題を呼び、デビューから「Awesome City Tracks」シリーズと題して、2年間で4枚のアルバムをリリース後、ベストアルバム~EP~フルアルバムをリリース。毎年コンスタントに全国ツアーも行いながら、国内外の大型フェスティバルにも多数出演。Awesome City Club以外でのメンバー個々の活動も盛んで、数々の楽曲提供やライブ・ツアーへの参加、またクリエイターやファッションブランドとの親和性も高くコラボレーション等も積極的に行っており、メンバー4人が様々なフィールドでバンド・個人共としてカルチャー的にもメインストリームでも注目を集める存在となっている。メジャーデビュー5周年となる2020年には更なる飛躍を目指し、レーベルを「avex / cutting edge」に移籍。更に2020年は「Welcome to Awesome City」と銘打った一大カルチャーフェス開催を目標に掲げている。
- 木村豊 (きむら ゆたか)
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1995年にデザイン事務所「Central67」を設立。CDジャケットを中心にミュージックビデオの監督や本の装幀、ツアーグッズ等のデザインを手掛ける。2002年に作品集『脳内TRANSPOSE Central67 Works』、2017年に『死んだらJ-POPが困る人、CDジャケットデザイナー 木村 豊』(江森丈晃著)を発表。スピッツ、椎名林檎、Superflyなど様々なアーティストのデザインに携わっている。
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