ティポグラフィカの後身バンドでもある、ギタリスト今堀恒雄が率いる3ピースアンサンブルUnbeltipo(ウンベルティポ)のニューアルバム『Uncle Bunny Tongue』が、3月3日にリリースされる。
1986年に今堀恒雄、菊地成孔らによって結成されたティポグラフィカは、オーガニックなポリリズムをコンセプトに、ビートに訛りと揺らぎを導入した革新的なサウンドと、卓越した演奏力で国内外で高い評価を得たバンド。解散後、今堀はプログラミングを中心としたソロワークとしてUnbeltipoを始動。その後、サポートメンバーとして、Altered Statesなどで活躍していたナスノミツル(Ba)、MONDO GROSSOからモーニング娘。まで幅広い活動で知られる佐野康夫(Dr)を迎え、強力なバンドサウンドを完成させた。
『Uncle Bunny Tongue』は、彼らがこれまでに練り上げてきたレパートリーを丹念なスタジオワークで再現したものであり、ほぼ全曲が10分以上の大作ながら、緻密な構成力で緊張感に満ちた独自の世界を作り上げている。強靭なサウンドはティポグラフィカさえも凌駕する、集大成的1枚と言えるだろう。