漫画家・楳図かずおが、歌手としてシングル『新宿烏』を7月27日にリリースする事がわかった。
『漂流教室』『おろち』『14歳』など数々の名作を送り出した恐怖漫画家として知られる楳図だが、ピアノを独学でマスターし、譜面も自ら書けるほど音楽に精通。過去に郷ひろみに詞を提供したほか、1975年には全曲全詞作曲のアルバム『闇のアルバム』をリリースするなど、音楽活動も行っていた。
タイトル曲の“新宿烏”は、漫画『おろち』の中で流しの少女歌手・佳子が歌う本格演歌。楳図かずおの作詞により実際に楽曲化され、2008年に公開された同名映画では女優の谷村美月によって歌われていたが、今回はガットギターと楳図自身による歌で本格演歌作品として仕上がっている。今回はガットギターと楳図自身による歌が披露されている。なお、カップリングの“ああ レディハリケーン”は、楳図が作詞を手掛けた近田春夫の名曲をカバーしたものだ。
さらに、同作の初回限定盤には「楳図かずおトレーディングカード」全7種類の中から1枚をランダムに封入。レアカードである「金のグワシカード」が出ると、楳図ハウスに招待されるという目玉企画が用意されている。
なお、75歳の誕生日を3日後に控えた8月31日には、ほぼ全曲作詞作曲のアルバムのリリースも予定している。