ピアノの調律師に光をあてるドキュメンタリー映画『ピアノマニア』が、2012年1月21日から東京・シネマート新宿ほか全国で順次公開される。
同作は、ピアノの老舗メーカーSteinway &
Sons社を代表するドイツ人調律師、シュテファン・クニュップファーの仕事ぶりを追ったもの。J.S.バッハ“フーガの技法”の録音を1年後に控えたフランスのピアニスト、ピエール=ロラン・エマールと、演奏に使用される名器の調律を任されたシュテファンによる、微妙な響きにまで及ぶ2人の「ピアノマニア」同士の濃密なやりとりが、丹念かつスリリングに描き出される。
また、中国の人気ピアニスト、ラン・ランから、引退を目前に控えた巨匠アルフレート・ブレンデルまで、シュテファンに信頼を寄せるピアニストたちのリハーサル風景も見どころとなる。なお、同作は全シーンがドルビーサラウンドで収録され、完璧な響きを徹底的に探求するシュテファンの手による音色の微細な変化を体感できるほか、出演者たちによる演奏も堪能することができる。
『ピアノマニア』
2012年1月21日からシネマート新宿ほか全国で順次公開
監督:リリアン・フランク、ロベルト・シビス
出演:
シュテファン・クニュップファー
ピエール=ロラン・エマール
ラン・ラン
ティル・フェルナー
クリストフ・コラー
アルフレート・ブレンデル
ジュリアス・ドレイク
イアン・ボストリッジ
リチャード・ヒョンギ・ジョー
アレクセイ・イグデスマン
クリストフ・クラーセン
ロビアス・レーマン
マリタ・プローマン
ルドルフ・ブッフビンダー
配給:エスピーオー
(画像:©OVAL Filmemacher / WILDart FILM)