ペトリ・ルーッカイネン監督・脚本のセミドキュメンタリー映画『365日のシンプルライフ』が、8月から東京・オーディトリウム渋谷ほか全国で公開される。
監督の実体験に基づいて制作されたという同作は、フィンランド・ヘルシンキに住むペトリが、失恋により自分の持ち物をリセットすることを決意し、1年間にわたって実験的な生活を送る姿を描いた作品。所持品を全て倉庫に預け、1年間何も買わずに毎日1つだけ倉庫から物を持ち出すというルールを自らに課したペトリは、物を選ぶことを通じて、やがて「自分の人生に本当に必要な物は何か」という問いの答えを見出していく。
昨年フィンランドでの映画公開時には、ペトリの実験を試みる多数のフォロワーを生み出した同作は、17歳からテレビCMやPVの制作に携わるルーッカイネン監督の長編映画デビュー作となる。
なお、5月24日には場所を選ばず誰でもフリーマーケットを開くことができるという、2012年からフィンランドで開催されているイベント『クリーニングデイ』が、神奈川・鎌倉で開催。会場の鎌倉・旅する仕事場では、『365日のシンプルライフ』の上映会とワークショップが行われる。
作品情報
『365日のシンプルライフ』
2014年8月からオーディトリウム渋谷ほか全国公開
監督・脚本:ペトリ・ルーッカイネン
音楽:ティモ・ラッシー
出演:ペトリ・ルーッカイネン
配給:パンドラ+kinologue
(画像:©Unikino 2013)