世界と日本の紙の特集記事「今だからこそ知っておきたい『紙』」が、6月6日に刊行されるデザイン誌『デザインのひきだし22』に掲載されている。
同特集では、日本の印刷用紙だけでも9000種以上あると言われている「紙」をテーマに据え、国内外の最新情報から伝統ある紙、これから注目の紙などをサンプルと共に紹介。ブックデザイナーの名久井直子が和紙づくりの手漉き工房や機械抄き工場を訪ねる越前和紙の里のレポートや、紙選びの際に重要となる紙見本帳の入手方法などが掲載される。
付属するサンプルは、2013年から2014年に新たに発売された46種類の紙のサンプルをはじめ、改めて注目したい紙59種類、色紙に蛍光インキを刷るとどうなるかを実験した「紙×インキ・トライアル」の実物12枚、スポットワックス加工のサンプル、紙厚比較早見表の最新版など合計100枚以上。なお表紙には、不要になった紙幣古紙を原料の約半分量として用いた紙「お札混抄紙」が使用されており、最大で約53,000円分の元紙幣が表紙の素材になっているという。
(画像:『デザインのひきだし22』表紙)