ウニ原作のオカルトホラー小説『師匠』シリーズが、実写映画、テレビアニメ、テレビドラマ化されることがわかった。
『師匠』は、2003年から2ちゃんねるで発表され、現在までに113作品以上が投稿されている短編小説シリーズ。2013年から片山愁によるコミカライズ版の連載が『ヤングキングアワーズ』でスタートしたほか、2014年には書籍化もされている。物語は、主人公の大学生・ウニが、サークルで出会った霊感を持つ先輩「師匠」に導かれながら様々な都市伝説や心霊現象に直面していく、というもの。
今回制作が明らかになった実写映画版は、『エコエコアザラク』などのドラマや、オムニバス映画『ユメ十夜』などで知られる清水厚が監督。脚本を小中千昭が手掛け、2016年に劇場公開される予定だ。テレビアニメ版およびドラマ版も2016年内に放送されるという。また、『師匠』シリーズ映像化プロジェクトのティザー映像も公開。アニメーションと実写を融合した同映像内では、プロジェクトのイメージキャラクターを務める高杉真宙がウニ役を演じている。
清水厚のコメント
この原作は、現在も進行中である。オカルト現象は続いているのだ。
そのオカルト世界を映像化しよう、共に見に行かないか?彼らが何を怖れ、何を愛し、何に怒り、何を夢想し、何を嘆き、何を笑い、何に失望し、何に焦がれたのかを。
それらを取り巻く人々の姿を、その先に何があるのかを。小中千昭のコメント
清水厚監督から誘われるまで、『師匠シリーズ』の存在を私は知らなかった。
読んでみるとこれがべらぼうに面白かった。実話系ホラーの新しいスタンダードだと思う。
映像化脚色では、どれだけ原作のニュアンスを維持出来るかに腐心し、旧世代作家としての意地も見せたいと思っている。高杉真宙のコメント
僕はアニメが好きなので、実写とアニメがコラボするこのプロジェクトのイメージキャラクターとして参加できた事をとても嬉しく思っています。
撮影した時はまだアニメ部分が出来ていなかったので想像で演じたのですが、実際に出来上がった映像を観て、アニメの世界の中に自分がいるのが、不思議な感覚でした。
とても綺麗な映像になっていると思いますので、ぜひたくさんの方にご覧頂けると嬉しいです。